結婚やお子さんの出産を機に、「一戸建てを購入したい」と思い始める方は多いのではないでしょうか?
購入する際、「本当に自分たちに合った間取りなのか分からない」「物件を内覧しても今住んでる所より広いのでどの物件も良く見える」などと迷ってしまう方もいるでしょう。
一口に一戸建ての物件と言っても新築、中古の物件など様々です。
今回は、東京で自分たちに合った中古一戸建てを購入する際の基本的なポイントをお伝えします。
東京で憧れの一戸建て!日当たりを確認してみよう!
東京で憧れの一戸建てを購入しようと思ったとき、暗い家ではなく明るく日当たりの良い家に住みたいと思うでしょう。
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日当たりが良い南道路の物件は人気があるため、北道路の物件よりも高くなります。
日当たりは設備のように交換できるわけではないので、最初に確認しておくことが大切です。
日当たりを確認する際は、天気が良い場合と悪い場合、どちらとも確認しておくと良いでしょう。
また、中古一戸建ての物件情報に南道路を記載されていても、イメージした明るさではない物件もあるので不動産会社の方と一緒に確認してください。
「そんなに細かいことまで不動産会社に確認していいの?」と思うかもしれませんが、不安なことや気になることがありましたらお気軽に聞いてみてください。
分からないことがありましたら、不動屋さんが確認して丁寧に教えてくれますよ。
東京で学区内の中古一戸建てを見つけるためのポイントを確認してみよう
東京には小学校が近くに複数ある地域もありますが、お子さんのいる家庭でしたら、希望の学区内での一戸建ての購入が理想ですよね。
売却された一戸建てが中古物件として販売されますが、物件の売却を考えるタイミングは人それぞれです。
そのため、いつどんな中古の一戸建てが販売されるのか予想がつかないので、希望の条件に合う物件に巡り合うのはなかなか難しいです。
しかし、希望の条件に合う物件を見つけるポイントが3つあります。
①不動産会社に相談をする際、学区指定で探していると伝える
希望の学区を伝えておくと、その学区内の新着情報を教えてくれます。
②複数の不動産会社に相談する
接客してくれる担当営業の接し方や話し方を見て「この人になら一生に一度の大きな買い物を任せられる」と思えた方の不動産会社を選びましょう。
③希望の学区境界から少し離れた場合は、市役所に確認する
気に入った物件が希望の学区境界から少し離れてしまったという場合は、一度市役所に確認してみることもおすすめします。
東京のエリアにもよりますが、学区境界から離れていても通える範囲内なら通学可能になる場合もあるからです。
そして、気に入った物件があったらぜひ内覧してみてください。
いろいろな物件を見ることで、本当に良いなという物件に出会えた時に購入への大きな一歩を踏み出せるでしょう。
毎日の家事がしやすい一戸建ての間取りを考えてみよう
東京で中古の一戸建てを購入する際は、間取りも気になるでしょう。
部屋の数だけでなく、掃除や洗濯がスムーズにできるのか、子供とのコミュニケーションが取りやすいかなどを考えながら間取りを見ると、生活しやすい家なのか判断しやすくなるでしょう。
以下に例を挙げます。
①洗濯機置き場から干す場所までの距離
東京の物件は庭が狭いことも多いため、洗濯物を干す場所が取れない場合があります。
また、例えば3階建ての物件で、水回りが1階で干すスペースが3階やルーフバルコニーにしかない場合、毎日重い洗濯物を運べるのか検討しましょう。
②洗濯物を干すスペースの確認
家族分の洗濯物が干せるスペースがあるか確認しましょう。
③階段がどこにあるか
リビング内に階段があって子供部屋が2階にある場合、子供が帰って部屋に行くまでに顔を見ることができるのでコミュニケーションが取りやすいです。
しかし、子供の部屋に友達が行く場合、リビングを通るのでプライベートな部分を見られてしまいます。
上記のように、気に入った物件の間取りを見ながら1日どのように生活するのか、今ある荷物はどこに片付けようかな家族で話し合うことから始めましょう。
中古物件の設備をメモしておくことがおすすめ
東京の同じエリアの中古一戸建てでも、設備は物件によって違いますので、内覧する際はどんな設備がついているのかメモしておくことをおすすめします。
①玄関の鍵
カードキーの場合、ドアにかざすタイプとカバンに入れている状態でも開閉が可能なものがあります。
また、ドアを施錠後、内側のつまみを取り外せる鍵もあります。
これは、子供が鍵のつまみを回して開けてしまうのを防止するためにとても便利です。
②浴室乾燥機の有無
浴室乾燥機があると、梅雨の時期など天気が悪い時でも洗濯物を乾かすことができます。
③網戸の有無
夏に風を入れるために窓を開けた際、虫が入らないようにする為に必要です。
この他にも完成している物件を購入後、引っ越しをした後に物件に設置されていないことに気づくことがあります。
購入する側からしたら生活に必要な最低限の設備は設置されているものだと思いますが、設置されていないものは物件価格に含まていません。
購入後、住んでから設置されていないことに気づき、追加設置する際はお金がかかる場合があります。
購入する前に気になる物件は内覧を希望し、設備で気になることがありましたら不動産会社にきちんと確認してみてください。
駅から近い東京の一戸建てのメリット・デメリットを知ろう
駅からの距離も一戸建ての中古物件を購入する際は気になる部分でしょう。
特に東京ですと近いほど良いというイメージがありますが、駅が近いメリット・デメリットをご紹介します。
●メリット
・通勤、通学に便利
・電車で遠出する際に便利
・車がなくても生活できる(駐車場のない物件も選択肢に入れられる)
●デメリット
・騒音
・物件価格が高い
・狭いことがある
メリット、デメリットは住む方のライフスタイルや考え方によって変わりますが、注目する部分は駅から近ければ近いほど物件価格が高くなることです。
「この金額を払ってでも駅の近くに住みたいのか?」を考え家族で話し合うことで、自分達が希望している欲しい物件の条件がはっきりするでしょう。
中古一戸建てを購入する不安を相談して一つ一つ解決していきましょう
一戸建ての購入は、人生の中で一番高価な買い物である場合が多いでしょう。
「自分はローンが組めるのか」「支払いはできるのか」と不安になるかと思いますが、そんな時はまず銀行に相談してみることです。
また、一戸建ての中古物件を購入する際、ローンを組むための条件の中に「建築基準法の条件を満たしているか」というものがあります。
昭和56年に新しい耐震基準が施行されたため、それより前に建てられた物件は新しい耐震基準を満たしていない可能性があるので確認しましょう。
銀行では中古物件を購入する際、勤務先や年収などの確認を行い、どのくらいの金額のローンが組めるのか教えてもらうことができます。
しかし、銀行によって金利も多少違いますので、複数の銀行に審査をしてもらい、自分たちにとって条件の良い銀行を選びましょう。
東京には信用金庫もたくさんあるので、そちらでも審査してもらうことができます。
ローン金額の上限や月々の支払いの目安を知ることで、理想の物件を見つけやすくなります。
どんな物件が自分達には理想なのか?
一戸建ての購入は大きな買い物です。
場所や日当たり、間取りなど、希望の条件を整理した上で不動産会社に相談をしましょう。
また、家事動線や設備も大事です。
中古物件であればすでに家が建っていて、設備も付いているので、実際の生活をイメージしながら内覧をすると良いでしょう。
ローンを組む際は、ローン金額の上限や月々の支払いの目安を確認しておくと、条件に合う物件を見つけやすくなります。