神奈川県は、比較的新築マンションの多い地域と言われています。
特に横浜市と川崎市は東京に近く、再開発を進めているので、新築マンションが多く立ち並んでいます。
タイミングさえ合えば、良い物件を見つけることができるでしょう。
今回は、神奈川県の中でも人気の高い、横浜市と川崎市で新築マンションを探すポイントについてご紹介しましょう。
神奈川県の基本情報
まずは、神奈川県の基本情報を押さえておきましょう。
神奈川県の人口は、2015年の国勢調査によると912万人余りで、東京に次いで全国2位です。
平均年齢は45.0歳で、年代別の人口割合を見てみると15歳~64歳が最も多く63.5%、65歳以上は全国の人口割合26.6%よりも低い23.9%となっています。
このことから、神奈川県は働き盛りの人口割合が高く、少子高齢化の傾向が少ない県だと言えるでしょう。
また、人口も増加しており、神奈川県は新築マンションが多く建てられています。
そのため、新築マンションを購入するときには、価格、間取り、広さ、駅からの距離など、他地域から比べると選択肢の幅は広いと言えるでしょう。
神奈川県の中で新築マンションが多く建てられているのは、人口増加率が高い川崎市中原区、他に川崎市宮前区、横浜市神奈川区などです。
駅で新築物件が多くなっているのは、横浜駅、川崎駅、武蔵小杉駅の周辺です。
神奈川県で新築マンションを探すには横浜市がおすすめ
前述したように神奈川県で新築マンションを探すには、横浜市と川崎市が選択肢も広くおすすめです。
まずは、横浜市について見ていきましょう。
横浜市は全国で2位の人口を誇る政令指定都市です。
横浜中華街や横浜みなとみらい21などをはじめとした多くの観光スポットがあり、赤レンガ倉庫、横浜ランドマークタワーなど有名な建物も多くあります。
地元のサッカーチームや野球チームなどもあり、スタジアム周辺は賑わいを見せています。
また、横浜市内でも充分に働ける場所はありますが、都内へのアクセスも良いので、多くの方々が通勤通学していて東京のベッドタウンという一面もあります。
現在でも、「横浜駅周辺エリア」「みなとみらい21エリア」「馬車道駅周辺」では、再開発が行われていて、特にみなとみらい21エリアは未利用地が点在しているので、これからますます再開発が加速されるでしょう。
このように賑やかな街の部分を取り上げられることが多い横浜市ですが、落ち着いた雰囲気の住みやすい街ももちろんあります。
では、おすすめの横浜の街をご紹介しましょう。
横浜駅周辺で新築マンションを探す
横浜駅の周辺は、前述したように再開発が進んでいて、より一層賑やかな街になろうとしています。
その分、利便性は高く、6社11路線が乗り入れている神奈川県最大の交通アクセスで、東京や千葉へ乗り換えなしで出られて、通勤通学など、とにかく移動がしやすいのが大きな特長です。
駅周辺には大型ショッピング施設も揃っており、買い物には不自由しません。
飲食店もたくさんあるので、生活がしやすい街ですが、反面、利便性が高く、繁華な街であることから、治安はあまり良くないのが難点です。
また、新築マンションは再開発が進んでいること、横浜という地名のブランドが上乗せされるため、価格はかなり高額な傾向があります。
今回取り上げている川崎と比べるとその差は大きく、物件によっては、都内の新築マンションよりも高いものもあります。
横浜駅周辺で新築マンションを探すなら、駅を少し離れると住宅街広がる西口方面エリアが良いでしょう。
みなとみらいエリアに向かうと、物件価格は高くなります。
東口エリアは、住める物件自体が少ないので、タワーマンションか高級賃貸のような物件になってしまいます。
横浜市で子育てしやすいと評判のエリアをご紹介
それでは、神奈川県内で最も人気の高い横浜市内で、子育てがしやすい評判のエリアをご紹介しましょう。
