転勤などで大阪の街に住む場合、どこの街を思い浮かべますか?
土地勘がないと、どこの街が住みやすいのかわかりませんよね。
一戸建てに家族と住む場合、「子育てがしやすい」「通勤に便利」「買い物がしやすい」など、快適に暮らすにはさまざまなポイントを考える必要があります。
それでは、総合的に見て、どこの街が住みやすいのかランキング形式でご紹介していきましょう。
子育て世代におすすめ!「一戸建てで住みやすい大阪の街」ランキング1位は?
箕面市(みのおし)は、繁華街から離れているので、静かで落ち着きのある関西でも有数のベッドタウンです。
駅の北側には、日本滝百選に選ばれた「箕面大滝」のある箕面山があり、自然豊かで治安も良いエリアなので、子育て世代にはおすすめです。
そして、なんと言っても、交通の便の良さがランキングを押し上げたポイントのひとつでしょう。
鉄道は阪急箕面線が通っており、電車は10分間隔で出ていて、梅田駅まで乗り換え1回30分ほどで行けます。
また、箕面駅が始発なので通勤・通学時は座って楽に通うことができますし、終電で寝て帰っても乗り過ごしてしまうことがありません。
2020年には、「北大阪急行南北線」が開通予定なので、より交通の便が良くなるでしょう。
バスも7路線通っていて、急行バスもあり、とても便利です。
国道や高速道路も近くを走っているので、車の移動も楽にできます。
箕面市は、大阪では珍しく自然豊かな街ですが、交通に関してはかなり充実しています。
買い物にも便利で、駅周辺にスーパーが何軒かあるので毎日の買い物に便利ですし、近くに大きなショッピングモールもあるので、買い物には困りません。
地価もあまり高くないので、家族で一戸建てに住むにはとても暮らしやすい街と言えるでしょう。
「一戸建てで住みやすい大阪の街」ランキング2位は「茨木市」
大阪の住みやすい街ランキング2位の茨木市(いばらきし)は、大阪市と京都市の間に位置しています。
こちらは箕面市と違い、大阪と京都の「ちょっとリッチなベッドタウン」として人気の街です。
この街は、ニュータウン事業で開発された「茨木サニータウン」や「国際文化公園都市(彩都)」が建てられ、これからも住みやすさに期待ができるエリアです。
この街の特長は、「緑豊かで落ち着いた街並みであること」「大阪市内や京都方面への交通の便が良いこと」「買い物がしやすいこと」でしょう。
また、通常の落ち着いた住宅街だけではなく、駅周辺にはカラオケやダーツなどの娯楽施設も充実していて、「「住む」「遊ぶ」がエリア内でできる、バランスの良い街です。
公園なども多いので、一戸建てで三世代同居するにも向いている街だと言えるでしょう。
交通に関しては、JR東海道本線、阪急京都本線に加え、大阪高速鉄道のモノレールも走っています。
大阪駅や梅田駅までは約20分、京都の中心地までは約30分で行けるので、通勤や通学にも便利ですね。
また、毎日の買い物にはスーパーや商店街がありますし、休日のお出掛けなどにはショッピングモールと、便利に使えるお店が充実しています。
商業施設が充実!「一戸建てで住みやすい大阪の街」ランキング3位は?
