家賃の支払いに発生する振込手数料!安くする方法はある?

賃貸物件の家賃を、銀行振込で支払う方もいることでしょう。

そのとき家賃と一緒に支払うことになるのが「振込手数料」ですね。

振込手数料は意外と高いことが多いので、中には安くする方法は何かないかと考える方もいるかと思います。

安くする方法として何があるかを、この記事でお話ししていきます。

家賃を銀行振込にすると発生する振込手数料とは?

アパートなどの賃貸物件にお住みですと、毎月家賃を支払っているかと思います。

家賃を支払う方法はさまざまで、代表例のひとつともいわれているのが「銀行振込」でしょう。

今まさに銀行振込で家賃を支払っている方でしたらおわかりになるかと思いますが、銀行振込で家賃を支払うと、家賃のほかに振込手数料も支払いますよね。

では、この振込手数料とはどのようなものなのでしょう。

振込手数料とは、銀行などの金融機関で、振込を行った際にかかる手数料のことです。

例えば、土日にATMでお金を引き出すと数百円の手数料がかかることがありますよね。

このように、銀行の窓口やATMで振込み作業を行う場合にも手数料が発生するのです。

ただし土日だけでなく、平日に振込を行ったとしても、振込手数料がかかってきます。

さまざまな条件次第で振込手数料の金額は違い、場合によっては安くすることもできるといわれています。

安くするための方法については後ほどご説明しますが、次の項では振込手数料は誰が負担するのかについてお話ししていきます。

振込手数料は家賃ともども借主が負担するの?

家賃の支払い方法が銀行振込の場合、振込手数料も支払わなければならなくなります。

しかし、ガスなどの公共料金を振込む場合は、ガス会社などが振込手数料を負担してくれることが多いので、できるなら家賃の振込手数料を貸主に負担してもらいたいと望む借主もいるのではないでしょうか。

この振込手数料については、原則「賃貸借契約書」の内容に基づき、どちらが負担するかを判断します。

賃貸借契約書には「家賃を振込む際の振込手数料は、借主の負担」と書かれていれば、借主が負担することになります。

まれに「家賃から振込手数料を差し引いた金額を、借主は振り込まなくてはならない」といった記載がされていることもあります。

これは実質、貸主負担となりますが、一般的には振込手数料は借主が負担することが多いといわれています。

そのため、家賃と一緒に振込手数料も支払わなければならないことがほとんどですから、少しでも手数料を安くしたいと望む方は多くいるかもしれませんね。

ではこの振込手数料は、どれくらいの金額を家賃と一緒に支払うことになるのでしょうか。

次の項でお話ししていきます。

安くはない?振込手数料はどのくらいかかる?

家賃が銀行振込の場合、振込手数料も一緒に支払うことになるのはお伝えしてきたとおりです。

では、この手数料はどのくらいかかるのでしょうか。

一概にこの金額とはいえなく、条件によって金額が変動します。

どんな条件があるかというと、

●振込先:同一店なのか、本支店なのか、他行なのか

●手続き方法:窓口、ATM、ネットバンキング、モバイルバンキングなど

●決済方法:現金、キャッシュカード

●振込金額:3万円以上か未満か

●取引状況:口座があるのかないのか、取引の優遇

といった条件によって、振込手数料の金額も変わってくるのです。

例として、家賃の振込先が他行で現金で振込むことを前提に、手続き方法が「窓口」と「ATM」で手数料に違いがあるのかを比較してみましょう。

※ここでご紹介するのは、都市銀行や地方銀行で設定されていることの多い金額です。

【窓口の場合】

・振込金額が3万円以上:振込手数料「800円+税」

・振込金額が3万円未満:振込手数料「600円+税」

【ATMの場合】

・振込金額が3万円以上:振込手数料「600円+税」

・振込手数料3万円未満:振込手数料「400円+税」

とされているように、ほかが同じ条件であれば、窓口よりもATMのほうが少し安くなっていることがわかるかと思います。

このように条件によって、振込手数料の金額も変わってきますので、参考にしてください。

振込手数料を安くする方法はある?無料になることも

先程も触れましたが、条件次第で振込手数料も変わりますから、安くする方法はあるといえます。

では家賃の支払い時に発生する振込手数料を安くするには、どんな方法が挙げられるでしょうか。

最も安くできる方法のひとつには、振込先を「同行同一支店」にすることです。

同行にするだけでなく、支店も同じにすることが重要です。

そして、手続き方法には「ATM(キャッシュカードで決済)」もしくは「ネットバンキング」を利用します。

これらをすることによって、多くの銀行では振込手数料が0円、つまり無料となることが多いのです。

手数料を安くするどころか無料になれば、とても嬉しい限りですよね。

ほかにも手数料を安くするための方法がありますので、次の項でお伝えします。

振込手数料を安くしたいならネットバンキングを活用しよう

先ほどのお話の中でも触れましたが、家賃を振込む際に発生する振込手数料を安くしたいなら、ネットバンキングの活用をおすすめします。

なぜなら、ネットバンキングでは、振込手数料を安く設定していることが多いからです。

ここでは、「住信SBIネット銀行」を例にお話をすすめていきます。

住信SBIネット銀行で設定されている振込手数料は以下のとおりです。

・住信SBIネット銀行間の振込みの場合は、手数料が無料

・他行宛ての振込みは、預金残高などにより最大月15回まで無料

・他行宛ての振込みの無料回数を超えた場合、振込金額に関わらず手数料は税込154円

このようになっているため、先ほどのように同行同一支店にしなくても、振込手数料は無料となるのです。

しかし、注意しなければいけないのが、ネットバンキングは店舗がないため、窓口やATMではなく、パソコンやスマホを使って振込みを行わなくてはならないということです。

ネットで操作するため、本当に振込がされているのか不安に感じる方も多いかと思います。

そういった方は、手数料がかかってしまいますが、「窓口」や「ATM」での支払いが良いかもしれませんね。

家賃の支払い方法を考え直すのも手!

振込手数料を安くするための方法についてお話をしてきましたが、そもそも家賃の支払い方法を考え直すのもありかもしれません。

家賃の支払い方法にはいろいろありますが、中でもおすすめなのは「クレジットカード払い」です。

近年ではキャッシュレス化が進み、クレジットカードで家賃を支払える不動産会社も増えてきています。

クレジットカード払いとなれば、当然振込手数料もかかりませんから、手数料の節約にもつながるでしょう。

さらに、銀行まで振込みに行くという手間も少なくなります。

また、カードによってはポイントやマイルに還元されるものもあるので、1回の家賃の支払いでたくさんのポイント等をためることもできるでしょう。

もし、お住まいの物件を管理する不動産会社が、家賃の支払いをクレジットカード払い可とするようでしたら、支払い方法を変更してみても良いかもしれませんね。

振込手数料を安くすることはできる!

家賃を銀行振込としている場合、家賃を振り込む際、一緒に振込手数料も支払います。

そんな振込手数料を安くするための方法をこの記事でご紹介してきました。

ネットバンキングを活用することで振込手数料を無料にすることも可能です。

不動産会社が可としているようでしたら、支払い方法をクレジットカード払いに変更してみるのも手といえますから、ぜひ参考にしてみてください。