窓の転落事故を防ぎたい!子どものための転落防止バーとは?

暖かく過ごしやすい季節になってくると、爽やかな風を取り入れるために窓を開ける機会も多くなりますよね。

しかし、快適な気温になるにつれ、子どもの不慮の事故として、窓からの転落事故が頻繁に発生するため、消費者庁では念入りな注意を促しています。

そこでこの記事では、窓からの子どもの転落事故を防ぐため、転落防止バーなどの対策について詳しくお話ししていきます。

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データから見る窓からの子どもの転落事故

陽気で暖かな春から夏の季節にかけて、ニュースでは子どもが窓から転落する悲惨な事故が報じられることも多くなります。

「家は大丈夫だろう」とつい楽観視してしまいがちですが、子どものいる家庭では決して他人事とは言えず、転落しやすい窓には転落防止バーなどの万全な対策をとることが大切です。

厚生労働省の調査によれば、平成23~28年に救急搬送された窓・ベランダからの転落事故は、都内で218件に上っています。

また、年齢別に見ると、危険への認知が困難な1~3歳の子どもが最も多く、時期別ではやはり春から夏にかけて転落事故が頻発する傾向にあります。

特に、保護者の不在時、あるいは目を離したすきに発生する傾向が見られ、1~3歳の場合、ベランダよりも窓から転落するケースが多いことも分かっています。

そのため、窓を開ける機会が増える季節は、子どもへの目配りが不可欠であると同時に、窓への転落防止バーなどの対策を検討することが求められます。

窓からの子どもの転落事故はなぜ起こる?起こりやすい状況・原因は?

では、なぜ窓からの子どもの転落事故が起こるのでしょうか。

前項で取り上げた厚生労働省のデータを踏まえ、その原因となる起こりやすい状況について詳しく見ていきましょう。

①高所平気症の子どもが増えている

都会では、高層マンションに暮らす家庭も増え、高所に恐怖心を抱かない子どもも増えています。

ただでさえ子どもは好奇心の塊ですから、思いがけない遊び方で窓やベランダ周りを動き回ることがあり、事故の原因となります。

②足場になるものがある

エアコンの室外機やソファ、テーブル、おもちゃなど、窓への足がかりになるものには注意が必要です。

また、子どもが幼児用のイスを持ち出すことで、窓への足場をつくってしまう可能性もあります。

観葉植物などの植木鉢がある場合も注意してください。

③季節的に窓を開けることが多くなる

前述したように、春から夏にかけて窓を開ける機会が増えます。

足場がある場合、子どもは簡単によじ登って窓から身を乗り出してしまいます。

④保護者の油断や過信

事故の多くは、保護者が不在の際に発生しています。

ゴミ出しやちょっとした買い物など、ほんの少しの時間でも油断や過信は禁物です。

以上の主な4つの原因は、条件としてそれぞれに重なり合うことでより事故が起こりやすくなります。

しかし、だからと言ってこれらの要因を完全に取り除くことは難しいため、転落防止のバーを取り付けるなど、少しでも窓から転落するリスクを減らすことが大切です。

窓からの転落を防ぐ「転落防止バー」とは?

では、窓からの転落防止の対策をするため、転落防止バーについて詳しくお話していきましょう。

転落防止バーは、転落事故を防ぐための手摺りとなるガード部材です。

窓からの子どもの転落は、もたれかかっていた網戸が外れたり、手すりバーを乗り越えて転落してしまうケースが多く見られます。

そのため、転落防止バーを室内側、もしくは外側に設置することで、そういった転落事故を未然に防ぐことが期待できます。

窓の手摺りとなるバーの高さなどは、「建築基準法」と「品確法に基づく住宅性能表示制度による基準」によって規定されており、基本的にバーの高さは床面から1100mm以上となっています。

また、窓台とバーの間隔は、子どもの頭が挟まりにくい110mm以内に取り付けるように規定されています。

ただし、近くに足場となるものがある場合は、これらの転落防止バーを乗り越えてしまうので、これだけで確実に安全であるとは言いきれません。

転落防止バーだけでは安心できない!補助錠やストッパーでさらに対策

前述したように、足場の条件によっては、転落防止バーだけで窓からの転落を確実に防ぐことは難しいため、さらに念入りな安全対策を行う必要があります。

まず、心掛けたい基本的な対策は、網戸が外れやすくなっていないか、破れたりしていないか、錠が壊れていないかなど、日頃の定期的な点検です。

これらの点検は、対策の前提として行うことが大切です。

そしておすすめの対策は、通常の窓の施錠だけではなく、さらに補助錠を取り付けることです。

補助錠はもともと防犯用のものですが、二重にロックをすることで容易に窓を開けることはできなくなります。

補助錠にはいくつか種類がありますが、サッシ上部に取り付けるタイプなど、子どもの手の届かない位置にロックできるものを選びましょう。

また、心配な方はさらに網戸ストッパーを取り付けるのも良いでしょう。

補助錠やストッパーは、100円ショップやホームセンター、ネット販売などで購入することができるので、ぜひ検討してみてください。

転落防止バー以外にも!サッシ型窓柵で確実な対策を

窓からの子どもの転落防止を図るためには、転落防止バー以外にも、簡単にはめ込める「サッシ型窓柵」というものがあります。

このサッシ型窓柵は、「マドモアセーフ」という商品で日本ビルダー株式会社が販売しており、戸建てやマンション、保育園など、場所を選ばない転落防止の窓柵として人気を集めています。

このサッシ型窓柵には、以下のような魅力的なメリットがあります。

①工事が不要

転落防止バーのように工事が不要で、窓や壁を傷つける心配がありません。

サッシにはめ込むことで簡単に転落防止を図ることができます。

②面格子の窓柵

窓柵といっても、面格子になっているため、確実な転落防止が望めます。

③10年保証の耐久性

耐久性が優れており、10年もの長期に渡って保証されています。

120kgの大人にも耐えることができます。

以上のようなサッシ型窓柵が一つあれば、転落防止対策には十分と言えます。

窓の大きさによって価格は変わりますが、およそ6,0000~8,0000円で購入することができます。

起こり得るリスクをイメージしよう

これまでに、窓の転落防止バーやサッシ型窓柵についてご紹介してきましたが、転落事故を防ぐために保護者が踏まえておきたいことは、「起こり得るリスクをイメージすること」です。

子どもは好奇心旺盛で、様々なことに興味を持って動き回ります。

それに加え、危険への認知がないため、自分の行動がどのようなリスクに繋がるかも理解できません。

また、保護者の姿が見えなくなると、子どもは必死に探そうとする傾向があり、窓をのぞき込んで転落してしまうケースもあります。

そのため、保護者は決して楽観的な考えを持たず、子どもの成長に合わせながら、常に先回りをしてリスクに対する安全策を設けることが大切です。

そういった考えを持つことができれば、子どもに関わるリスクへおのずと対策することができるはずです。

子どもに合わせた対策を

幼いうちの子どもは、大人が想像もしないような行動に出ることがあります。

「家でそんな事故は起こらない」と楽観視することはせず、常に起こり得るリスクをイメージするようにしましょう。

今回ご紹介した転落防止バーや補助錠など、子どもの性格や行動、成長に合わせた対策を行ってください。