大阪の住みやすい街ランキング3位は、天王寺(てんのうじ)とあべののエリアです。
あべのは「あべのハルカス」が有名ですが、その他にも商業施設がとても充実していて、たくさんの人で賑わっています。
街の中でなんでも揃えられますが、難波や梅田へもアクセスしやすいエリアです。
交通に関しては、JRの「関西本線」「阪和線」「大阪環状線」、大阪メトロは「御堂筋線」「谷町線」が走っていて、その他に近鉄の「南大阪線」、阪堺電気軌道の「上町線」と大変便利です。
賑やかなイメージの天王寺あべのエリアですが、古くからのお寺も多く、静かな住宅地もたくさんあります。
しかし、その住みやすさから一戸建て物件の空きはなかなかなく、あったとしても他の地域と比べて価格は高くなります。
また、天王寺・あべのエリアは、文教地区としても知られていて、私立の中学や高校の有名校があり、子育て世代には大変注目されている街です。
治安に関しては、繁華街は近いですが、警察が頻繁に巡回しているので、基本的には悪くありません。
「一戸建てで住みやすい大阪の街」ランキング4位は空港が近いあの街
自然が豊かで住みやすい豊中市(とよなかし)が、大阪の住みやすい街ランキング4位です。
兵庫県伊丹市と隣り合っている豊中市には、両市をまたがるようにして建てられた伊丹空港(大阪国際空港)があります。
急行に乗れば「千里中央駅」から、大阪モノレールで10分ほどで伊丹空港まで行けるので便利です。
豊中市は、他府県からの転入者が多い地域なので、一戸建てに住むにも馴染みやすい街と言えるでしょう。
また、自然豊かで教育熱心なエリアなので、乳幼児や未就学児への子育て支援も充実しています。
医療に関しても大きな特長があり、世界トップレベルのスキルを持つ救急隊や、適切な医療が受けやすい「ドクターカー」などのサービスが充実しています。
病院の受け入れ態勢も充実しており、急病の時にも安心です。
治安も良く、駅周辺には商店街があり、駅直結のショッピングモールもあるので、買い物しやすい環境です。
飲食店も多くあるので、外食にも困りません。
交通に関しては、阪急「宝塚線」「神戸線」「箕面線」があり、北大阪急行電鉄は「南北線」、大阪モノレールも走っています。
また、梅田駅までは、急行なら2駅約12分と大変便利です。
「吹田市」が「一戸建てで住みやすい大阪の街」ランキング5位
大阪の住みやすい街ランキング5位は、吹田市(すいたし)です。
吹田市は、緑の多い美しい住宅地として人気が高く、子育て世代が多く、一戸建てに移り住んだ新しい住民も馴染みやすいと評判です。
「大阪大学」や「関西大学」などをはじめとした学校も多くあり、教育環境が充実しています。
また、吹田市では「安心・安全の都市づくり宣言」をし、頻繁なパトロールで治安維持に努めているので、安心して暮らすことができます。
健康や医療にも力を入れていて、「健都(けんと)」をキャッチフレーズに「北大阪健康医療都市」の整備を進めています。
交通に関しては、JR吹田駅から大阪駅までは約10分、地下鉄の江坂駅から梅田駅までは約11分と、通勤や通学には大変便利です。
また、北千里駅は始発駅なので、座っての通勤通学が可能です。
難波、天王寺方面や京都、兵庫方面へも行きやすいので、買い物もしやすく、新大阪駅にも近いので、新幹線で全国各地へ行くのも気軽にできます。
自動車では、吹田JCTは高速道路が交わる道路交通の要所となっているので、こちらも便利です。
そして、吹田市と言えば、「万博記念公園」です。
有名な「太陽の塔」をはじめ、「日本庭園」や「自然文化園」を楽しむことができます。
大阪は住みやすい街ランキング世界3位!
これまで、大阪の住みやすい街をランキング形式で見てきました。
商人の街として栄えてきたので、繁華なイメージの強い大阪ですが、緑の多い地域もあり、三世代一緒に一戸建てで住める落ち着いた地域もあることが、お分かりいただけたかと思います。
さて、そんな大阪ですが、イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによるランキングでは、2018年「世界で最も住みやすい都市」として、140都市中3位になりました。
ちなみに、トップ3は次の通りです。
1位:ウィーン/オーストリア
2位:メルボルン/オーストラリア
3位:大阪/日本
このランキングは、「安定性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の5つのカテゴリー、30項目で評価されます。
2017年は、トップ10圏外だった大阪ですが、「公共交通機関の利便性」や「犯罪発生率」に改善が見られたことが評価され、躍進の結果に繋がりました。
なお、同じくトップ10圏外だった東京も、カナダのトロントと並んで7位になっています。
トップ10にはオーストラリアが3都市選ばれていますが、次いで日本が2都市選ばれたのは喜ばしいことですね。
このことからも大阪は住みやすい街と、胸を張って言えるでしょう。
大阪は利便性が良く家族で安心して住める街
大阪の住みやすい街をランキングにして見てきましが、いかがでしたか?
聞いたことのある街やはじめて聞く街もあったかと思います。
大阪は大都市ですから、どこも交通の便は良いので、自然が多い、医療や教育に関して充実しているなど、それぞれの街の特長をよく知って、自分や家族が住みやすい街を選んでください。