2DKは、数人で暮らすには狭いという印象のある間取りです。
しかし、家具配置の工夫次第で、そのような印象のある2DKが見違えるように広々とした空間に生まれ変わります。
今回は、それぞれが仕事を持つカップルに焦点を当て、2DKで2人暮らしを満喫するための家具配置についてご説明していきます。
大は小を兼ねる?2DKの2人暮らしは大きめダイニングテーブルを
まず、2DKで二人暮らしをする場合のダイニングキッチンにおける家具配置を見てみましょう。
ダイニングキッチンで行うことと言えば、食事がメインになります。
2人暮らしとなると、それぞれ食事の好みもあるため、おかずを多く用意することも想定されますよね。
そのため、多くのおかずが置けるよう、大きめの4人掛けダイニングテーブルをダイニングキッチンに配置しましょう。
食事中に本や新聞などを読む習慣のある方は、それらを置いても大きめのダイニングテーブルであれば邪魔になりません。
それから、ダイニングテーブルはダイニングキッチンの中央に配置するようにしてください。
そうすることで、配膳をスムーズに行うことができます。
また、大き目の4人掛けダイニングテーブルは、結婚を視野に入れているカップルにもおすすめです。
4人掛けであれば、結婚後に子供が生まれたとしても、それぞれが広いスペースで食事を取ることができます。
2DKダイニングキッチンで重要な家具配置はこれ!情報収集にも
2DKのダイニングキッチンで重要な家具配置は、ダイニングテーブル以外にもう一つあります。
それは、テレビです。
2DKに住んでいる方の中には、食事中にテレビを視聴する習慣がある方もいるでしょう。
そんな習慣がある場合は、テレビをダイニングキッチンに配置するようにしてください。
そうすることで、テレビを視聴しやすくなり、朝のニュースや天気予報などをチェックすることができます。
2人暮らしの場合、中央にあるダイニングテーブルと並行して壁際にテレビを配置することで、それぞれが視聴しやすくなります。
そして、テレビは光の当たり具合によって画面が反射されることもあるため、窓の付近に配置する場合には、その位置にも注意しましょう。
また、長時間テレビを視聴する習慣がある方などは、目を休めるものとして近くに観葉植物などを置くのもおすすめです。
2DKの2人暮らしは居室を共有の仕事部屋に!お揃いの家具配置を
2DKの間取りでは、居室が2つ備わっています。
2人暮らしの場合、その居室のうちの1つを共有の仕事部屋とするのがおすすめです。
例えば2DKの居室が6畳の場合、そこで2人が仕事をするとなると狭さを感じることも否定できません。
そのため、家具配置により、広さを感じられる工夫をしましょう。
まず、2人が同じ居室で仕事をするとなるとそれぞれの机が必要ですが、6畳の場合は同じ種類のもの選んで横並びに配置してください。
色や高さを合わせることで、圧迫感を軽減できます。
また、お互いの仕事に集中するためにも、双方の机の間には仕切りを配置するのもポイントです。
仕切りの代わりとして、本を並べて配置するのも良いでしょう。
あまり高い仕切りだと、かえって視界に入りやすく、仕事に集中しづらくなることもあるため注意してください。
それだけでなく、2DKの居室の1つを共有の仕事部屋として使用する場合には、机以外の家具配置も重要になります。
狭くてもリラックスできる家具配置を!2DKで仕事の効率を上げる
前項では、2DKの2人暮らしで居室を共有の仕事部屋とする際の、机の配置についてご説明しました。
しかし、仕事に重要な家具配置は机だけではありません。
まず、人の集中力には波があり、その日の体調や気分によっても左右されるものです。
仕事をするために机に向かい続けていても、常に効率良くはかどるとも限りません。
そこで重要となるのが、リラックスできるソファーなどの家具配置です。
仕事に集中できない際は、仕事部屋の配置したソファーなどでゆっくり休むことも大切です。
脳を休ませることで、かえって仕事の効率が良くなることもあります。
2DKの居室が6畳の場合、小さめのソファーなどがスペースを取らずおすすめです。
また、あまり大きいソファーだと、リラックスしすぎて眠ってしまう懸念もあります。
注意点として、ソファーなどリラックスするための家具配置は、机に座った際に視界に入らない位置にしてください。
視界に入ってしまうと、どうしてもリラックスしたい気持ちが強くなってしまい、仕事が手につかなくなってしまう場合があります。
あくまでも、仕事に集中するための家具配置を心掛けましょう。
2DK2人暮らしの寝室はスペースより睡眠確保のための家具配置を
ここからは、2DKのもう一つの居室についてご説明していきます。
2DKでの2人暮らしで1つの居室を仕事部屋としたら、もう1つは寝室として使用してください。
そして、寝室として使用する居室にはシングルベッドを2台配置しましょう。
2DKの居室が6畳の場合、少しでもスペースを確保しようとダブルベッドなどを選ぶかもしれません。
しかし、それぞれが仕事を持っている場合、業務に支障をきたさないためにもしっかりとした睡眠を確保することが重要です。
ダブルベッドなどの場合、相手が寝返りをうったり、また起床する際の動きにより自分も目が覚めてしまうことがあります。
これらにより寝付けなくなってしまうと、相手を責めるような気持ちも生まれてしまうものです。
つまり、2DKの6畳居室の家具配置ポイントは、スペースの確保だけではないということが言えます。
また、ベッドは枕側を壁付けにし、足がドアに向くよう配置しましょう。
横になった際に、圧迫感が軽減されます。
それだけでなく、2つのベッドの間は密着させず、20cmほど間を空けて配置してください。
ベッドメイキングなどもしやすくなるためおすすめです。
2DK寝室の家具配置はシンプルに!感情を鎮める工夫を
2DKの居室の1つを寝室とする場合、ベッド以外の家具配置は極力シンプルを心掛けてください。
例えば、就寝前に本などを読む習慣がある方は、部屋になじむデザインの照明を選ぶようにしましょう。
また、自分のベッドにのみ灯りが当たるよう、配置や向きの調節をすることも大切です。
相手の睡眠への妨げを防ぎ、2人暮らしならではとも言える感情の衝突を回避します。
それから、特に女性は寝室で化粧などをすることも多いですよね。
ベッド2つを配置することによりそのスペースがあまり確保できないため、できれば小さめのドレッサーなどを選んでください。
それだけでなく、リラックスのためにも2DKの寝室にはお気に入りのインテリアを配置することもおすすめです。
絵などを壁に飾れば、就寝前のリラックス効果が期待できます。
しかし、絵を眺めることは感情を動かすことにも繋がるため、ベッドに横になった際に視界に入らない位置に飾りましょう。
6畳居室の狭さを感じさせないよう、飾る絵も小さめのものが望ましいです。
2DKではお互いのペースを尊重する2人暮らしを!
仕事を持つカップルが2DKで2人暮らしをする場合、お互いの生活ペースを乱さないための家具配置が重要になります。
就寝時間なども人それぞれのため、相手のペースを尊重する気持ちを持つことも大切でしょう。
また、2DKで2人暮らしをする場合、将来を見越した家具配置がポイントになります。
後に新しい家具の購入費用を押さえることにも繋がるため、選ぶ際には慎重に行ってください。