一戸建て賃貸って何?メリットデメリットを分かりやすく解説

アパートやマンションで暮らしている人もいれば、一戸建てに住んでいる人もいます。

一戸建てに住んでいる人は全てが持ち家だというイメージもありますが、「一戸建てを借りる」という選択もあります。

一戸建てを賃貸するのには、一体どんなメリットデメリットがあるのかについて解説します。

賃貸契約は2種類ある!「普通借家契約」と「定期借家契約」の違い

賃貸と聞いた時、多くの人はアパートやマンションの一室を借りて生活するスタイルを思い浮かべるでしょう。

しかし、賃貸の中には一戸建てを借りるという方法があり、この場合、土地や不動産を購入しなくても一戸建ての家で生活できるのです。

一戸建に限らず、賃貸契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類あります。

「普通借家契約」とは、原則として借主が退去の連絡をしない限り、貸主の都合で退去させることができない賃貸方法です。

一方「定期借家契約」とは、転勤をしている間の2年間などの条件をつけた賃貸契約です。

「定期借家契約」は貸主の条件で出ていかなければなりませんが、「普通借家契約」に比べて家賃相場が安いという特徴があります。

賃貸の場合、上記以外にも借りる上で把握しておきたいメリットデメリットが存在します。

一戸建てを購入するか賃貸にスルカ悩んでいる方は、良いところ・悪いところを比較して決めていきましょう。

一戸建て賃貸の費用におけるメリットデメリット

一戸建ての賃貸において、「費用面」にはメリットデメリットどちらも存在します。

まずメリットとして、一戸建てを購入した場合と比べると圧倒的に費用が安いということが挙げられます。

一戸建てを購入するには、頭金や諸費用等の初期費用だけではなく、固定資産税などの税金も負担しなければなりません。

一方一戸建て賃貸であれば、必要なのは敷金・礼金や引っ越し代など賃貸にかかる一般的な費用と月々の家賃だけです。

一戸建て賃貸であれば、安い費用で一戸建てに暮らすことができるのです。

ただし、「資産」という面で考えると、一戸建ての賃貸にはデメリットがあります。

土地付きの一戸建てを購入すれば、その家と土地は全て自分の「資産」となります。

大きな資産を手に入れ、住む家がなくなるという心配もない安定した生活を送れるでしょう。

一方賃貸の場合、どれだけ長期間家賃を払っていたとしても、その家が自分のものになることはありません。

契約更新をしてもらえなかったり、取り壊しが決まってしまったりすれば、出ていかなければならないのです。

若いうちはそれでも問題ないかもしれませんが、年齢を重ねていくと新しい賃貸物件を借りるのも難しくなる可能性が高くなります。

将来のことをよく考えた上で、一戸建ての賃貸に住むかどうか検討しましょう。

一戸建て賃貸はセキュリティ面でデメリットがある

一戸建ての賃貸物件には、賃貸マンションなどで見かける管理人がいません。

それがメリットデメリットのどちらかと言われれば、やはりデメリットと言わざるを得ないでしょう。

管理人がいる賃貸物件であれば、自分がいない時でもある程度住宅に目を光らせてくれているので、泥棒や空き巣の予防にも繋がります。

しかし、一戸建ての場合、自分たちでセキュリティ管理を行わなければ、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあるでしょう。

特に住宅地の場合、昼間は人気がないことも多いので、マンションやアパートよりも防犯意識を高めなくてはなりません。

今は、インターネットや街のホームセンターで沢山の防犯グッズが販売されています。

人が通ると自動で灯りがつくライトや、窓につける補助錠など気軽に設置できるものも多数あるので、一戸建てを借りる時には活用してみましょう。

また、予算が許すのなら、一般家庭向けのセキュリティーサービスに加入するのもおすすめです。

家に異変が合った時や緊急時には、専門のスタッフや警備員が駆けつけてくれるので、子供やお年寄りがいるなど、よりセキュリティを高めたいという時には利用を検討しましょう。

