大家さんに挨拶に行くときお菓子などの手土産は必要?

アパートやマンションなどの賃貸物件に引っ越すことになったら、「大家さんに挨拶に行くべきか」について悩む方もいるかと思います。

もし挨拶に行くとすれば、お菓子などの手土産などを持参したほうが良いのでしょうか。

この記事では、賃貸物件の大家さんに挨拶へ行くときに持参する「手土産」についてお話ししていきます。

賃貸物件に引っ越ししたら大家さんに挨拶はするべき?

アパートやマンションなどの賃貸物件に引っ越すことが決まったら、多くの方が「大家さんに挨拶に行ったほうが良いのか」と悩まれるかと思います。

結論から申しあげれば、「大家さんに挨拶は行ったほうが良い」です。

部屋を貸してくれたお礼の意味でも、ぜひ伺っておきましょう。

物件によっては住んでいる間に大家さんと関わる機会は少ないかもしれませんが、何か物件内で問題事や困ったことが起きれば、大家さんに頼ることもあるかと思います。

また、大家さんは家賃のやり取りをする関係でもありますから、なるべくしっかりとした関係性を築いていくほうが、賃貸物件で安心した生活がしやすくなります。

その第一歩として、引っ越し日に大家さんに挨拶へ伺うことがベターといえるのです。

このとき、お菓子などの手土産を持参するべきかでも悩まれるかと思いますので、これについては後ほどお話ししていきます。

大家さんに挨拶に行くタイミングはいつ頃が良い?

それでは、これから住む賃貸物件の大家さんに挨拶へ行く場合、どのタイミングで行くのが良いのでしょうか。

まず挨拶に行く日にちですが、極力「引っ越し日」に行くことをおすすめします。

引っ越し日は引越し業者が搬入作業するなどで、バタバタしていることかと思いますが、早い段階で挨拶に行ったほうが良いといえます。

とはいえ、いつでも行って良いというわけではありません。

あまりにも夜遅い時間に行くのは失礼になることもありますので、できれば10時~18時の間の時間帯に行くのが良いですね。

もし18時よりも遅くなってしまった場合は、翌日に行くようにしましょう。

また、引っ越しはバタバタすることが多く、なかなか挨拶に行けないということもあるかと思います。

しかしどんなに遅くなっても、引っ越し日の1週間以内に伺うのが常識の範囲内とされていますので、時間をみつけて伺うようにしましょう。

挨拶が遅くなってしまった場合は、「ご挨拶が遅れて申し訳ありません」と一言添えると良いでしょう。

そして大家さんに挨拶に行くときには、手土産を持参することが大人のマナーともいわれています。

手土産はお菓子でも問題ないでしょうか。

次項でお伝えしていきます。

大家さんに挨拶に行くときに手土産は必要?お菓子で問題はない?

大家さんに引っ越しの挨拶へ伺うとき、手土産についても悩まれるかと思います。

そもそも持って行くべきなのか、またどんな品物を持って行けば良いのか、などあれこれ悩まれることでしょう。

まず大家さんに挨拶へ伺うときの手土産は、持って行かなくても構いませんが、マナーを意識するなら持って行ったほうが良いといえます。

そして、どんな品物を持って行けば良いのかについては、「あっても困らないもの」を選ぶことが理想とされています。

やはり定番とされるのはお菓子で、挨拶時の手土産には形が残らないものを選ぶのが良いといえるでしょう。

お菓子を持参する際は、賞味期限が短いものですともらった大家さんが困ってしまう場合もありますので、なるべく1か月以上の期限があるものを選ぶと良いでしょう。

あまりにも高額であることが分かるような品物ですと、大家さんに余計な気を遣わせてしまう可能性もありますので、1,000~2,000円程度のものが良いかもしれません。

手土産にお菓子を避けたほうが良いことも…

大家さんへの引っ越しの挨拶の際の手土産は、お菓子が定番ともいわれていますが、避けたほうが良い場合もあります。

まず、お菓子は挨拶時の手土産の定番でもあるため、自分だけでなく多くの入居者がお菓子を持って行きます。

そのため、「大家さんのお家はすでにもらったお菓子でいっぱい」なんてこともよくあるようです。

また、大家さんのなかには、糖尿病をはじめとした生活習慣病を気にしている方もいるかもしれません。

こういった大家さんの場合は、お菓子よりは別の品物を持って行くほうが良いこともあります。

では、お菓子以外にはどんな品物が、引越しの挨拶に行く際の手土産に良いのでしょうか。

次の項で、手土産におすすめの品物をご紹介します。

お菓子以外ならどんな手土産がおすすめ?

それではここで、大家さんに引っ越しの挨拶へ行くときの手土産におすすめの品物をご紹介していきます。

お菓子以外では下記のようなものが挙げられます。

●お茶(紅茶)・コーヒー

比較的高級な茶葉やコーヒーが少量入っているものが良いかもしれません。

数種類飲み比べできるものも、楽しんで飲むことができるのでおすすめです。

●調味料セット

ご家庭でよく使われるしょうゆなどが入った調味料のセットを渡すのも良いですね。

●家庭雑貨

ご家庭で使われることの多いタオルやスポンジなどの家庭雑貨も手土産におすすめです。

このとき、個性的でなくシンプルなデザインのほうが好まれやすいので、デザインに注意して選ぶと良いでしょう。

●消耗品

一部では、一番手土産に向いているともいわれるのが、この消耗品です。

・洗剤
・石鹸
・ハンドソープ
・ティッシュペーパー
・キッチンペーパー
・サランラップ
・アルミホイル
・ゴミ袋

持って行く手土産にはのしをつけよう!

前項ではお菓子のほかに、手土産におすすめの品物をご紹介しました。

また、大家さんに挨拶に行く際の手土産の悩みには「どんな品物が良いか」のほかにも、「のしはつけたほうが良いのか」という点も挙げられるのではないでしょうか。

もちろん、のしはつけたほうが良いでしょう。

筆者も経験したことがありますが、多くの方にギフトをいただいたとき、誰にどれをいただいたか忘れてしまったことはありませんか。

そんなとき、のしがついていると誰からのギフトなのかすぐに確認できますよね。

特に引っ越しシーズンのときには、自分のほかにも新たな入居者がいるかもしれません。

そうなれば、ほかの方からの挨拶時にも、大家さんは手土産をもらうこともあるでしょう。

入居者がいきなり増えてしまえば、どれが誰からのものか大家さんも困ってしまうかもしれません。

大家さんを困らせないためにも、手土産にはのしをつけておくと良いでしょう。

ちなみにのしの表書きの上部分には、「御挨拶」と書きます。

水引は「白赤の蝶結び」を選び、下部分には自分の名字を書きましょう。

名前を書いておくことで、誰からのギフトなのか大家さんが把握できるだけでなく、大家さんに自分の名前を覚えてもらいやすくなりますから、名前は必ず書いておくようにしましょう。

マナーに気を付けながら大家さんのところへ挨拶に行こう!

賃貸物件に引っ越しをしたら、なるべく早く大家さんに挨拶することが大切です。

その際は挨拶へ伺う時間帯に注意したり、お菓子などの手土産を持参したりするなど、マナーに気を付けて伺うようにしましょう。

この記事では、お菓子以外にもおすすめの手土産品をご紹介し、のしの書き方などについてお話ししてきましたので、悩んだ際の参考にしてみてくださいね。