アパート一階のベランダで視線が気になる!目隠し対策を紹介

アパートの一階部分のベランダは、通行人からの視線が気になりますよね。

そのため、「ベランダに洗濯物を干すことができない」「ベランダでガーデニングなどの作業が楽しめない」と言う方もいるのではないでしょうか。

また、女性で一人暮らしをしている場合、衣類の盗難の心配も気になるでしょう。

とは言え、部屋干しはカビやニオイの問題もありますし、できればお天気のよい日は外で洗濯物を乾かしたいものです。

そこで、アパートのベランダにできる目隠し対策をいくつかご紹介していきます。

アパートのベランダを目隠しするメリット

アパートのベランダに目隠しをすることで、いくつかメリットがあります。

まず、ベランダを目隠しすることで、外からの視線を気にすることなく過ごせる点です。

通行人やご近所さんからの視線が気になると、ベランダに出ることが嫌になってしまうこともあるでしょう。

その点目隠しをすれば、周りからの視線を気にすることなく、洗濯物を干したり、ガーデニングを自由に楽しんだりすることができます。

またベランダに干してある洗濯物から、女性の人暮らしが分かってしまうこともあります。

目隠しをすることで、衣類の盗難のリスクを減らすことにも繋ります。

また、目隠してメリットを得られるのは、ベランダの一階部分に限ったことではありません。

特にアパートの上層階に住んでいる場合、周りから視線が気になりにくいため、夜でもレースのカーテンのみだったり、カーテンをきちんと閉めずに隙間が開いていたりと、ついつい油断してしまいがちです。

しかし、レースのカーテンだけですと特に夜は人影がはっきりと分かりますし、カーテンの開いた隙間からお部屋の中が覗ける状態になってしまう可能性もあります。

そのため、女性が一人暮らしをしていることが安易に知られてしまう危険性があるのです。

また、不在の時間などが丸分かりになってしまう可能性もあり、防犯面でも危険が高まるでしょう。

ベランダに目隠しを設置することは、プライベート空間の確保、防犯面、盗難の面でも対策になります。

アパートのベランダは共有部分であることを忘れずに

通常、アパートのベランダには隣戸との境界線が分かるように、仕切りが設置されており、プライベートの空間として活用されます。

また、アパートのベランダは、自由に洗濯物を干したり、観葉植物を置いたり、ガーデニングを楽しんだりすることから、借りているお部屋同様「専有部分」と思われる方も多いです。

しかし、実際にはアパートなどのベランダは「共有部分」とされています。

つまり、共有部分であるベランダの改造や、ネジ等を使った大掛かりな造作物の作成は本来禁止されている行為なのです。

ベランダの目隠しを設置する場合は、必ず撤去が容易に行える物や、アパート住宅に傷や穴などを残すことのないように注意する必要があります。

また、ベランダ一階に目隠しを設置する際は、トラブル防止のためにも大家または管理会社に確認を取ってからにしましょう。

ベランダに目隠しを設置するときの注意点

共有部分であるアパートのベランダに目隠しを設置するときは、いくつか注意しなければならなことがあります。

特に以下の3点に注意を払いましょう。

・避難経路を塞がない

アパートなどのベランダには、火災などの災害時、隣戸へ逃げ込むために「隔て板」(仕切り板やパーテーションとも言います)が設けられています。

この隔て板の前には、物の設置や、非難の邪魔になる物を置くことは避けるように注意しましょう。

・排水経路の邪魔にならないか

アパートのベランダには、各排水口が設置されていますが、この排水口の上に物を設置することで水が流れず雨水が溢れ出てしまう可能性が考えられます。

・ほかの住民へ迷惑をかけないか

先ほどの排水経路のトラブルでは、雨水が溢れることで、隣戸へ水が流れてしまい迷惑行為になる可能性も考えられます。

また、台風や強風などで設置物が飛ばされて、ほかの住民へ迷惑がかかる可能性もあります。

特に一階より上の階で設置するときは、設置物が落下して窓の破損や怪我に繋がる恐れもありますので、しっかり設置する必要があります。

一階のベランダを簡単に目隠し!「すだれ・シェード」

アパートのベランダ一階に目隠し設置の許可を得ることができたら、早速設置していきましょう。

ここからは、おすすめの目隠し術をいくつかお伝えしていきます。

●すだれ

すだれは非常に安価な物も多く、比較的どこでも手に入れやすいです。

また、すだれといっても、中にはマルチカラーなカラフルなすだれや、シックな濃い目のブラウンなど種類も様々ありますので、お好みのすだれを選んで設置することができます。