【横浜市青葉区】
このエリアは、公園や川など自然が多く、上品な雰囲気で犯罪発生率も低いので、どの世代でもゆったり安心して住みやすいと評判です。
特に子育て世代は子どもの遊び場に不自由せず、また子供を預けやすい環境も整っているので人気があります。
また、大規模な商業施設や商店街が充実しているので、毎日の買い物にも便利な上、商業エリアと住宅エリアの住み分けがきちんとされています。
青葉区の中でも評判の高いエリアは、東急田園都市線の「青葉台駅」、同じく「たまプラーザ駅」、「あざみ野駅」です。
それぞれのエリアにある物件の特徴を、新築マンションの物件数が多い順に見てみましょう。
あざみ野駅周辺は、青葉区全体の家賃相場とほぼ同じで、ファミリータイプの間取りが多く、4LDK以上の物件もあるので、大家族の方にはおすすめのエリアです。
青葉台駅周辺もファミリータイプの物件が多く、あざみ野駅周辺ほどではありませんが、3LDKや4DKなど比較的広い間取りが多くあります。
家賃相場は、青葉区全体と比べるとやや低めです。
たまプラーザ駅周辺も、ファミリータイプの間取りが多いですが、広い間取りの物件は多くありません。
家賃相場は、青葉区全体よりもやや高めです。
神奈川県で人口増加率が最も高い中原区で新築マンションを探す
次に川崎市について見ていきましょう。
まずは、前述したように神奈川県内でも人口増加率が高い川崎市中原区です。
人口が増えていることで、新築マンションも多く造られています。
中原区は、川崎市のほぼ真ん中に位置し、都内や横浜へのアクセスが良く、武蔵小杉駅前の再開発で急速に発展している街です。
武蔵小杉駅は、東急東横線とJR線が乗り入れていて、南武線、横須賀線、湘南新宿ラインと、使える路線が多く、通勤通学にとても便利です。
駅周辺には、高層マンションが立ち並び、大型ショッピング施設も充実していて、マンションに直結しているショッピング施設もあります。
また、昔ながらの商店街も活気があり、気軽に入れる飲食店などが並んでいます。
以前の中原区には、今の武蔵小杉駅の近くに「工業都市駅」という名前の駅があり、京浜工業地帯に含まれていたエリアでした。
しかし、今は下町の良さとおしゃれな街が融合し、治安の良い、バランスのとれた街に変わっています。
再開発が進み、利便性が高く、その上治安も良いエリアですが、新築マンションの価格は、都内や横浜ほど高くはありません。
子育てしやすい川崎市のエリアで新築マンションを探す
川崎市の中で子育てがしやすいおすすめのエリアは、「川崎市宮前区」です。
宮前区は多摩丘陵上に位置することから、平地が少なく坂が多い起伏に富んだ地形のエリアです。
農業を行うのどかな土地柄でしたが、東急田園都市線が開通し、東京のベッドタウンとして発展してきました。
川崎市は働くお父さんやお母さんに優しい街として、子育て支援が充実していますが、宮前区でも、放課後子どもを預かってくれる児童クラブ「わくわくプラザ」や、子供が放課後遊べる「こども文化センター」が各所にあります。
都内へのアクセスも良いことから、子どもの進学の選択肢が広げられるのも人気のひとつでしょう。
宮前区で人気の駅は、「宮崎台駅」「鷺沼駅」「宮前平駅」で、どこもファミリー向けの物件が多くあります。
神奈川県内の他の人気のあるエリアと比べると、新築マンションも多く、価格もそれほど高額ではありません。
自然の中で、のんびり子育てしたい方にはおすすめです。
神奈川県は新築マンションが比較的多い
神奈川県は近隣の県に比べると、新築マンションの物件数が多いエリアです。
その中でも、ご紹介した横浜市と川崎市は、再開発や人口が増えていることもあり、新築マンションの物件数も増えています。
特に東京と横浜の間に位置する川崎は、利便性が高いわりに、新築マンションの価格も比較的安く、生活しやすいエリアとしておすすめです。