マンションでの洗濯物の干し方は?室内・室外それぞれご紹介

マンションの構造上、物干し竿の位置が低くて干すのが一苦労という方が多いと思います。

マンションは建物の景観を損なわないよう生活感が見えにくい構造をしている建物が多く、洗濯物を干す位置が低く設定されています。

その為、ベランダ幅が狭かったり、風通しが悪く天気の悪い日や季節によっては一般的なベランダに比べて乾きにくいで、ちょっとした工夫やアイテムが必要になってきます。

今回は、マンションでの洗濯物の干し方をご紹介します。

マンションのベランダの風通しが悪い場合の洗濯物の干し方

マンションによっては、生活感が出ないようにする為など、マンション全体の景観を考えた作りになっています。

特に、洗濯物は見えにくくしている為、ベランダの高さより低い位置に干し竿スペースが設置されています。

更に、マンションのベランダがコンクリート+タイルの場合は特に風通しが悪いので、天気の良い日はいいですが、天気の悪い日や冬場などの季節は乾きが悪くなりがちです。

そこで、洗濯物の干し方の1つとして、洗濯物の衣類に空気の層を作って乾かす方法があります。

洗濯物を干す際に、洗濯後シワになった洗濯物を広げて、「バサバサ」と振ることで事で衣類に空気が混じり、衣類に含まれた水分に水蒸気の層が出来る事で、より乾きやすくなるようです。

ズボンなどを干す際は折りたたんで重ねて干すより、洗濯バサミを利用してベルト紐部分をハンガーにかけて干すと早く乾いてくれます。

マンションのベランダが狭い場合の洗濯物の干し方

お住まいのマンションのベランダが狭いと、洗濯物が多い日は乾きが悪くなってしまいますね。

日当たりや風通しが良いベランダなら早く乾きますが、乾く時間は平均、4~5時間程度と言われています。

狭いベランダだと干せる枚数も限られてきてしまう為、こまめに干す必要があります。

そんな狭いベランダでたくさん干す際に活躍してくれるアイテムを紹介します。

・ピンチハンガー

ピンチハンガーなら狭くてもたくさん干せますが、タオルなどの長めのものを外側にして、内側は短めのものを干すという干し方をすると、アーチ状の形を作ると風通しが良くなり早く乾いてくれます。

・バスタオルハンガー

バスタオルは意外と場所をとりやすく、普通のハンガーで干すと生地の重なりができてしまい乾きにくいですよね。

バスタオルハンガーは横に収縮するので、幅の広いバスタオルを干す事ができます。

・ハンガーホルダー

ベランダに物干し竿を2本利用する事ができる場合、物干し竿同士の横幅に引っ掛けて利用すると、物干し竿1本よりもたくさん衣類を干せます。

シーツや毛布などの大きめの洗濯物はどう干す?

マンションでは、シーツや丸洗いできる毛布や布団はベランダにかけて干すのを禁止しているところが多く、大判の洗濯物はどうしても干せません。

そのような場合でも干せるアイテムとして、軽量ベランダ用洗濯物干し台があると便利です。

軽量ベランダ用洗濯物干し台は、女性が1人で組み立てる事ができるステンレス製で軽い為、移動も可能です。

物干し台には干し竿を2本掛ける事ができるので、1本にはシーツや毛布類などの大判洗濯物を干し、もう1本には衣類等の洗濯物を干したり、様々な大きさの洗濯物を干す事ができます。

また、ベランダに直接掛けられない布団なども干す事が出来るのは便利ですよね。

ただし、軽量ベランダ用洗濯物干し台は高さがないので、丈の長いボトムスなどはハンガーを2本使いにする干し方が便利です。

靴下などの小物の洗濯物には、物干しスタンドが便利です。

使わないときはたたんで収納する事ができるので、洗濯物の量が多い時、小物の洗濯物を物干しスタンドを利用して洗濯物の大きさでわけて使いましょう。

マンションの室内スペースを使った洗濯物の干し方は?

