1LDKの部屋でも10畳のLDKは少々レイアウトがしにくいかもしれません。
そのため、使い方に悩んでしまうという方も少なくはないでしょう。
しかし、レイアウトの仕方次第では、部屋を広く使うことができるのです。
今回は10畳のリビングのレイアウトのアイデアについてご紹介していきます。
レイアウトに困りやすい?1LDKの10畳のLDKは思ったより狭い?
1LDKの部屋を借りることになった時、LDKが10畳もあると、一見して広い間取りだと思えるでしょう。
しかし、意外とインテリアを置きながらレイアウトをしていくと、間取りによっては狭く感じてしまうことがあるのです。
また、賃貸住宅に多い4.5~6畳ほどの広さの部屋に今まで住んでいた人ならば、どのようにレイアウトをしていけばいいか分からなくなる方もいるでしょう。
「10畳のLDK」と言っても、間取りの形によってその印象は大きく変わってきます。
例えば、正方形のリビングや細長いLDK、凹凸のあるLDKなど、物件によってLDKの形は様々です。
この他にも、窓の数や大きさ、窓から見える景色によっても部屋の印象は変わります。
物件によっては、キッチンと一体になっている間取りや、リビングよりも奥まった場所にキッチンがある場合も考えられますので、一概に「10畳のLDKは案外狭い」とも「広い」とも言いにくいです。
しかし、やはり比較的コンパクトな広さであることが多いので、レイアウトは工夫したいところです。
部屋を広く見せる家具のレイアウトが、10畳のLDKには必要となってくるでしょう。
同じ1LDKでも10畳と12畳はそんなに違う?
どのような間取りの部屋でも「広く見せたい」と考えることの多いLDKのレイアウトですが、同じ1LDKでも10畳の他に12畳の広さの物件もよく見かけるでしょう。
たった2畳の違いですが、大きな差はあるのか気になるところです。
もし、大差がないのであれば、12畳の部屋のレイアウトを参考にしながら10畳の部屋もレイアウトしたいですよね。
たった2畳の差のように感じますが、部屋の広さは大きく感じるのです。
一般的に、10畳のLDKは16.53m²で12畳のLDKは19.83m²とされています。
このことから、広さが異なってしまう12畳のリビングを参考にしながらレイアウトをするのは、あまりおすすめできません。
では、10畳のLDKにレイアウトができるインテリアには、どのようなものがあるのでしょうか。
次項からお話ししていきましょう。
10畳の1LDKのレイアウト!リビングに置けるのは?
1LDKの部屋に住んでいると、恐らく普段はリビングで過ごす時間が多くなるでしょう。
リビングが10畳であった時、長い時間を快適に過ごすためには、どのようにレイアウトをしていけばいいのでしょうか。
まずは、リビングに置けるものを考えていきましょう。
一般的な10畳のLDKには、コンパクトなサイズ感のダイニングテーブルと2人用のソファであれば、十分にレイアウトすることが可能です。
ちなみに、4人用のダイニングテーブルをゆったりと置くことができるのは、12畳ほどの広さが必要になります。
そのため10畳のLDKに配置するのは、2人用のダイニングテーブルとソファが限界でしょう。
上記の2つは無理なく配置できるとは言え、少々部屋が狭く感じてしまうことも考えられます。
このような時は、両方を配置するのではなく、どちらか片方のみを配置することをおすすめします。
または、リビングにコンパクトなローテーブルでレイアウトをし、クッションなどに腰かけてみても部屋を広く使うことができるでしょう。
10畳の1LDKの部屋を広く見せるレイアウトのアイデア
いくら、手持ちのインテリアで1LDKの部屋を広く見せようとしても、なかなか上手くいかないこともあるでしょう。
そこで、10畳のLDKの部屋をより広く見せるレイアウトのアイデアをいくつかご紹介していきます。
【ベランダ・テラスを活用】
物件によっては、リビングに、ベランダやテラスが掃き出し窓と一緒についていることがあります。
このような部屋の場合、カーテンを思い切って開けて、ベランダ・テラスが見えるようにしてみましょう。
このようにすることで、リビングと一体感を持たせ、部屋を広く見せることができます。
また、ベランダ・テラスに植物を飾ってみてもおしゃれになるでしょう。
【ソファの位置に注目】
LDKにベランダ・テラスがない場合も考えられます。
このような時には、ソファの位置に注目してみましょう。
LDKに腰高窓があれば、その窓に背を向けるようにしてソファをレイアウトします。
このようにすることで、ソファの存在感が薄くなるため、部屋をスッキリと広く見せることができます。
また、ソファを壁に沿うようにして配置すると、リビングの床が見える面積が広くなるので、開放感を持たせることができます。
10畳のリビングを広く見せるレイアウトのアイデアは他にも!
ここまでご紹介してきた1LDKの部屋を広く見せるレイアウトのアイデアは他にもありますので、引き続きご紹介していきます。
【鏡を配置】
部屋の中で目を向けさせたいところに、大きな鏡を置いてみましょう。
こうすると、鏡がフォーカスポイントとなり、部屋に奥行きを持たせることができます。
また、家に大きな鏡がない場合には、遠近法を用いた絵画などを飾ってみてもいいでしょう。
【背の低いインテリアでレイアウトする】
先ほど、リビングにコンパクトなローテーブルを配置し、クッションなどに腰かけるといったことをご紹介しました。
このように、背の低いインテリアでリビングをレイアウトすることで、視界を遮るものがなくなるので、部屋を広く見せることができます。
【色にも注目】
10畳のリビングを広く見せるために、レイアウトするインテリアの色を、膨張色である白に近い物を選ぶという方も多いのではないでしょうか。
白いに近い色というのは、空間を広く見せることできますが、使いすぎると眩しい印象の部屋となってしまいます。
こうなっては、リビングが「落ち着かない空間」となってしまいます。
落ち着きのある空間にするためにも、淡い色ばかりでレイアウトするのではなく、濃い目の色のインテリアもポイントとして一緒にレイアウトするようにしましょう。
10畳のLDKでも活躍!テレビ台の大きさに注目!
1LDKの部屋でテレビを置くとなったら、多くの場合リビングになるでしょう。
また、テレビを置く時には、床に直置きするのではなく、テレビ台を使うことも一般的ですよね。
10畳のLDKでテレビを置く時には、テレビの大きさ・テレビ台の大きさにも注意が必要です。
テレビは電源を切ると、画面は真っ暗になりますよね。
そして、リビングの壁紙は、白であることが多いです。
このことから、部屋の大きさに釣り合わないテレビをレイアウトしてしまうと、部屋に圧迫感を与えてしまうのです。
つまり、電源が入っていない状態であると、部屋が狭く感じてしまうということです。
また、テレビ台に関しては、テレビよりも少し大きめの方が部屋が広く見えるので、そのようなものを選ぶことをおすすめします。
10畳の1LDKでは物は最小限にしたレイアウトを
ここまでお話ししてきたように、10畳のLDKは必ずしも「広い」とは言い難いです。
そのため、レイアウトのできるインテリアの数は限られしまいます。
大きなインテリアであれば、必要なものを見極めてレイアウトする必要があるでしょう。
今回ご紹介したような、部屋を広く見せるためのアイデアを活用しながら、快適な部屋を作ってみてください。