引っ越しをする際に必ずしなければならないのがテレビの接続です。
「テレビ無しでは生活できない!」という人も多いと思います。
この記事では、マンションでテレビを見るために必要なテレビの接続方法について解説しましょう。
テレビの接続作業はマンションの方が楽
管理面の楽さなどから、最近はマンション暮らしを好む人が増え、戸建てからマンションに移り変わる人も多いそうです。
引越しをすると、新居で新たな作業がいくつか発生しますよね。
その中でも、高い優先順位でほとんどの人が行うのはテレビの接続作業ではないでしょうか。
テレビを見るための方法は、マンションやアパートなどの「集合住宅」か「一戸建て」かによって大きく異なります。
「一戸建て」の場合は新築か中古かなどで違いはありますが、自分であらかじめ準備が必要なケースもあります。
マンションやアパートなどの「集合住宅」の場合、かなり古い物件でない限りはテレビを見るための環境が整備されていることがほとんどなので、自分でやるべき作業は多くはありません。
テレビに限らず、様々なインフラ整備が集合住宅の方が一戸建てに比べると楽です。
これもマンションに代表される集合住宅の一つのメリットと言えますね。
ただし、作業が少ないとは言ってもある程度は自分で接続作業がしなくてはなりません。
この記事では、後程テレビの接続方法を詳しくご紹介します。
これからマンション暮らしを検討されている方やマンション暮らしすることが決まっているという方は、この記
事をぜひ参考にして頂ければと思います。
快適なマンション生活を送るには欠かせないテレビの存在
テレビは多くの人が必ずと言ってもよいくらい保有している家電のひとつですよね。
ご家庭によっては2台、3台、お風呂用や外出時用等を含めると家族の人数よりも多くのテレビをお持ちのご家庭もあるようです。
「テレビがないと困る!」という方もきっと多いはずです。
引っ越しなどで家を移る場合、新居で再びテレビの接続作業が必要になります。
引っ越し直後は色々な手続きが必要となり、何かと忙しいものです。
そんな時に「接続方法が分からなくてテレビが映らない!」、「接続に必要なものが足りない!」などと慌ててしまいストレスを溜めることがないように、事前準備をしっかりして引っ越しに挑みたいものですね。
基本的には電波が届いており、アンテナなどに異常がなければ地上波テレビはちゃんと映ります。
マンションの部屋にあるアンテナ端子にケーブルを差し、もう片方をテレビの背面にある接続口に接続するというシンプルな作業だけで大丈夫なことが多いでしょう。
ただし、アンテナ端子の形状は実は1種類というわけでは無く、様々な種類があります。
この形状によって必要な部品や作業内容は異なるため、自分がこれから住むお部屋のアンテナ端子の形状はしっかり確認しておいて下さい。
F型アンテナ端子のテレビの接続方法
一般的に、テレビとアンテナを接続するためのコネクタとして使われているものをF型アンテナ端子を呼びます。
F型アンテナ端子は部屋の壁に設けられており、ケーブルでテレビとこのアンテナ端子を繋ぐことによりテレビ放送を観ることができるのです。
マンションのお部屋にF型アンテナ端子が2つあった場合、大抵はコンセント部分に丸い接続口が上下に1つ並んでいるタイプです。
地上波放送だけを見たい場合はアンテナケーブルが1本必要です。
片方をアンテナ端子に差し、もう片方をテレビ背面の「地上波」の差込口に差し込みます。
BSやCSも見たい場合は、アンテナケーブルは2本必要となります。
2つあるF型アンテナ端子のうちのもう1つにケーブルを差し込み、テレビ背面の「BS/CS」差込口に差し込めばBSやCSも見ることが出来ます。
F型アンテナ端子が1つだけあるタイプの場合は、途中で枝分かれする分波器を使ってレコーダーの「地上波」と「BS/CS」の差込口につなぎます。
これによって地上波とBS/CSを見ることが可能となります。
古いマンションに多いテレビの接続方法
新築マンションや比較的新しいマンションではほとんどF型アンテナ端子が設置されています。
ただし、古いマンションやアパートに引っ越しをした場合は、直付端子のアンテナが設置されていることがあるかもしれません。
この場合必要になるのは、直付端子用の未加工アンテナケーブルです。
テレビ背面の「地上波」の差込口にアンテナケーブルを繋ぎ、差込みましょう。
また、これもほとんど見かけることはありませんが「フィーダー端子」という古いタイプのものも稀に残っているようです。
この場合、直付端子と同様アンテナケーブルに加えて、整合器というものが必要になるなど、さらに複雑な作業が必要となってしまいます。
機械部品に詳しくなく、自力では接続作業が難しい場合は、プロの力を借りてみてもよいかもしれません。
古いテレビアンテナ端子を交換することも可能
古いテレビアンテナ端子だと、BSやCSに対応していないことがあります。
また、劣化による不具合が発生する可能性があります。
それでもBSやCSを見たい場合や不具合が発生した場合は、古いアンテナ端子を交換する必要があります。
古いアンテナ端子は交換することができます。
交換は簡単にできますので、自分でもできなくはない作業です。
ただし、賃貸マンションの場合は注意してください。
壁面に傷がつくなどのトラブルが後々発生する可能性がありますし、そもそも作業が禁止されている場合もあります。
作業をする前に、大家さんや管理会社などに事前に必ず確認するようにしましょう。
作業の許可が出たら、プロの業者に依頼するという手もあります。
費用はかかりますが、素人が作業するよりプロの業者に依頼したほうが安全で確実です。
費用も比較的安い価格設定にしている良心的な業者もありますし、何より手間や時間を省けるというメリットがあります。
交換を検討している人は利用されてみてはいかがでしょうか。
マンションでBSやCSを見たい場合
テレビを利用している人の多くは、地上デジタル放送、いわゆる「地デジ」を主に見られているのではないでしょうか。
しかし、BSやCSと呼ばれる放送にも魅力的な番組が多いのです。
BS放送は一般家庭で視聴されることを目的とした放送衛星を利用した放送で、ハイビジョン番組が中心になっています。
一方CS放送は通信衛星を利用した放送で、専門番組を中心に放送しています。
BSやCSは、海外スポーツの生中継や地上波では見られないバラエティ番組など、興味深い内容のものが多いのです。
これらを視聴するにはまず専用アンテナが必要になりますが、マンションに住んでいる場合はこのアンテナがあらかじめ装備されていることも多いようです。
自分でアンテナを購入して設置する手間が省けて便利ですね。
最近のテレビは地上波・BS・CSのチューナーが内蔵されていることが多く、壁面のテレビアンテナ端子にケーブルを接続するだけで視聴可能となります。
テレビの接続方法をおさえて快適なマンション生活を
普段当たり前に観ているテレビですが、テレビを観るためには事前準備が必要です。
部屋に設置されているアンテナ端子や受信環境によって、テレビの接続方法は変わります。
日常生活にテレビが欠かせないという人は、新しいマンションに移り変わってからテレビがつかないと焦ることのないよう、必要なものや接続方法はあらかじめ確認しておくようにしましょう。