名古屋には何度か行ったことがありますが、出会いに恵まれたのか「いい人が多い」というイメージがあります。
あたたかい方が多く、都会的な中にも親しみやすさがあり、変化し続けている街という印象です。
そんな名古屋で新築マンションを購入、あるいは建設して賃貸経営をはじめようと思っている方などに、名古屋の魅力や新築マンションならではのお悩み、確認するべきことなどをお伝えしています。
名古屋で新築マンション購入!どんな街なのか
名古屋には、マンション経営をスタートする舞台としておすすめできる点がたくさんあります。
交通の利便性が高く、東京と大阪両方へのアクセスがいいですし、地下鉄の路線網も発達しています。
市民が集まるスポットが名古屋駅周辺と栄エリアにギュッと集中したコンパクトシティなので、あちこち回る必要がなく便利です。
山・川・海にも遊びに行きやすく、アウトドア好きな方やファミリー層にとって魅力的なスポットに恵まれていますし、都市開発も進んでいて、2018年には「ららぽーと長久手」がオープンしました。
名鉄名古屋駅地区の再開発も進んでいます。
大企業の工場が数多くあることから、転勤で訪れるビジネスマンも多く、そのまま永住を決めてしまうケースもあります。
仕事に困ることがなく、活気にあふれた名古屋で新築マンションを買おうと考える方が多いのも頷けます。
名古屋で賃貸マンション経営を成功・失敗した事例から学ぶ
「名古屋でマンション経営をしよう」と考えているのであれば、上記のおすすめポイントはすでにご存じかもしれません。
その他にも、名古屋ならではの美味しい食べ物や、戦国武将をモデルに結成された「名古屋おもてなし武将隊」など、たくさんの魅力的なことがあります。
とは言え、これだけ好条件がそろった名古屋ですから、ライバルが多いことや落とし穴があることも想定しておかないといけないでしょう。
不動産投資にも関心が高まっている今、投資に踏み切るためにはさまざまなリスクも想定しておくべきです。
「保険や年金だけでは不安」という心理を利用して「投資用マンションを」と近づいてくる営業マンも少なくありません。
自分で調べることも第三者に相談することもせず、営業マンを信用してマンション購入後に入居者を募集したところ、家賃を下げないと集まらなかったという事例もあります。
いくら素晴らしい新築マンションを紹介されても、魅力的なプランに説得力があっても、ローンや維持費、リフォーム費用を払っていくのは自分です。
営業マンという「人」ではなくバックも見て、一つの企業として信頼できるかという視点で判断することも大切です。
また、しっかりと物件について自分自身で調べ、長期的な戦略を立ててから決めるべきでしょう。
新築マンションはメリットだけじゃない
マンションを購入して不動産投資をはじめるなら、リスクを想定しておくことが重要だとお伝えしました。
先に述べた「入居者が集まらない」ということの他にも、「ローン返済額は現実的か」「資産価値が高く売却しやすいか」などのことは、最低限考えておく必要があります。
名古屋は不動産経営を成功させる条件のそろった街だとお伝えしましたが、すべての地域が住みやすいわけではありませんし、今後の都市開発によって事情が変わってくることも考えられます。
また、新築マンションにこだわりすぎないようにしましょう。
新築マンションの場合、設備が新しくて耐震性が高くキレイな物件が多くなります。
「これなら入居者もすぐに見つかる」と考えて、多少無理をしても購入を決断するかもしれません。
しかし、価格が高い分、好立地で恵まれたマンションを見極める目を磨くことが求められます。
名古屋には利便性の高いマンションがたくさんありますし、周辺環境などがネックになり家賃を下げないといけないこともあります。
「新築だから」という理由だけで、安易に購入することはやめましょう。
中古・新築にかかわらず物件の価値を判断する目を
予算を考えると、「新築マンションよりも中古マンションを購入したほうがいいのでは?」と考えることもあると思います。
中古マンションなら入居率を確認することができますので、きちんと調査していれば失敗しにくいでしょう。
しかし、建物が思っていた以上に老朽化していたり、大規模リフォームが必要だとすると、多額の維持費・リフォーム費用がかかってしまいます。
入居者を満足させるために「これさえあれば」という設備、設計になっていれば、極端に家賃を下げなくても高い入居率を保てる可能性があります。
しかし、出口戦略が見えない限り、あまりにも古い物件は避けた方が安全です。
名古屋の不動産投資で新築マンションと中古マンション、どちらのほうが得だということは一概には言えませんが、冷静に物件の価値を判断することがリスク回避につながります。
マンション購入前に計画を立てよう
新築マンションにせよ、中古マンションにせよ確認するべきなのは、「諸費用にどのくらい出せるか」ということです。
購入費だけでなく、登記や保険、取得税、維持費などを念頭に置いて計画を立てるべきです。
具体的には、自己資金は購入費用の3割程度と考えておくといいでしょう。
1割以下でも融資が受けられることがありますが、後々自分の首を絞めないように考慮する必要があります。
自己資金の他に、「年収に見合った物件か」ということも確認が必要です。
不動産投資だけでなく、すべての投資で言えることですが、成功して億万長者になれるケースもあります。
名古屋で好条件がそろった場所に新築マンションを建てて、一部屋10万円の家賃設定でも常に満室、さらに立地のいい所有物件を増やして年収1億という事例もあります。
しかし、それは一握りです。
現実的なプランを建てて、爆発的な収入増にはいたらなくても、出口戦略で成功して資産を増やすことができるというのも成功の形です。
名古屋で賃貸経営!味方はインターネットで見つけられる?
名古屋でマンション経営をしようと思っている方に向けて、「新築マンションの価値を見極める目を磨く」ということをおすすめしましたが、簡単なことではありません。
便利な時代になったもので、今ではインターネットで自分にあった投資プランや、特定のマンションの口コミなどを調べられます。
マンションの購入や建設を予定している地域など簡単な条件を入力すれば、おすすめの会社を検索できるサービスもあります。
そうしたページから、「ベストな不動産会社」に無料で相談することができます。
とは言え、インターネットで得た情報をすべて信用してしまうのも危険です。
利用者数の多い大手のサイトを選び、個人情報の入力前によく確認し、「ベスト」のように思える不動産会社が出てきてもフラットな目で見ましょう。
自分で調べたり決めることが苦手な方も多いと思いますが、そうした方にとっては特に、インターネットやSNSから得た情報をすぐに信頼することにはリスクがあります。
webサービスを利用するなら同時に、そこから得る情報が信用できるか調べてみるといいでしょう。
名古屋で不動産投資を成功させるために
名古屋は遊びに行くにしても、不動産投資という視点で考えても魅力的な街です。
その分ライバルが多いですし、甘い言葉で近づいてくる人もいるかもしれません。
賃貸経営に特別リスクが高いというわけではありませんが、運悪くババを引いてしまうこともあるようです。
個人で調べられる情報や、遠くてもつながれる人が増えた分、成功につながるものだけを残す判断力が求められます。