1LDK賃貸をレイアウト!赤ちゃんが過ごしやすい空間を目指す

夫婦で1LDKの賃貸に住んでいた場合、赤ちゃんを授かったという理由で、慌てて引っ越す必要はありません。

手狭と感じる1LDKですが、赤ちゃんを中心とした部屋作りをすることで、赤ちゃんと両親双方にとって過ごしやすい空間にすることが可能です。

今回は赤ちゃんと過ごすための部屋の作り方や、おすすめの1LDKのレイアウトをご紹介していきます。

1LDKで赤ちゃんと暮らすことはできる?

1LDKは夫婦で暮らすには十分な広さです。

広めのリビングダイニングと独立した1部屋があるため、寝室と生活スペースをはっきり分けることができる間取りです。

夫婦で住んでいる1LDKに赤ちゃんが加わるとなると、2人から3人に増えるわけですから、狭く感じるのは当然でしょう。

手狭になったからといって慌てて引っ越しする方がいますが、1LDKでも「赤ちゃんのスペース」をきちんと作れば、赤ちゃんと快適に暮らすことが可能です。

部屋の狭さでストレスを感じることは少なく、むしろ、常に目の届く範囲で育児ができるというメリットが生まれます。

赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごすため、ママは家事をしながら赤ちゃんの様子を見ることができます。

また、赤ちゃんは2、3時間おきに目を覚ますことが多いため、すぐに気が付いてあげることも可能です。

赤ちゃんの着替えや、おむつを替えるときも、最少の移動で済み、赤ちゃんを待たせることも少なくなるでしょう。

部屋を赤ちゃん用のレイアウトにしつつ、自分の生活スペースを確保できれば、今までとそれほど変わらずに暮らすことができます。

赤ちゃんと過ごす部屋作り!レイアウトのポイント

ここでは赤ちゃんと1LDKで生活するための、部屋作りのポイントをご紹介していきます。

安全に暮らすために以下のポイントを押さえましょう。

●目の届きやすいレイアウトにする

新生児の時は寝かせた状態のまま動きませんが、寝返りがうてるようになると、目についたものは何でも口に入れようとします。

昨日まででできなかったことができるようになり、大人の想像以上のことを赤ちゃんは行います。

事故や怪我を防ぐため、日ごろから目の届きやすい空間にしておきましょう。

ローテーブルなどは極力置かず、赤ちゃんのいる場所は広いスペースを確保しましょう。

●柔らかい素材を選ぶ

赤ちゃんは体に対して頭が大きいので、おすわりや立ち上がった時にバランスを崩してよく転倒します。

そのため、赤ちゃんのスペースは柔らかい素材のものを選ぶようにしましょう。

床はカーペットの下にジョイントマットなどを敷き、テレビ台などには保護用のクッション材を貼り付けておきましょう。

こうすることで、万が一転倒した際の衝撃を抑えることができます。

リビングをレイアウト!赤ちゃんの遊びスペースを作ろう

赤ちゃんが普段過ごす場所はリビングが多いですよね。

1LDKのリビングをレイアウトして、赤ちゃんの遊びスペースを作ってあげましょう。

広い場所にただカーペットを敷いて赤ちゃんを置いておくのではなく、ベビーゲートなどを使って囲いを作りましょう。

ベビーゲートをうまく使えば、リビングに赤ちゃんだけの遊びスペースができあがります。

こうすれば脱出したり怪我をする心配は少なく、ママも安心して過ごすことができるでしょう。

また、ベビーゲートがあれば、リビングは赤ちゃんスペース以外は散らからないため、部屋が荒れることも少なくなります。

大人は部屋が荒れると心も荒れてしまいがちです。

赤ちゃんとママ、お互いにメリットがあるため、リビングにはぜひベビーゲートを設置しましょう。

注意点として、ベビーゲート付近には次のようなものは置かないようにしてください。

・小さなもの
・壊れやすいもの
・触られたくないもの
・落下の危険があるもの
・赤ちゃんがケガをする恐れがあるもの

怪我や誤飲する可能性のあるものは避けておきましょう。

1LDKの寝室をレイアウト!赤ちゃんはどこで寝る?

