誕生日やクリスマス、ハロウィンなどのイベントがあると、部屋の中を装飾して楽しむ人は多いですよね。
壁やドアは、オーランドや風船を貼り付けて飾りつけすると華やかです。
窓には「ジェルシール」を貼って、お洒落に飾りつけるのもよいでしょう。
この、窓に貼るジェルシールですが、保存方法や剥がし方に少しコツがいるというのです。
どのようなものなのか、特徴なども併せてご紹介していきましょう。
窓に貼るジェルシールとはどんなもの?
ジェルシールとは、窓に貼り付ける専用のシールのことです。
別名ジェルジェムとも呼ばれ、ケーキの飾りつけに使用していたゼリーを、ふざけて窓に貼り付けたことが、その始まりと言われています。
今では多くのメーカーがジェルシールを販売しています。
見た目がカラフルなものが多く、ゼリーのようにふっくらとしており、どの色も透明感があります。
そのため、窓に貼り付けると程よく光を通して、ステンドグラスのようにきれいに見えるでしょう。
デザインもたくさんあり、花柄や蝶々、ハートなど、装飾したいコンセプトに合わせて選べるようになっています。
ハロウィンならばオレンジのカボチャや黒いゴースト、クリスマスなら緑のツリーや赤いサンタクロースなど、季節感を出すことも可能です。
このようにジェルシールは、さまざまな用途に合わせて、住宅の窓をお洒落にデコレーションすることができるシールなのです。
ちなみに、長期間窓に貼っていると直射日光の影響を受けるので、使用する際は長くとも数週間くらいで位置を貼り替えることをおすすめします。
ジェルシールは保管方法が大事
イベントの際に窓をジェルシールでデコレーションしたら、イベントが終わった後は剥がさなけれなばりません。
そして正しい保管方法で保管しなければなりません。
まず、ジェルシールの基本の保存方法ですが、「元の貼ってあったジェルシールの袋に戻す」のが良いでしょう。
最初の状態は、シール台紙に貼りつけられていることがほとんどなので、その台紙にジェルシールを戻しましょう。
ジェルシールは不向きな台紙に貼ってしまうと、その台紙から剥がせなくなったり、無理に剥がすとシール自体が破れてしまったりするのです。
元のシール台紙が見つからない場合は、クッキーなどを焼く際に使う「オーブンシート」や「クッキングシート」を使用しても良いでしょう。
また、ジェルシールは乾燥に弱いです。
そのため、オーブンシートなどを使用する際は、ジップロックなどに入れ、密閉させると長持ちさせることが可能です。
または、ラップで包むというのも有効でしょう。
正しく保管すれば、ジェルシールは3年くらい持つと言われています。
イベントのたびに毎回ジェルシールを買うのでは勿体ないので、毎年使用できるように、丁寧に保管作業を行いましょう。
ジェルシールの保存場所のおすすめは?
ジェルシールの保管方法についてお話ししましたが、保存場所に向いているのはどのような場所なのでしょうか。
まず、頭に入れておきたいことは、ジェルシールは「高温に弱い」ということです。
温度の高い場所でジェルシールを長期間保存をしていると、溶けてべたべたとしてしまうことが多いのです。
そのため、直射日光が当たる場所、高温になりやすい場所は避けるように注意しましょう。
当然ですが暖房機器のまわりにも置いておかないように注意しましょう。
また、ジェルシールはイベントの際に飾りつけすることが多いので、普段は使用しませんよね。
すると、久しぶりに窓をデコレーションしようとした際に、保管した場所が分からなくなってしまうケースが非常に多いのです。
これを防ぐために、「イベントグッズ」専用の箱を用意しましょう。
そこにジェルシールやクリスマスツリーなどの季節ものをまとめて保管しておくのです。
そして日の届かない納戸や押し入れで保管します。
こうすれば、「あのアイテムはどこに行ったのか」などと悩むこともなくなるでしょう。
窓に貼ったジェルシールの剥がし方は?
住宅の窓をお洒落にデコレーションできるジェルシールですが、剥がす際に溶けた1部が窓ガラスに残ってしまうことがあります。
これは100均ショップなどで購入した安価なジェルシールに多い傾向があります。
では、窓に残ったジェルシールはどのように剥がしていけば良いでしょうか。
用意するものは消しゴムです。
残ったジェルシールの部分を消しゴムでこすっていってください。
窓に貼っていた期間がそれほど長くなければ、この方法できれいに剥がすことができるでしょう。
また、ヘラや固めのカードなどで剥がす方法もあります。
窓ガラスとジェルシールの隙間に入り込める、鋭利なカードが良いでしょう。
カッターやハサミでも剥がせますが、ガラスを傷つける可能性が高いため、あまりおすすめできません。
ジェルシールは窓以外に貼ってはいけない
すべてのジェルシールに該当することではないのですが、ジェルシールは窓以外に貼り付けると、さまざまな問題が発生します。
以下でジェルシールを貼る際の注意点をまとめてご紹介します。
●剥がれなくなる
ジェルシールは基本的に窓ガラスや鏡に貼り付けるようにできています。
それ以外の部分に貼ると、ジェルシールのオイルが付着し、シール自体が剥がれなくなってしまうことがあります。
●色移り
ジェルシールの被害で最も多いのが、この「色移り」です。
プラスチック素材のものにジェルシールを貼り付けると、たったの10分程でくっきりシールの色が移ってしまうのです。
プラスチック素材以外に色移りが多いのが、浴室の壁やユニットバスです。
小さな子供がいると、浴室の壁にジェルシールを貼って子供と遊ぼうと考えますが、この場合も壁にシールの色移りが起こります。
また、リビングなどの部屋の壁に貼って色移りしてしまった人も多いです。
では、この色移りはどのようにして落としたら良いのでしょうか。
次項でくわしくご説明していきましょう。
ジェルシールの色移りの落とし方とは?
窓以外にジェルシールを貼ると、色移りが起こってしまいます。
ここでは、なかなか落ちにくいジェルシールの色移りの落とし方をご紹介しましょう。
【用意するもの】
・除光液(成分がアセトンのもの)
・コットン
・ゴム手袋
【ジェルシールの色移りの落とし方】
まず、手荒れ防止のためにゴム手袋を装着し、コットンに除光液をたっぷり含ませます。
そして、色移りした場所に優しく押し当てましょう。
すると少しづつ色が薄くなり、コットンの方へ色が移動していきます。
同じコットンを使用し続けると色が広がってしまうため、その都度新たなコットンを使用してください。
この作業を何度か繰り返すと、ジェルシールの色移りを落とすことができるでしょう。
色移りが起こってから、どれだけ早い時間で落とし始めるかで、きれいに落とせるかが左右されます。
また、部屋の壁についた色移りを落とす際は、壁紙が除光液で傷んで変色してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
まずは、壁の目立たないところで試してから、問題なければ色移りを落としましょう。
窓をデコレーション!ジェルシールは正しく使用しよう
住宅の窓をお洒落に飾るジェルシールですが、使い方や保管方法にさまざまな注意点があります。
正しく使用しないと、色移りやシールの破損に繋がりますので、しっかりと頭に入れてから窓に貼り付けていきましょう。
先述した通り、正しく保管すれば、ジェルシールは3年は持つと言われています。
特別なイベントは毎年やってきますので、正しく保管して、窓をジェルシールで飾りましょう。
そして、毎年イベントを盛り上げましょう。