新築時には、多くのことを決めなくてはなりません。
その一つに「窓」があり、新築した人たちの多くが、窓をあまり意識して決めなかったことに後悔しています。
ここでは、家を建てる際に窓にも目を向ける理由についてお話をしていきます。
また、部屋の印象を決める額縁の色の決め方についてもお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
家を建てる際は窓にも目を向けよう!
新築する際は、「どんな間取りにしよう」や「部屋の内装はどのような感じにしよう」などと、わくわくしながら決めていくことでしょう。
しかし、多くの方は、窓についてはそれほど意識して考えてはいないのではないでしょうか。
ですが、窓をあまり考えずに決めてしまうと、家が完成してから後悔することもあるのです。
あるアンケート調査によると、家を建てた方の85%以上が「間取りを決める際に窓を含めて考えないと後悔する」と回答しています。
さらに、「できるのであればもう一度窓をきちんと考えたい」と答えた方は、74%もいたのです。
このアンケート結果から、家づくりにおいて窓も重要なポイントになることがわかりますね。
建てた後で後悔しないように、家を建てる際は窓にも目を向けて決めるようにしましょう。
また、窓を決めるうえで、窓の額縁も重要なポイントとなります。
額縁を何色にするかでもお部屋の印象が変わりますので、後ほどこちらについてもお話ししていきましょう。
窓がおかしな位置にあるのはなぜ?
窓の額縁の色についてお話をする前に、窓で後悔する理由についてもう少しくわしくお話をします。
窓で後悔するのは、やはり深く考えずに設置してしまったからでしょう。
深く考えずに窓を決めたことで、家が完成してから「何でこんなところに窓があるのだろう?」といった窓が多く出てくるのです。
なぜこのようなことが起きてしまうかというと、図面をCADで作成すること関係しているといえます。
CADとは、パソコンで設計などができるソフトです。
パソコンで図面を描くことになれば、窓はクリック1つで付けることができるのです。
カチカチとクリックするだけで、窓を程よい間隔で付けられるため、数分あれば全ての部屋の窓を図面に描くことができてしまいます。
このようなこともあり、窓に対して深く考えない方が多くなってしまうのです。
ですが、窓は家の明るさや風通し、外観にも影響してくる重要なものです。
特に明るさや風通しに関しては、住み心地にも大きく影響しますよね。
そのため、お部屋の一つ一つの窓の効果などを考えて決めておくことが重要なのです。
リビングであれば、家族が集まるお部屋でもありますから、明るさも風通しも抜群のお部屋にしたいものです。
それを可能にするには、南向きに大きい窓を付けることです。
そして、もう一つ対角線の位置に窓をつければ、風通しの良いリビングを実現できます。
他の部屋も、どのような効果を窓から得たいかを考えて、窓の位置などを決めていくのです。
家具などの配置はその次に決めましょう。
その際は窓から得られる効果の邪魔にならない位置に、配置するようにしてください。
以上より、家を建てる際は、間取りを決めた際に窓も決めておくことが重要といえるのです。
窓の額縁の色はどう決めたらいい?
窓の位置をよく考慮して決めたあとは、窓の額縁にも目を向けてみましょう。
特に、お部屋の印象を決める額縁の「色」について考えておくことが大切です。
「額縁の色だけで部屋の印象は変わるの?」と疑問に思う方もいるでしょうが、窓の額縁一つで部屋の印象は大きく変わります。
一度、リビングを思い浮かべてみてください。
ほとんどの家のリビングには、大きな窓が設置されていますよね。
リビングに占める窓の面積は大きいですから、それを囲む額縁もお部屋の印象を左右させるものなのです。
では、額縁の色はどのように決めるといいのでしょうか。
一般的には、壁紙や家具の色に合うように、額縁の色を決めます。
メーカーによっては、カラーバリエーションがあまり多くないこともあるので、その中で近い色に決めることになるでしょう。
だいたいは、ホワイト、グレー、ブラウン、そして木目調のカラーなどを取り扱っています。
窓の額縁もインテリアの一部になることができますから、好みのテイストの色を選ぶようにしましょう。
窓の額縁は何色がいい?好みのテイストで選ぼう
それでは、ここでどのような色にするか選べるように、テイストに合った窓の額縁の色をご紹介していきます。
まずは、北欧テイストにしたい場合です。
北欧テイストにするには、額縁をホワイトやホワイトに近いグレーにしてみましょう。
そして、家具も基本的には同じ色で統一すると、北欧テイストのお部屋に近づけられますよ。
また、インダストリアルなテイストのお部屋にしたい場合は、窓の額縁はブラックがおすすめです。
インダストリアルなお部屋とは、無骨でヴィンテージ感のあるお部屋のことです。
額縁をブラックにすることで、無骨さが際立ちます。
他の家具は、レザーや木材、金属素材のものでそろえると良いでしょう。
ナチュラルテイストにしたい場合の額縁は、ブラウンや木目調のカラーを選びましょう。
窓の近くには観葉植物やエアプランツなどを置くことで、ナチュラル感をより演出することが可能です。
ぜひ、好みのテイストに合った額縁の色を選ぶようにしてみてください。
色で悩まない!額縁は付けずにスタイリッシュに
先ほどまでは、窓の額縁の色の決め方についてお話をしてきましたが、何色にすればいいか決められない場合もありますよね。
そんなときはいっそのこと、額縁を付けないようにしてみてはいかがでしょう。
ここ数年の間で、下面だけ額縁を付けて三方はクロス巻きといった、額縁を付けないスタイルの窓にする方も多くいます。
雑誌などでも掲載されていて、額縁を付けないことでスタイリッシュな印象のお部屋になります。
シンプルモダンなテイストを好む方にはおすすめですね。
このとき、家具はあまり配置しないようにすると、より洗練された雰囲気のお部屋にすることができますよ。
しかし、窓に額縁を付けない場合は注意しなければいけないことがあります。
それについては、次の項でくわしくお話ししていきます。
窓の額縁を付けない場合の注意点!
窓に額縁を付けないことで、シンプルモダンなテイストのお部屋にすることができるでしょう。
しかし、額縁を付けない場合には注意点があります。
それは、サッシの結露が関係します。
特にサッシのアルミ枠が一体になっている場合、結露が起こることがあります。
結露が発生すると、アルミ枠と接する三方のクロス部分がはがれてきたり、カビが発生したりすることもあるので、日頃のお掃除がとても大切です。
定期的にお掃除などでメンテナンスしておけば、きれいに維持することもできるでしょう。
ですが、10~20年使い続けるとサッシもクロス部分も汚くなるという懸念もあるため、額縁を付けない場合は注意しなければいけません。
「額縁を付ければ良かった…」と後悔することもありますから、額縁も慎重に選ぶ必要があるといえます。
新築すれば、その家に20年以上は住むと思いますので、窓や額縁の色などで後悔しないように間取りが決まったときには窓も一緒に決めるようにしましょう。
住んでから窓で後悔しないために
新築する際、間取りや家具はじっくり決めても、窓に目を向ける方はあまり多くはありません。
しかし、新築した人の多くは、窓をきちんと決めなかったことを後悔しています。
家が完成して住んでから後悔しないためにも、間取りを決めた時点で窓を決めておくことが重要です。
そのときは、窓の額縁もある程度決めておき、自分の好みのテイストの色を選ぶようにしましょう。