ベランダに設置するときは、物干し竿にすだれをくくりつけ、ベランダの手すりにもくくりつけます。

目隠しとしてだけでなく、日よけ対策にもなります。

●シェード

すだれと同じような効果を得ることができるのが「シェード」です。

布タイプですので、すだれよりも様々な色柄から選ぶことができます。

また、シェードの中にはUVカット効果のある物もあり、特殊な加工により室内からの見通しはよく、外から室内が見えにくい物もあります。

また、適度に光を通してくれるため、お部屋が暗くなりすぎる心配もありません。

設置方法はすだれと同様に、物干し竿とベランダの手すりにくくりつけるだけと簡単です。

アパート一階のベランダがおしゃれな空間に!木製パネルで目隠し

アパートのベランダって、なんだか無機質で冷たい印象を受けませんか?

そこでベランダの一階に木製のパネルやフェンスを使って目隠し効果を得つつ、木製の温かみを活かしたベランダにしてみてはいかがでしょうか。

木製のパネルやフェンスをベランダに設置するときは、脚がついていて自立できるタイプのフェンスがおすすめです。

また、倒れて外壁や設備等を破損させないためにも、麻紐などでしっかりとベランダの手すりにくくりつけ、転等防止対策を行っておきましょう。

木製パネルの中でも、「ラティス」はベランダの目隠しアイテムでもおすすめです。

ラティスは簡単に言うと、格子状に板が張られた木製の柵のことです。

ホームセンターなどで一度目にしたことがある方もいらっしゃると思います。

ラティスにプランターや植物などを引っ掛けて飾れば、手軽にグリーンカーテンを楽しむことができ、緑の癒し効果も得ることができます。

また、ラティスの中にはもとから下にプランターがついているタイプもあります。

このタイプでしたら、プランターが重しになり倒れてしてしまう心配もありません。

ベランダカーテンで一階を目隠し

アパートのベランダには、屋根がついているため多少の雨でしたら洗濯物が濡れることはありません。

しかし、横殴りの雨の場合では、干していた洗濯物が濡れてしまうことがあります。

そこで雨を防ぎつつ、目隠し効果のあるおすすめのアイテムをご紹介します。

●ベランダカーテン

ベランダカーテンは、設置も簡単で人気が高いアイテムです。

設置方法も物干し竿に通すだけですので、誰でも簡単に行うことができます。

ベランダカーテンの多くはベランダの上から下まですっぽりと覆うことができ、素材もビニール性ですので、すだれやスシェードよりも雨に強く、洗濯物を雨から守ってくれます。

また、ベランダカーテンにはUVカット機能つきの物もあり、このタイプでしたら衣類の日焼けを守る効果が期待できます。

シンプルなカラーから柄物まで種類も豊富ですので、好みの物を選びやすいのもよい点です。

ぜひ、一階のベランダに設置してみてはいかがでしょうか。

ベランダに目隠しを設置するメリット

目隠しの設置はプライベートの確保だけでなく、盗難のリスクや防犯面でもメリットがあります。

特に、洗濯物で女性の一人暮らしが分かってしまうこともありますから、目隠しの設置はしておくと安心です。

とは言え、ベランダはあくまでも共有部分ですので大幅に手を加えてしまうものや、ほかの住民へ迷惑となることがないか注意しましょう。

また、ベランダへ目隠しを設置するときは、必ず大家または管理会社へ確認を取ってからにしてください。