一戸建てならではの自由度の高さはメリットの一つ

生活の自由度の高さも、一戸建て賃貸のメリットデメリットの話でよく挙げられるものの一つです。

集合住宅では、横の部屋や上下の部屋に音が伝わらないようにある程度気を使って生活しなければなりませんよね。

クレームが来るような生活音を立てると相手にも迷惑がかかりますし、自分もその部屋で暮らし辛くなってしまいます。

しかし、一戸建て賃貸の場合、すぐ横の部屋や上下の部屋に他人がいない状態で生活できます。

そのため、生活音や子供の声、足音なども集合住宅に比べると気にしなくてよくなります。

育ち盛りの子供がいたり、赤ちゃんがいたりする場合、物音を気にせず家の中で遊ばせられる環境は非常に大きなメリットとなるでしょう。

また、一戸建てには集合住宅にある廊下やエントランスなどの共用スペースもありません。

自分の借りた家の敷地内であれば、自由に使用することが可能です。

これらのメリットはきっと、一戸建てでの暮らしをより自由に、充実したものにしてくれるでしょう。

ご近所付き合いが必要なのはメリットデメリットどっち?

一戸建て賃貸の場合、どうしても避けられないのはご近所付き合いや町内会・自治会との関係です。

もちろん、集団住宅でもこういった付き合いは発生しますが、やはり一戸建てで暮らしている方が地域との結びつきは強くなりがちです。

しかしこれは、メリットデメリットどちらにもなる難しい問題です。

一戸建ての住宅で暮らしていると、その地域の町内会・自治会に参加して、そこで行われる行事にも携わることになります。

道や排水路の掃除だけではなく、町内イベントやお祭りにボランティアとして参加しなければいけないケースもあるでしょう。

もしこれらの参加を拒否すれば、暮らしやすさ、周囲との関係性に支障が出てしまうかもしれません。

一方で近所や町内会に溶け込んでおくと、困った時に何かと助け合えるというメリットがあります。

災害時や緊急時はもちろん、お子様がいるご家庭などでは、子供を知っている人が近所に多くいれば、誘拐やいたずらの防止にもなるでしょう。

「面倒だな」という気持ちは分かりますが、なるべくご近所との付き合いは円滑に行いましょう。

メリットデメリットから見た一戸建て賃貸が合う人の特徴

前項までにご紹介したメリットデメリットを踏まえると、一戸建て賃貸に向いている人は、以下のようなタイプの人です。

・セキュリティ管理には気を使って防犯意識を持てる方だ

・一戸建てに住みたいがまだ初期費用を貯められていない

・地域との結びつきを強く持って、密着型の生活を送りたい

・隣の部屋や上下の部屋を気にせずに生活を送りたい

もちろん、一戸建て賃貸に向いている人の特徴はこれだけではありません。

例えば「一戸建てに住む前に一度、一戸建ての生活を経験してみたい」という場合でも賃貸で借りるのがおすすめです。

一戸建ての生活に慣れながら頭金を貯めるという考え方もあります。

一戸建てを買うか、借りるか悩んでいる人や、マンションにするか一戸建てにするか考えている人は今回解説した特徴を参考にして、「自分は合っているのか」を一度よく考えてみましょう。

メリット・デメリットを知って一戸建ての賃貸生活を楽しもう

このように一戸建ての賃貸には、さまざまメリット・デメリットがあります。

家を借りるか買うか、一軒家にするか、マンションにするか、そんな悩みが持ち上がった時には「今後暮らしていく場所に欠かせない条件」が何なのかを、自分自身や家族とよく考えてみてください。

その中でもし「家を買う資金はないけれど、一戸建てに暮らしてみたい。生活音を気にしないで暮らしたい」という希望が出たなら、一戸建ての賃貸が良いかもしれません。

後悔しない「暮らし」選びのために、メリットデメリットよく向き合っていきましょう。