アパートへの引っ越しを検討しているカップルや夫婦は、どのような間取りにするかもうお決まりですか。
ここでは、さまざまな活用法がある「2DK」の間取りのアパートをおすすめします。
2DKは配置する家具をよく選び、また適した場所に置くことで、快適に生活を送ることができます。
メリットがたくさんある2DKのアパートで、快適な二人暮らしを目指しましょう。
2DKとはどんな間取り?二人暮らしに向いてる?
まず、2DKの間取りについて把握していきましょう。
2DKはDK(ダイニング・キッチン)と居室が2つある間取りのことを言います。
DKの大きさは6畳以上10畳未満となっており、居室2つの大きさは特に定義はありませんが、一般的には6畳くらいであることが多いです。
よく似た間取りに2LDKがあげられますが、2LDKはLDK(リビング・ダイニング・キッチン)と居室が2つある間取りのことを言い、DKよりもLDKの方がスペースが広いという特徴があります。
その分、家賃も高い傾向にあります。
では、2DKの間取りに関してですが、どのような人に向いている間取りなのでしょうか。
2DKは、カップルや夫婦などの二人暮らしに向いています。
また、居室が2つあることから、二~三人くらいの家族でも居住できるようになっています。
万が一、この先子供が生まれても、家具の配置などを変えればそのまま住み続けることが可能でしょう。
また、2DKで一人暮らしをする方も中にはいらっしゃいます。
在宅の仕事をしている、収納すべき荷物が多い、趣味に没頭できる部屋が欲しいなど、その理由はさまざまですが、一人暮らしの部屋の家賃にしては少し高くなりやすいため、よく検討することをおすすめします。
2DKのメリットを知って正しく家具を配置しよう
2DKのアパートでの二人暮らしを検討していると、どのようなメリットがあるのか気になるところでしょう。
ここでは、2DKのメリットをまとめてご紹介します。
●家賃が安い
2DKは比較的築年数が経過したアパートが多く、その理由もあって1LDKや2LDKよりも家賃が安い傾向があります。
家賃を抑えて貯蓄すると決めて、あえて2DKのアパートに入居を決めるカップルも少なくありません。
●DKの臭いがほかの部屋に届きづらい
キッチンで料理をすると、あとに残った臭いが気になるものです。
料理によってはなかなか臭いが取れないこともありますが、2DKであれは居室2つと扉で分けられているため、臭いが届きづらいでしょう。
●人を気軽に呼べる
2DKであれば、DKの家具の配置をリビングのようにすることで、友達などを気軽に呼びやすくなります。
また居室を寝室としていた場合、扉を閉めていれば目につく心配もないでしょう。
2DKのアパートで二人暮らし!デメリットはある?
2DKで二人暮らしをするのなら、メリットを知ると同時にデメリットも把握しておきましょう。
以下でデメリットをまとめてご紹介します。
●築年数が古い物件が多い
先ほどは家賃面でメリットとなった築年数の古さですが、内装や配管の劣化が見られる物件も存在します。
気になる方は、2DKでもリフォーム済のアパートを探すことをおすすめします。
その際は、部屋の内装だけでなく、配管も新しいものに交換されているかチェックしておきましょう。
●光熱費の問題
古い物件ではエアコンが各部屋に設置されていないことが多く、1つのエアコンで2つの部屋を冷やさなければならない状況もあります。
部屋がドア1つでつながっている場合は、部屋全体がなかなか冷えず、エアコンの稼働効率が悪くなり電気代が上がってしまうことが予想されます。
エアコンを各部屋に設置する場合は実費となるため、よく検討しましょう。
●スペースの使い方が難しい
2DKは小さな部屋がくっ付いてできている間取りなので、それぞれの部屋の使い方をきちんと決めないと、スペースが余ってしまう部屋と、もので溢れかえる部屋が極端になります。
最初に部屋のレイアウトを考えて、家具の配置をしていきましょう。
これについては次項で詳しくご説明します。
2DKの二人暮らしの基本レイアウト!家具の配置のおすすめ
ここでは、2DKの基本的な二人暮らしのレイアウトを考えていきましょう。