天気の悪い日が続いたり、寒い季節のマンションのベランダでは洗濯物が乾きにくくなるので、部屋干しをする機会が増えてしまいますね。

部屋干し独特の生乾きのイヤな臭いが気になったり、乾きが悪いなどできれば避けたいと感じてる人も多いのではないでしょうか。

そのようなとき、基本的には室内の風通しの良い場所で干しましょう。

天気の悪い日でも窓を開けられる場合は、2箇所以上開けると風通しがよくなります。

部屋干しの気になる臭いを抑え、少しでも早く乾燥しやすくするためのポイントがありますので、ご紹介します。

それは、除湿機を利用するということです。

洗濯物を室内で干すと部屋の湿度が上がり、乾きにくくなります。

ですから、エアコンの除湿機能や除湿機を利用して、湿度をさげるようにしましょう。

また、臭いを抑える洗濯物の干し方としては、浴室の換気扇を使う方法もあります。

さらに、部屋干し用のアイテムを活用して、洗濯物の嫌な臭いを軽減しましょう。

・物干しスタンド

たくさん洗濯物を干すことができ、使わないときはコンパクトに収納できるものが場所を取らずおすすめです。

・窓枠物干し

窓枠に差し込んで利用できる物干しハンガーです。

使用しないときは折り畳むことができるので邪魔にならず、たくさん洗濯物が干せるタイプなのでおすすめです。

マンションのベランダで洗濯物を目隠しして干す干し方

マンションの外からベランダが丸見えで、気になって洗濯物を干せない人におすすめな干し方があります。

・洗濯物カバー

雨よけになったり外からの視線を気にする事なく洗濯物が干せるだけでなく、空気に含まれる花粉の付着予防にも活用できるアイテムです。

・すだれ

すだれでベランダそのものを目隠しして、洗濯物を干す干し方です。

・ベランダカーテンエコガード

物干し竿に通して使うことができ、通気性も良いので、目隠しをしても洗濯物もしっかり乾かすことができます。

夏などは窓からの強い日差し防止にもなり、外からの視線も気になりません。

・ランドリーテント

ランドリーテントは、物干竿に通してテントのように張り、裾部分をベランダかブロックで固定する洗濯物目隠しアイテムです。

必要ない時はたたんで収納ができるので、洗濯物を干さない時は邪魔になりません。

また、テントの下部はメッシュで出来ているので通気性にも優れています。

マンションのベランダから洗濯物が風で飛ばない干し方

マンションのベランダに洗濯物の干した後、突然の強風などで飛ばされたりして洗濯物が下に落ちてしまう可能性があります。

そうすると、洗濯物を洗い直す手間が掛かるだけではなく、通行人に怪我をさせてしまい迷惑を掛けてしまうことも考えられます。

そのため、ベランダから飛ばされない洗濯物の干し方の工夫をしましょう。

・Y字型の洗濯バサミ

少し大きめで物干し竿に取り付けるY字型の洗濯バサミでハンガーを固定します。

バスタオルや大判の洗濯物を、そのまま物干し竿に干す際に利用できます。

・洗濯ハンガーストッパー

物干し竿に上からはめて使用できるストッパーで、ハンガー用の穴は大小あり、ハンガーのサイズによって使い分けができます。

ハンガー用の穴にハンガーを掛けるので強風でも飛びにくい仕様になっています。

また、ハンガーの穴は等間隔にあるので、ハンガーの重なりや偏りを防止してくれる便利な仕様もあります。

マンションでの洗濯物の干し方は工夫が必要

マンションで洗濯物を干す際、景観上の心配や外からの目線など、気になる事が多く干し方も工夫が必要になってきます。

丈の長いものでも、アイテムや干し方の工夫1つで低い物干し位置も解消してくれます。

洗濯物スペースや生活スタイルにあった干し方にアイテムをプラスしただけで洗濯物の悩みを解決してくれるので、有効活用してみましょう。