誰でも簡単!クッションフロア、壁紙の内装張り替えDIY!

長い時間を過ごす自分の部屋、どうせなら過ごし易い場所が良いですよね。

そんなときは壁、床などの内装張り替えDIYで自分らしい部屋を作ってみませんか?

DIYなんてやったことないという人でもわかりやすいように、内装DIYの代表的な床のクッションフロアの特徴や張り替え方、壁紙の特徴と張り替え方をご紹介します。

最近注目を集める内装張り替えDIYとは

日本の住宅、特に賃貸住宅は「間取り」「配置」「内装」「壁紙」など、似通った作りの部屋が多いです。

その理由の一つとしては、部屋のつくりや内装を統一することで施工や修繕などの管理を行いやすくする狙いがあります。

この考えはコスト削減にも繋がりますし合理的だと言えますが、住む側としては少し味気なく感じます。

やはり長い時間を過ごす自分の部屋だからこそ、落ち着ける空間にしたいですよね。

そうした人たちの間で、それならば自分で部屋の内装を張り替えてしまおう、と注目されているのが今回ご紹介する内装張り替えDIYです。

DIYという言葉は英語で「Do It Yourself(ドゥイットユアセルフ)」の頭文字をとった言葉です。

日本語で「自分でやる」という意味で、専門業者じゃない人が自分で製作をしたり修繕をすることを意味しますので、「日曜大工」に近いですね。

内装の張り替えDIYは、そんなよくある部屋を「自分の手で」「自分の好みや生活スタイルに合わせた部屋」にすることを目的としています。

賃貸住宅では部屋を退去する際に元に戻すという前提があるので「賃貸だから内装をDIYするのはちょっと…」という方でもお気軽に試せるよう、元に戻し易いDIYの方法を中心にご紹介していきたいと思います。

内装DIYをしよう!①クッションフロアで床の張り替えをするおすすめポイント

内装DIYというと壁紙を浮かべる人が多く、意外とみなさん知らないのが床の張り替えDIYです。

後述しますが床の張り替えDIYには様々なメリットがあり、クッションフロアという床材を使う事でDIY初心者の方でも簡単に敷く事が出来るので是非おすすめしたいDIYです。

「クッションフロア」というのはビニール製でクッション性のあるシート状床材のことです。

本来接着剤などで床に固定しますが、両面テープでも充分ですし、敷いておくだけでも意外とずれたりしないので賃貸の内装DIYでも気兼ねなく使うことができます。

ビニール製なので耐水性が高く、洗面所やトイレなどでよく使用されていますね。

構造としては裏打ち材に不織布やビニール層があり、中間に発泡層、表面に透明ビニールなどを張り合わせたものです。

中間に発泡層があることで、名前の通りクッション性の良さが売りですが、その他にも下記でご紹介するようなメリットが沢山あるので上記で説明したものと併せてご紹介します。

◆おすすめポイント

・デザインが豊富

木目のフローリング柄や、大理石の模様など様々なデザイン、質感で販売されています。

和室では畳の上からフローリング調のクッションフロアを敷くことで、洋室の雰囲気にする方も多いですね。

・耐水性、撥水性が高い

表面がビニール製で水に強く、掃除も楽なので小さなお子さんのいるご家庭にもおすすめです。

・防寒性、遮音性が高い

クッションフロアは発泡層があることで床からの冷たい空気や、振動による音の軽減を期待出来ます。

特に下の階への物音が気になる賃貸物件では、掃除をする際や物を落とした時など音の響きが結構変わるのでおすすめですよ。

内装DIYをしよう!②クッションフロアで床の張り替えで注意する点

DIY初心者でも張り替えやすく内装のイメージをがらりと変えられるクッションフロアですが、気をつける点もあるのでご紹介します。

・家具などの重いものを載せると跡がつく

高いクッション性が災いして、ダイニングテーブルやソファなどの重いものを置くと簡単に凹んでしまいます。

時間が経てば多少戻りますが元に戻らない可能性も高いため、目立つ場所にはあまり重たい家具を置かないようにしましょう。

・隙間に弱点がある

壁の際やクッションフロア同士の継ぎ目など、床とクッションフロアの隙間に水が侵入した場合、きちんと水を拭いておかないとフローリングが痛む可能性があります。

クッションフロアがビニールで出来ているため透水性が低く、水分の蒸発を妨げてしまうのが原因です。

特に冬の時期の窓際などの結露が発生する場所ではフローリングを腐らせてしまったり、過度に傷つけてしまうと賃貸の場合は修理費を請求される恐れがあるので注意しましょう。