2DKの間取りを活かして家具を配置することが、快適に生活するポイントとなります。
まずはDKと居室2つの使い方を最初に決めていくことになりますが、DKは食事を取る「ダイニング」、居室の1つをくつろぐ「リビング」、もう1つを「寝室」に決めましょう。
DKにはダイニングテーブルとチェアを置き、スペースに余裕があれば小さめのテレビも設置します。
こうすれば、朝の忙しい時間にも、朝食やお弁当をつくりながらニュースや天気予報などの情報を知ることができるでしょう。
作った食事はすぐそばのダイニングテーブルで食べるため、生活動線に無駄がありません。
また、居室のリビングにはソファ、テレビ、観葉植物などを置きましょう。
ソファは3シーターほどある大き目のタイプがおすすめです。
大人の男性が横になって休めるタイプのソファを選び、ゆったりとテレビを楽しみましょう。
リビングにもテレビがあれば、カップルでそれぞれ好きな番組を楽しむことができます。
リビングは、あくまでくつろぐ空間を目指すことが重要です。
そして最後に寝室ですが、ベッド以外のものをなるべく置かないようにしましょう。
落ち着いた空間を目指すには、シンプルな部屋にすることが大切です。
また、お互いの睡眠を邪魔しないように、シングルベッドを2台並べ、マットレスや掛け布団はそれぞれ別にすることをおすすめします。
2DKの収納のおすすめ術!棚を配置して見せる収納に
築年数が古い2DKでは、収納が少ない間取りも多いでしょう。
二人暮らしをすると、衣類や荷物は二人分です。
ここでは、2DKでの収納の工夫をご紹介していきます。
●棚付き家具を活用する
備え付けの収納が少なければ、棚付きの家具を配置して活用しましょう。
ベッド下収納や、収納力のある大きなテレビボードなど、家具に付随した収納を活用するのがおすすめです。
収納棚を配置すると場所をとるため、あくまでも収納がメインではない家具選びがポイントとなります。
●壁を利用したスタッキングシェルフ
無印良品などで販売している、スタッキングシェルフを壁付けにして使用するのもおすすめです。
こちらは見せる収納として、本やタオルなどを収納でき、なおかつ圧迫感がありません。
あまり見られたくない小物などは、バスケットにまとめて入れてシェルフ内に収めましょう。
こうすることで、一体感が出ておしゃれに見せることができますよ。
考えよう!2DKで二人暮らしをした際の居室2つの使い方
続いては、2DKのアパートで二人暮らしをする際の、2つの居室の使い方を考えていきましょう。
先ほどは「リビング」と「寝室」として提案しましたが、それ以外の活用法になります。
●1つを作業部屋にする
居室の1つを作業部屋として、仕事をしたり、趣味の部屋として活用しましょう。
集中して作業をしたい時、居室であればパートナーに邪魔されることなく没頭することができます。
机やパソコンなどを配置して、作業のはかどる部屋にすると良いでしょう。
●それぞれの個室にする
2つの居室をそれぞれの個室として使用する方法です。
プライベートな空間を持つことは大事ですが、それ以上に生活リズムのずれは、相手へのストレスへと繋がります。
それぞれの部屋にベッドを配置すれば、深夜に帰宅する仕事でも、相手に配慮することができるでしょう。
この場合、普段はDKが活動する場所となるため、ダイニングテーブルにはL字ソファなどを合わせて、くつろげるダイニングを作りましょう。
DKにソファがあれば、食事をとらない時もソファでくつろぎながらテレビを見ることができます。
2DKでの二人暮らしはレイアウトを考えてから家具を配置!
2DKのアパートは比較的家賃が安いため、これから貯蓄する予定のカップルや夫婦におすすめの間取りです。
実際に部屋を決めたら、どの部屋をどのように活用するのか最初に考えましょう。
何も考えずに引っ越しをすると、もので溢れかえる部屋が出てきてしまう可能性が高いです。
おすすめなのは、DKを食事スペースの「ダイニング」、居室をくつろぐ「リビング」と「寝室」にすることです。
そして各部屋に合った家具を配置することで、快適な生活を送ることができるでしょう。