続いて、1LDKの寝室のレイアウトについて考えていきましょう。

赤ちゃんは日中リビングで過ごしますが、夜寝るときは寝室へ移動させることをおすすめします。

よく昼夜が逆転してしまう赤ちゃんがいますが、昼夜のメリハリつけて区別するためにも、夜は寝室で眠らせるようにしましょう。

おすすめなのは、夫婦のベッドの隣に赤ちゃん用のベッドを横づけして眠るレイアウトです。

この時、赤ちゃんのベッドが移動式のキャスター付きベッドであれば、寝かせたままリビングへ移動させることができます。

新生児の時期は特に重宝するでしょう。

また、よく布団やベッドで赤ちゃんと添い寝して眠る方もいますが、大人用のベッドで赤ちゃんと添い寝すると、赤ちゃんが落下する可能性があります。

さらに、布団でもベッドでも言えることですが、大人の寝返りに赤ちゃんが巻き込まれる可能性もゼロではありません。

そのため、夜は赤ちゃん専用のベッドで寝かせた方が、大人も安心して眠ることができるでしょう。

1LDKで部屋を広く見せるポイントとは?

赤ちゃんと過ごすと手狭だと感じることがある1LDKですが、レイアウトを工夫するだけで狭さはかなり改善されます。

ここでは部屋を広く見せるポイントをご紹介していきましょう。

●家具の配置に気を付ける

背の低い家具を置く、大き目の家具は壁に寄せるなどの方法がありますが、なるべくものを置かないことが大事です。

収納できるものはすべて収納し、ローテーブルは片付け、食事はダイニングテーブルでとりましょう。

そのほかに「視線の抜け」を意識すると良いでしょう。

部屋に入った時に、奥まで視線が抜けるように家具を配置すると、ぐっと広く見せることができます。

●収納と一体化の家具を選ぶ

これから家具を買う方は、収納の多い家具を選ぶようにしましょう。

テーブルに引き出しがついている、ソファーの座面が収納になっているなど、すっきりしたリビングを目指すなら収納をうまく利用しましょう。

●色味で広く見せる

暗い色よりも明るい色の方が膨張効果があるため、部屋を広く見せる傾向があります。

白やライトグレーなどの色合いでリビングを統一すると、広く見せるだけでなく、明るくて清潔なイメージの部屋にすることができるでしょう。

赤ちゃんと1LDKで暮らせるのはいつまで?

ここまで、赤ちゃんと1LDKで暮らすためのレイアウトなどをご紹介してきました。

では、赤ちゃんが何歳くらいになるまで、1LDKで家族で暮らすことができるのでしょうか。

以下で目安をご紹介します。

まず、そのまま3人家族の予定であれば、小学校に上がるくらい(6歳くらい)までは大丈夫でしょう。

その理由は、小学生になると学習机の購入により部屋が狭くなるという点があげられます。

学習机を購入しなくても、宿題や勉強を集中して行うプライベートな場所が必要になってきます。

そうなると、2LDKくらいの広さは必要となるでしょう。

また、6歳以下であっても、兄弟が生まれた場合は1LDKでは手狭と感じます。

リビングが狭いと上の子供が赤ちゃんを怪我させてしまう恐れもありますので、1LDKよりも広い間取りの賃貸へ引っ越すことをおすすめします。

1LDKでも赤ちゃんと一緒に生活できる

1LDKの部屋であっても、赤ちゃんと夫婦の3人であれば、生活することは十分可能です。

レイアウトとして気をつけることは、赤ちゃんのスペースをきちんと作り、大人のスペースと分けるということです。

こうすることで大人のスペースは散らかることなく、今までと同じように生活することができるため、ストレスを感じにくいでしょう。

また、赤ちゃんの過ごすスペースはベビーゲートなどをつけ、安全に考慮して作るようにしてください。