1LDKの間取りの部屋にこれから住むことを考えている方も多いことでしょう。
あまり意識はしないかもしれませんが、「1LDKの間取り」と言っても物件によってその形は様々で、それによってレイアウトも変わってきます。
そこで今回は、間取りの形の種類やインテリアのレイアウトのポイント、意外と悩みやすい形の1LDKでのレイアウトのポイントについてお話ししていきます。
1LDKの間取りはレイアウトのパターンに種類がある!
一口に「1LDKの間取り」と言っても、その間取り自体様々な種類があります。
その分レイアウトの方法も変わってくるので、どのような間取りがあるのかいくつかの例をご紹介していきましょう。
●玄関を入ってすぐに水周り、次にLDKでその奥に居室がある間取り
イメージとすると長方形の長細い間取りで、玄関から居室までは少し距離があります。
物件によっては、LDK・居室の2つに窓があり日光が入りやすい間取りと言えます。
居室までは廊下がないので、LDKを通り抜けるようにして行かなくてはなりません。
このことについては、一人暮らしでは気にならなくとも、二人暮らしでは気になることもあるかもしれません。
●LDKと居室が並んだ間取り
こちらも、玄関から居室までは少々距離がありますが、物件によっては玄関から居室まで廊下でつながっていることがあるので、LDKをわざわざ横切る必要がない場合があります。
また、居室とLDKの仕切りが大きい場合には、そこを開けて一つの空間として使うこともできるでしょう。
1LDKの間取りのレイアウトの種類!他にもまだある!
1LDKの間取りのレイアウトの種類はまだまだあります。
●居室とLDKが水周りを挟んで並んでいる間取り
物件によっては居室に日光が差し込みにくい場合がありますが、寝室として使うのであれば、大きな問題にはならないでしょう。
このような物件は、LDKにバルコニーやベランダがついていることが多いので、LDKが明るい印象を持てます。
●水周りと廊下を介して居室とLDKがある間取り
少しイメージしにくいかもしれませんが、玄関を開けると、LDKに続く廊下があり、その途中に水周りや居室の扉があるような間取りです。
廊下とLDKとの間に扉がある物件であれば、インテリアのレイアウトはしやすいかもしれませんが、そうでない場合には、内覧時にどのようなレイアウトにするかを考えておいた方がいいでしょう。
●部屋が振り分けられた間取り
玄関を入ると左右に伸びる廊下があり、片方はLDKに、片方は居室へと続いている間取りです。
来客の際には、「どのように靴を脱いだらいいか分からない」と悩んでしまうことも考えられますが、LDKと居室を普段からしっかり使い分けたい人には向いている間取りです。
1LDKの間取りの部屋でのインテリアのレイアウトのポイントは?
ここまで見てきたように、「1LDKの間取り」と言っても、その形は物件によって様々です。
そのため、インテリアのレイアウトも悩んでしまうことでしょう。
そこで、インテリアをレイアウトする時のポイントについてお話ししていきます。
これは他の間取りでも言えることなので、ぜひ参考にしてみてください。
レイアウトをする時の大きなポイントは5つです。
【動線】
部屋で快適に過ごすために欠かせないのは「いかに部屋での移動が楽になるか」ということです。
そのために、インテリアは人が通る際に妨げないくらいのスペースに配置することや、立ったり座ったりという動作が自然にできるくらいのスペースでレイアウトする必要があるのです。
【視線】
リビングでソファに座ったら目の前に視線を遮るようなものがあると、圧迫感を感じてしまいますよね。
逆に、室内を見渡せると、開放感を感じるでしょう。
このように視線が抜けるようにレイアウトをすると、開放感を感じることができ、部屋が広く感じるのです。
例えば、背の低いインテリアを使ったり、背の高いインテリアは壁際に配置するといったことがあげられます。
レイアウトのポイントを押さえると1LDKの間取りの部屋がおしゃれに!
1LDKの間取りの部屋のレイアウトのポイントについて引き続きお話ししていきます。
【統一感】
レイアウトをする上で欠かせないのが「インテリアのテイストを統一する」ということです。
これを押さえていないと、いくら動線を確保したレイアウトや視線抜けを意識したレイアウトにしても、部屋がおしゃれには見えません。
また、インテリアの高さ・奥行もそろえると、部屋に統一感が生まれます。
【一点集中】
近年ではあまり見かけなくなってきましたが、日本の和室には「床の間」というものがあります。
これは自然に視線が集中するポイントで、これによりインテリア効果を高めることができます。
これと同じように、1LDKの間取りの部屋でも、壁に絵画を飾ったり、水槽や花を置くことでインテリア効果を高めることができるのです。
このようにすること、インテリアの物足りなさやまとまりの無さをカバーすることができるのです。
【遠近法】
絵画などでも用いられる方法ですので、一度は聞いたことがある言葉でしょう。
これは部屋でも言えることで、インテリアのレイアウトを、部屋の手前に配置するものは大きめの物、部屋の奥に配置するものは小さめの物といったようにする方法です。
また、インテリアでなくても、壁に遠近法を取り入れた絵画を飾ってみても、同様の効果が得られやすいです。
L字型の1LDKの間取りの部屋のレイアウト
初めにお話ししたように、「1LDKの間取りの部屋」と言っても、部屋自体のレイアウトは様々で、中にはL字型の間取りの部屋も存在しています。
このような間取りの部屋では、レイアウトに悩んでしまう方もいるかもしれませんが、おすすめは「キッチン近くはダイニング、残りはリビングとして使う」という方法です。
ダイニングスペースにダイニングテーブルを置いて、調理・食事ができる空間として使いましょう。
もし、ダイニングスペースとして使う場所が少し狭いように感じるのであれば、小さなサイズのダイニングテーブルがおすすめです。
このようなものを使えば、キッチンの動線を確保しながら、食事を摂ることも可能です。
リビングスペースとダイニングスペースを区切って使うレイアウトですが、その区切り方は、しっかりパーティションなどで区切ってしまうのもいいですが、ソファを使う方法もおすすめです。
ダイニングスペースに背を向けるようにしてソファを配置することで、部屋を区切ることができます。
この方法であれば、視線が抜けるので部屋に開放感を感じることも可能ですし、ダイニングスペースとリビングスペースのテイストを変えることもできます。
細長い1LDKのレイアウト
意外と1LDKの間取りの部屋でもレイアウトに悩みやすいのが、「細長い間取りの1LDK」です。
このような間取りの部屋では、基本的にソファを始めとする大きめのインテリアを壁に沿うようにしてレイアウトすることをおすすめします。
インテリアも背の低い物を選び、配置するようにしましょう。
このようにすると、視線が抜けるので部屋が広く見えます。
視線の先にバルコニーやベランダがある場合にも開放感を感じることができるでしょう。
また、キッチンに関してもコンパクトなダイニングテーブルを使うことで、キッチンを広く使うことができます。
細長い1LDKの間取りでは、奥行きがあることが最大の特徴でもありますので、これを意識してみてもいいでしょう。
1LDKの間取りの部屋のレイアウトはゆとりを持って
1LDKの間取りの部屋の形の種類やレイアウトのポイントについてのお話をしてきました。
住む物件によって、レイアウトの方法は変わってくることでしょう。
しかし、どの部屋でもポイントを押さえてレイアウトする必要があります。
快適に生活ができるようにするためにも、レイアウトはゆとりを持って行いましょう。