マンションのベランダを収納スペースに!最適な物置とは?

マンションに大抵ついているベランダですが、洗濯物を干すだけで、意外と有効に活用できていない場合が多いのではないでしょうか。

マンションのベランダに物置などを設置することで、居住スペースに入りきらないものや汚れているものなどの収納スペースとして活用することができます。

ここではマンションでのベランダの使い方について注意すべきポイントをおさえながら、おすすめの収納方法やベランダの活用の方法をご紹介していきますので、参考にしてくださいね。

マンションのベランダに物置を置く前に

まず、おさえておきたい大前提として、マンションのベランダ部分は「共用部分」ということです。

マンションには入居者が使用できる居住スペースの「専有部分」と、エントランスやエレベーター・階段・ゴミ置き場などの「共用部分」が存在します。

ベランダに関しては、普段使用するのはその部屋の住人であるために専有部分と思われがちですが、災害時などにはベランダが避難経路となるため、実は共用部分として存在するのです。

非常時には、同じ階の住人のみならず、別の階の住人も通行できるようにしておかなくてはなりません。

勝手に隔て板をふさぐ形で植物を置いていたり、大きな物置を置いていたりと、通行ができなくなるような使い方をしてしまうと、非常時の時には最悪の場合人命にかかわるかもしれないのです。

多くの人が暮らすマンションだからこそ、「これぐらい大丈夫だろう」と軽く思っていたことがトラブルに発展してしまう可能性もあります。

ベランダの使用方法についてはマンションの管理規約などに記載されていることが多いですので、トラブルを未然に防ぐためにもしっかりと規約を確認しましょう。

マンションのベランダを収納スペースとするためのポイントとは

それでは、マンションのベランダを収納スペースとして活用するためのポイントをご紹介しましょう。

・大きすぎる・重すぎる物置は決して置かない

容易に動かせないようなサイズや重さの物置は、決してベランダに置かないようにしましょう。

万が一災害にあった場合、「その物置が邪魔で非難することができなかった」という事態となっては大変です。

ベランダを収納スペースとして活かす場合にも、簡単に動かせる小型の収納ボックスや薄型の物置など、実際のベランダの状況に合ったものを置くようにしてください。

・ベランダに物を置きすぎない

非常時に通路として機能させるために、物を置きすぎてはいけません。

移動可能な小さなサイズのものであっても、数が多いと災害時に物が転がったりしてベランダをふさいでしまうことがあるからです。

収納だけではなく、ベランダで行うガーデニングに関しても同様です。

たくさんの荷物やプランターでベランダを埋めることがないよう注意しましょう。

以上、大まかに2点を確認しましたが、ベランダで収納可能かどうかの区別は実際に住んでいるマンションごとに異なるようです。

規約に記載がなく判断に迷う場合には、一度マンションの管理会社などに相談してみるのもよいかもしれませんね。

ベランダに物置を設置する前にすべきこと

ベランダに収納するといっても、ただ単にものを置いておくだけでは煩雑ですし、雨風の影響で劣化してしまいますよね。

そんな時に活用したいのが、物置です。

ここからは、マンションのベランダに物置を設置する際に注意したいことを確認していきます。

ベランダを収納スペースとして活用する際には、まず、「何を収納するのか」をしっかりと考えましょう。

それによって、どのような物置を設置するかも変わってきますね。

ベランダに収納するものとしては、野外で使う汚れが気になるものや期間限定で使用するものなど、室内に入れておかなくても大丈夫なものがよいでしょう。

具体的には、キャンプ用品やガーデニング用品、灯油缶などの季節ものや災害用品などを収納しておくのがおすすめです。

収納したいものをあらかじめリストアップし、それを収めるために必要な物置の大きさも考えられるといいですね。

ベランダに物置を設置する際は準備が重要!

ベランダで何を収納したいのかを確認すると、大体の物置の大きさやイメージが固まってくるのではないでしょうか。

収納のイメージがつかめたら、次に決めることはベランダでの設置場所です。

マンションのベランダは屋外なので、直射日光や雨風にさらされることが多い場所です。

汚れや劣化を防ぐためにも、設置場所はとても重要です。

また、実際に購入してから「設置できない」という事態にならないためにも、ベランダに設置する場所を事前に決めておきましょう。

その際、人が通れる通路を確保するためにも、しっかりとベランダを採寸しておくことが重要です。

以上のように、しっかりと準備をして、収納スペースを確保することが重要となります。

やみくもに物置を購入したり設置したりせずに、必要なものを最適な場所に置いておけるよう準備をしましょう。

マンションのベランダに置く物置の種類とは

近年、ベランダ用の収納にも、用途に応じてさまざまな種類の物置を選ぶことができます。

その際には、防水性や通気性などの機能面も考慮して選びましょう。

また、マンションのベランダはほぼ屋外となるので雨や風などの影響も大きく、素材を選ぶことも重要です。

・木製

温かみのあるナチュラルな印象を与えてくれる木製の物置は、熱を伝えにくいのでベランダでのガーデニングなどにぴったりです。

しかし、木製の物置に関しては雨風の影響を受けやすいため、定期的に木材保護塗料の塗装などのメンテナンスも必要となります。

・プラスチック製

軽量で設置も解体も簡単で、比較的安価で手に入りやすいのが特徴です。

メンテナンスもほぼ要らないのですが、紫外線に弱いため、耐久性が低いことが挙げられます。

・金属製

耐久性も高く、非常に丈夫な構造であるのが特徴です。

シンプルなデザインが多いので、収納することですっきりとしたベランダを保つことができますね。

スチール製の物置はコーティングがはがれると錆びやすくなるので、その際には補修するようにしましょう。

マンションのベランダにも置ける!コンパクトでおしゃれなおすすめ物置

ここからは、マンションのベランダにも置けるおすすめの物置をご紹介します。

【天然木ボックスベンチストッカー Cecilia〔セシリア〕】

コンパクトサイズなので、狭いベランダでの収納も可能です。

天然木の優しい質感が、ベランダガーデニングなどにもぴったりですね。

座ったときの座面が一般的なソファの高さに近いので、ベランダでくつろぐ時にも最適です。

【無印良品 ポリプロピレン頑丈収納ボックス】

シンプルなデザインで汎用性が高いため、人気の高い製品です。

キャンプ用品などを収納しておいて、そのまま持って出かけられる手軽さがうれしいですよね。

大きさも小・大・特大と3種類から選べるので、収納するものや量によって選べます。

【ガルバ製逆ルーバー室外機カバー 収納庫付き ミドル】

室外機をカバーしつつ、その上部の空間を収納に利用できる優れものです。

素材がガルバリウムなので、耐久性に関しても期待できます。

シンプルな外見で、すっきりとした印象のベランダにコーディネートできそうですね。

以上、素材ごとに3点ご紹介しました。

収納するものや用途、場所などによって、最適な物置は変わってきます。

購入する前にはしっかりとシミュレーションをして、ご自身の状況に合った物置を見つけていきましょう。

マンションのベランダ収納はコンパクトにすっきりと!

マンションのベランダは洗濯物を干すだけではなく、収納スペースとして活用することもできます。

しかし、非常時の避難経路となる共用部分であるため、物置を設置する際にも常識の範囲内でコンパクトに設置するのがおすすめです。

トラブルに発展しないようポイントをおさえながら、ベランダでの収納生活も楽しんでいけるようにしましょう。