ギターは、とてもポピュラーな趣味の一つですよね。
アパートでギターの練習をしたいという考えは、ギターを趣味としている人の多くに共通することではないでしょうか。
アパートでギターを弾く際に、騒音トラブルとならないために出来る対策をご紹介していきます。
しっかりと対策をして、騒音トラブルを防ぎ、ギターの腕を上げていきましょう!
アパートでギターを弾くことはトラブルになりやすい
ギターは、年代や性別を問わず多くの方が趣味としている楽器ですよね。
ギターを趣味にしている人であれば、いつでも思い立った時にギターを弾きたい、練習したいと思うものではないでしょうか。
ですが、アパート暮らしの場合、部屋で好き勝手にギターを弾くと騒音トラブルに発展してしまう可能性があります。
「楽器可」というようなアパートや、防音室があるようなアパートでしたら気兼ねなく楽器を弾くことが出来ますが、通常のアパートでは楽器の音を想定された構造にはなっていません。
防音設備が整ったようなアパートは、通常のアパートよりも割高になりますので、音楽のプロや音大生、お金に余裕のある方が住むのが一般的でしょう。
しかし、普通のアパートに住んでいる方もギターを弾きたいですよね。
そこで、ギターや部屋に音対策をすることで、周りに聞こえるギターの音を抑えることが出来ます。
出来る限りの対策を講じて、騒音トラブルにならないよう気を付けていきましょう。
ここからは、「ギター」に施す対策、「アパート」に施すそれぞれの音対策をご紹介していきます。
ギターに出来る騒音対策①
では、ギター、アパートそれぞれにできる対策をみていきましょう。
まずは、ギターそのものに工夫をすることで、弾いたときの音を小さくする方法をご紹介していきます。
ここで言う「ギター」とは、アコースティックギターのことを指します。
アパートにおいて、ギターの音が騒音とならないよう工夫していきましょう。
①ブリッジに布を挟む
一番お金をかけずにギターの音を小さくすることができます。
タオルやTシャツを細長く折り畳み、ギターのブリッジに対して水平(弦に対して垂直)に差し込みます。
これで、かなりの音量を下げることができます。
ただし、常にミュート状態になってしまうので、ギターを楽しむというよりも練習するときに便利な方法です。
②弱音器(よわねき)を使う
ギター以外の弦楽器全般に使える弱音器もあります。
弱音器は、内側がスポンジ外側がプラスチックの二層構造になった、長いクリップのようなものです。
これで、全ての弦をこれで挟み込むことで、音量を20パーセント程度カットしてくれます。
完全なミュート状態とはならないので、一つひとつの音が分かるくらいの音量になります。
ギターに出来る騒音対策②
アパートでギターを弾く際に、騒音トラブルとならないようにするための方法は他にもあります。
③サイレントピックを使う
クラシックギターや、指弾きをしたい方は使えない方法ですが、ピックでギターを弾く方にはおすすめです。
見た目は普通のピックのようですが、触ってみるととても柔らかいピックとなっています。
その柔らかい感覚に慣れるまでは使い方が難しく、弾き方によっては指が弦に触れてしまい、大きな音が出てしまうこともあるようです。
音量が8割くらい小さくなるのに、サスティンがなくならないのが嬉しいポイントです。
④サイレントギターを弾く
お金に余裕がある方は、サイレントギターの購入はいかがでしょうか。
7~8万円程度で購入することができます。
通常のアコースティックギターの10~20パーセント程度の音量でギターを楽しめます。
⑤アンプに繋がないでエレキギターを弾く
アコースティックギターと一緒に、エレキギターをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
エレキギターを生音で弾けば、騒音となるほどの音量は出ませんね。
気を付けなければいけないのが、エレキギターの弦やサイズ感に慣れてしまうことです。
アコースティックギターの感覚を取り戻せなくなったということがないよう注意しましょう。
次項では、アパートに施す騒音対策をご紹介します。
アパートに出来る騒音対策①
ここまでは、ギターに施す騒音対策をご紹介しましたが、ここからはアパートに工夫をすることで周りに聞こえる音を小さくする方法をみていきます。
①窓やドアに隙間テープを貼る
アコースティックギターのような比較的高い音は、音が漏れる隙間を無くすだけでも騒音対策の効果があります。
隙間テープはホームセンターなどで種類豊富に取り扱われています。
また、隙間テープを貼ることで部屋の冷暖房効率も良くなるので一石二鳥です。
②防音カーテンにする
アパートのカーテンを防音カーテンにすることで、周りに漏れる音を軽減できます。
防音カーテンは通常の厚手のカーテンとは性能が異なり、音を遮るだけではなく音を吸収してくれます。
また、部屋の音を外に漏らさないだけでなく、外の騒音を遮る効果も期待できます。
隙間ができないよう、気持ち大き目のサイズを購入すると良いでしょう。
アパートに出来る騒音対策②
アパートに施すギターの騒音対策はまだあります。
③防音マットを敷く
一口で防音マットと言ってもその種類は様々で、ウレタンや樹脂がむき出しのものや、カーペットのような加工がされているものなどもあります。
「音漏れ」と言うと壁や窓に目がいきがちですが、床からも音は伝わっています。
ギターを弾く方だけでなく、お子さんやペットがいるご家庭にもおすすめの騒音対策です。
ただし、防音マットを部屋の一部にしか敷かない場合には注意が必要になります。
防音マットは約1センチ程度の厚みがありますので、壁際まで敷かないと段差でつまづく可能性もあります。
④二重窓にする
アパートのなかで一番薄く、音が伝わりやすいのが窓です。
窓の対策をすることで、かなりの音漏れを軽減させることができます。
業者に頼んで二重窓にすると、もはやリフォームの域になりますので、手間や費用もかかります。
DIYで二重窓を作ることもできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
本当の音で練習したい!気兼ねなくギターのプレイを楽しみたいのなら
様々なギターの騒音対策をご紹介してきました。
しかし、もっと本格的に練習したい、思いっきりアコースティックギターのプレイを楽しみたいという方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめなのが、防音室のレンタルです。
最も安いものだと、月1万円程度からレンタルすることができます。
しかし、防音室はかなり大きいので、ワンルームのようなアパートに置いておくことは難しいでしょう。
そんな場合には、防音室をDIYしてみるのはいかがでしょうか。
アパートの一部屋をまるまる防音室にしてしまう方法と、部屋の一部に木材などで仕切って防音室を作る方法とがあります。
どちらも、防音マットを床に敷き、吸音ボードやグラスウールを壁に敷き詰めて作ります。
かなりの手間がかかりますが、費用を抑えて、自分のアパートに合わせた防音室を作ることができるので、本格的にギターの練習がしたい方にはおすすめです。
周りに配慮して楽しくギターを弾こう
アパートでもギターを弾くための方法をご紹介しました。
ご紹介した方法でギターを弾いても、アパートの条件によっては騒音となり、騒音トラブルになる可能性もあります。
ギターを弾く時間を考えたり、近隣の方に配慮してギターを弾くようにしましょう。
それでも騒音となってしまう場合には、そのアパートでギターを弾くことを諦めるのが賢明な判断でしょう。