後述する「コーキング材」を打っておくと、水の浸入を塞いでくれるので効果的です。

内装DIYをしよう!③クッションフロア張り替え方法

では、実際にどのように張り替えれば良いのか、賃貸でも張り替えられる両面テープとマスキングテープを活用したDIYの例を挙げてご説明します。

◆必要なもの

・クッションフロア
・ヘラ
・カッターナイフ
・マスキングテープ
・両面テープ
・あれば長尺の定規
・ローラー

◆張り替え手順

1.まずは床の掃除をして綺麗にしましょう。

内装にゴミが残っていると接着不良や床の傷の原因になります。

2.クッションフロアの仮置きをして、壁や柱の凹凸にあわせてカットしましょう。

その際、へらなどを使って角を出してカットすると上手に出来ます。

3.2枚目を仮置きして、同じように壁や柱に凹凸にあわせてカットしましょう。

その際、一枚目と二枚目を重ねるように仮置きして、柄が合うようにしましょう。

4.一度クッションフロアをめくり、クッションフロアの両端(壁際)から等間隔で床にマスキングテープと両面テープを貼っていきましょう。

その際クッションフロアが重なる部分にも貼るのを忘れないようにしましょう。

5.両面テープを剥がしたら、曲がらないようにゆっくりとクッションフロアを貼っていきましょう。

出来るだけ空気が入らないように端から丁寧に抑えるのがポイントです。

6.気になる場合はローラーなどを使って空気を取り除きましょう。

7.2枚目も同様に貼っていきましょう。

8.全て貼れたら1枚目と2枚目の重なっている部分で同時にカットしてジョイントしましょう。

9.ここで終了でも良いですが、クッションフロア同士の隙間や壁との間にコーキングをうっておくと水をこぼしても安心です。

内装DIYをしよう!④壁紙の張り替えをするおすすめポイント

内装の壁紙は部屋に入った人の視野に真っ先に入ってくるので、まさしくお部屋の第一印象を決めるといっても過言ではありません。

例えば、黒系統の色に張り替えればシックな大人のイメージの部屋に、暖色のパステルカラーで柔らかな落ち着いたイメージに、と壁紙を変えることで部屋の雰囲気が大きく変化します。

また、壁紙は柄や色だけではなく様々な張り方をする事で自分らしい部屋を作る事が出来ます。

例えば、「奥の一面」だけを濃い色の壁紙に張り替えて部屋の奥行きを演出したり、縦や横に「部分的に壁紙」を張ることでアクセントにするのも面白いですね。

白一面の壁紙の中に、少し変化をつけるだけでもかなり印象が変わりますよ。

最近は賃貸でのDIYが人気なこともあって最初からテープや糊のついた壁紙や、綺麗にはがせる糊など簡単便利な壁紙も多く販売しています。

しかし、そうした壁紙では柄や色合いなどの種類の選択が狭まってしまいますので、今回は「普通の壁紙」をマスキングテープと両面テープを活用して貼る方法をご紹介したいと思います。

内装DIYをしよう!⑤壁紙の張り替え方法

では、実際に壁紙をどのように張り替えれば良いのか、賃貸でも張り替えられる両面テープとマスキングテープを活用したDIYの例を挙げてご説明していきたいと思います。

◆必要なもの

・壁紙
・メジャー
・ヘラ
・カッターナイフ
・マスキングテープ
・両面テープ
・ローラー

◆張り替え手順

1.まずは壁の掃除をして綺麗にしましょう。

内装にゴミが残っていると接着不良や傷の原因になります。

2.メジャーなどを使って高さを測り、壁紙をプラス10センチくらいの長さでカットします。

壁紙は上から下へ張っていくので、横の長さを測らないように注意しましょう。

3.画鋲などのピンを使って、壁紙を仮置きします。

この際に、柄なども合わせておくことでスムーズに張ることが出来ます。

4.壁紙を少しめくりながら、壁や壁紙の端を縁取るようにマスキングテープと両面テープを貼っていきます。

5.天井と床に壁紙が5センチ程度余るように、ゆっくりと張り替えしていきます。

6.ローラーや箒などを使って押さえつけましょう。

7.張り終えたら、ヘラのようなもので角を出してカッターでカットします。

8.2枚目以降は前の壁紙と重なるように張り、重なった部分を1枚目と2枚目同時にカットすることで綺麗に張ることが出来ます。

誰でも出来る内装張り替えDIY

内装張り替えDIYの代表的な床材と壁紙についてご紹介しました。

床材と壁紙は、想像以上に簡単に張り替えられることができます。

最初は例えばトイレなどの狭い空間のDIYから始めたりするのも良いですね。

初めての方でも気軽に挑戦していただければと思います。