1DKはコンパクトで使い勝手がよく家賃が安いことも多いので、一人暮らしの方には持ってこいの間取りです。
新生活をスタートするときは、「自分だけの特別な部屋にしたい!」と思う方が多いのではないでしょうか。
一口に「1DK」と言っても、キッチンや部屋の広さは物件によって異なるため、レイアウトに悩んでしまうことがあるかもしれません。
そこで今回は、コンパクトなダイニングキッチンでも快適に使うことのできるレイアウトのポイントや、居室の使い方についてご紹介していきます。
キッチンのレイアウトで悩む!「1DK」ってどんな間取り?
一人暮らしをスタートさせる際、不動産会社などで、どのような間取りがいいか悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなときに「一人暮らしの人に向いている部屋」ということで、1DKを紹介されるかもしれません。
また、他にも一人暮らし向きの部屋として、1Kや1LDKの部屋も紹介されることがあるでしょう。
1Kは1つの居室があり、その他にキッチンスペースがある間取りです。
1DKとの違いは、「キッチンのあるスペースの広さ」です。
1LDKとの違いも同様ですが、「1K<1DK<1LDK」の順になっており、具体的には次のようになっています。
・4.5畳未満:1K
・4.5畳以上8畳未満:1DK
・8畳以上:1LDK
このように、1DKのダイニングキッチンの広さには幅があります。
これほどまでに広さが異なると、おすすめするレイアウトについては難しいところですが、今回はどちらかというとコンパクトな物件を対象としてお話ししていきます。
狭くてもダイニングキッチンを快適に使えるレイアウトのポイントを、次項からご紹介していきます。
コンパクトなダイニングキッチン!1DKレイアウトのポイント
コンパクトなダイニングキッチンのある1DKで一人暮らしをスタートさせる場合、快適に使うには少々工夫が必要になってきます。
このように聞くと「不便だから、工夫しなければならないのか」と考えてしまいそうですが、一概にそうは言えず、工夫の仕方によっては、広いキッチンよりも使い勝手のいい空間になるかもしれません。
1DKで生活を始めたら、帰宅してまず目に入ってくるのがダイニングキッチンであることがほとんどです。
そのため、ここがまとまりがなかったり散らかってしまっていると、決していい気分ではないでしょう。
そこで、どのようなレイアウトをすることで、使い勝手のいいダイニングキッチンにすることができるのかご紹介していきましょう。
近年では、100円ショップで販売されているものをはじめ、キッチンで使うと大変便利なものが多く販売されています。
例えば、小さなシンクでも問題なく使うことができる折り畳み式の水切りラックや、伸縮できるスライドラックなどです。
これらを使うことで、キッチンで調理をしないときにはスッキリと見せることができます。
また、冷蔵庫とキッチンの間にわずかな隙間がある場合も、そこに合った大きさのキャスター付きラックを使うことで収納スペースを確保することができます。
1DKだとダイニングテーブルが邪魔!?カウンターをテーブル代わりに
コンパクトな1DKのダイニングスペースでは、ダイニングテーブルを置くのが難しいことがあります。
先ほどもお話したように、小さな1DKの場合では約4.5畳~の広さになるため、テーブルを置くとそれだけで部屋がいっぱいになってしまいます。
このような場合、レイアウトに悩んでしまうことでしょう。
こういった間取りの部屋では、まずキッチンスペースに注目してみます。
キッチンにカウンターがついているようであれば、そこをダイニングテーブルの代わりとして使いましょう。
カウンターをダイニングテーブルの代わりにすることで、必要になるのはスツールだけなのでスッキリと見せることができます。
ここで注意したいのが、「テーブル代わりにカウンターを使っているため、不要な小物(雑誌やペンなど)を置いてしまう」ということです。
このようになってしまうと、食事をとるスペースが確保しにくくなってしまう上に、乱雑な印象になってしまいます。
この場所はあくまでも「キッチン」ですので、このようなものはカウンターに置かないようにしましょう。
ダイニングキッチンにカウンターがない1DK!折り畳み式家具が便利
1DKのキッチンに必ずしもカウンターがあるというわけではありませんよね。
ダイニングテーブルを置くことが難しく、キッチンにもカウンターがない場合には、折り畳み式のテーブルとチェアを使うことがおすすめです。
これは、キャンプ用品やガーデンテーブルとして販売されていることが多いです。
近年では、おしゃれなデザインのものが多く販売されているので、ダイニングスペースを素敵にレイアウトすることができます。
特に、キャンプ用品として販売されているものは、強度がありながらおしゃれに作られています。
しかも使わないときには畳んで部屋の片隅に収納しておくことができるので、ダイニングを広く使うことができます。
このように工夫することで、ダイニングキッチンがコンパクトであっても、快適に過ごすことができます。
1DKでおすすめ!ダイニングキッチンをリビングとしても使うレイアウト
ここまで、1DKのダイニングキッチンのレイアウトのポイントなどについてお話してきましたが、まだ具体的に「どうレイアウトしたらいいのかわからない」という方も少なくないでしょう。
そこで、コンパクトな1DKのダイニングキッチンレイアウトの例をあげてみます。
もちろん、物件や好みによって使い方は様々ですが、おすすめは「ダイニングを小さなリビングとして使う」という方法です。
ダイニングキッチンの他にある1つの居室は、寝室として使うことが多いでしょう。
つまり、1DKの間取りの部屋というのは、そもそもリビングに当たるスペースがありません。
4畳ほどのダイニングではなかなか難しいかもしれませんが、少し広めであれば、ダイニングを中心とした生活をすることも可能です。
例えば、小さめのテーブルやチェアをダイニングに置き、そこからの視線の先にテレビが見えるようにレイアウトするといった感じです。
この他にも、テーブルは小さめで背の低いものにして、床にはラグを敷き、クッションなどを揃えてみるとリラックスできるレイアウトになるでしょう。
1DKの居室のレイアウト!ベッドを中央に
ここまで、1DKのダイニングキッチンのレイアウトについてお話してきましたが、最後に居室の使い方についてもお話していきます。
先ほどもお話したように、この居室は寝室として使うことが多いです。
仕事や勉強をして疲れて帰ってきたら、寝室で良質な睡眠を取りたいですよね。
快適な寝室として使うことのできるレイアウトには、どのようなものがあるのでしょうか。
ある程度の広さがある居室なら、ベッドを部屋の片隅にレイアウトする方法がおすすめです。
しかし、コンパクトな居室で、ベッドを部屋の片隅にレイアウトしてしまうと不自然な印象になってしまうこともあるので、その場合は思い切って中央に置いてみましょう。
ベッドの両サイドに照明をつけると、グッとおしゃれな雰囲気になります。
また、居室を広く見せたい場合には、ローベッドを選ぶことをおすすめします。
このようなものであれば視線を遮りにくく、圧迫感を感じにくいでしょう。
1DKのダイニングキッチンは工夫次第で快適に!
1DKのダイニングキッチンがコンパクトな場合、収納スペースに悩んでしまうことはもちろん、その使い方にも悩んでしまうことが多いものです。
一人暮らし初心者の方であればなおさら、レイアウトに苦戦してしまうかもしれません。
しかし、ちょっとした工夫で快適に過ごせる部屋となります。
自分の使いやすい部屋になるようにレイアウトをしてみましょう。