マンションの契約が済み、待ちに待った内覧会の日が来る前に、ぜひおさえておきたいポイントがあります。
これから、長い年月を暮らしていく我が家ですから、納得のいく気持ちで引き渡し日を迎えたいですよね。
そのためにも、内覧会はとても重要な日です。
当記事では、内覧会の経験者のブログを参考に、チェックするべきポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
マンションの内覧会に向けて準備を進めよう
マンションの内覧会は、契約が済み引き渡しとなる前に、部屋全体の設備などを業者とともに確認する作業のことです。
中古マンションであれば、契約する際に部屋を確認することができますが、新築マンションの場合は契約する時点では、まだ完成していないことがほとんどですよね。
その場合は、内覧会が初めて「自分の暮らす空間を実際の目で確認できる機会」です。
そして、この時に契約通りの間取りになっているか、希望したオプションは設置されているか、気になる傷や不具合がないかなどを確認します。
とても大切な一日になるので、その日に備えて、あらかじめチェックする項目や持ち物などを準備しておくことが大事です。
そのためにも、経験者のブログを参考にマンションの内覧会で必ずチェックしておきたい項目をおさえていきましょう。
内覧会当日を迎えるまでの流れ
マンションを購入してから内覧会を迎えるまでの流れを理解しておきましょう。
①売買契約を締結
②売主や建設業者から施主に日程の連絡がくる
③内覧会の日程が決定
④内覧会への立会いを同行業社に依頼する
⑤建物が完成
⑥内覧会を実施
これが、契約から内覧会を迎えるまでの一連の流れです。
しかし、④に関しては任意になりますので、必要ないという方も多いかもしれません。
参考までにお話しすると、第三者の一級建築士に立ち会ってもらい、内覧会に同行してもらうサービスです。
これは、自身でチェックすることに自信がない方や第三者のプロの目線で確認してもらいたい方におすすめします。
ただし、検査費用がかかるということも念頭に置いておきましょう。
ブログによれば、結局のところ特に大きな問題がなく済んでしまったとしても、4万円近くの費用が発生してしまったという事例があります
マンションの内覧会で失敗しないようにブログから学ぶチェック項目
マンションの内覧会を迎えるにあたって、経験者の方のブログを参考に、どのようなことをチェックするべきか学んでいきましょう。
①できれば大人数で出向く
内覧会は、できるだけたくさんの目があった方が隅々までチェックが行き届きます。
そのため、できれば3~4人で行くことが望ましいです。
なかには夫婦二人で行く場合もあると思いますが、もし協力してもらえるなら、親や兄弟に付き添ってもらえると助かるでしょう。
②床の傾きをチェックする
多少の誤差はありますが、3/1000mmという一般的な許容誤差を超えてしまうと、家具や物を置いた時に傾いてしまう可能性があります。
水平器やボールを用意してチェックしましょう。
③浴室換気ダクトの排気漏れ
換気ユニットとダクトの接続部から排気が漏れていることがあります。
このまま作動させてしまうと、浴室内の湿気が天井裏に流れて湿気がたまり、カビや設備の劣化を招いてしまいます。
④壁・クロス下地の凹凸
下地に凹凸があると、クロスがよれてしまいます。
また、繋ぎ部分に隙間がないかも確認しておきましょう。
⑤床の凹凸
床のチェックをするためにも、内覧会ではスリッパを履かずに靴下で歩くことをおすすめします。
しっかりと足の裏で踏みしめて、凹凸がないかを確認しましょう。
マンションの内覧会に持参したいものとは?ブログで紹介されているアイテム
マンションの内覧会に行く際に、ぜひ持参しておきたいアイテムをご紹介します。
こちらは、マンションの内覧会を経験した方がブログでおすすめしている物になります。
●筆記用具・ふせん
チェックや、説明内容を記入します。
気になる傷があった時には、ふせんを貼っておくと便利です。
●デジカメ
不具合の指摘箇所などを撮影しておくと、補修後にチェックすることができます。
他にも、ブログに載せるなどの理由で、家具が入る前の広々とした写真が欲しい方はあると便利です。
●メジャー
契約した時のプランと相違があると感じた場合に計測することができます。
また、家具・カーテンと室内の採寸にも使います。
●図面や家具のパンフレット
家具の購入のためにも、実際の部屋の幅や天井までの高さを見ながら、希望している家具のパンフレットを見て大きさや高さなどの確認をしながら、図面に書き込んでおきましょう。
●懐中電灯
収納庫など暗い箇所を点検する時に役に立ちます。
●水平器やボール
床が傾いていないか確認をする時にあると便利です。
床の傾きは、荷物を入れてから気づくのは大変なので、内覧会の時にしっかりと確認しておきましょう。
これらのアイテムがあると、内覧会当日はスムーズにチェックを進められます。
ぜひ持参してみてください。
ブログを参考に!内覧会当日にチェック以外でするべきこととは?
内覧会当日は、部屋の隅々をチェックをするだけではありません。
ぜひ、忘れずにやっておいてほしいことがあります。
それは、カーテンのために窓の採寸をするという作業です。
マンションの窓が大きいと、既存のカーテンの場合だと寸足らずとなってしまうことが多いのです。
また、カーテンをオーダーするにしても、注文してから受け取りまでしばらく時間を要します。
そのため、「引き渡し日に間に合わず、カーテンのない生活を余儀なくされてしまった…」などと、ブログでの失敗談も見受けられます。
ベストなのは、内覧会当日ににカーテン業者に来てもらい、採寸してもらうことですが、マンションを扱う不動産会社によっては、内覧会に業者の出入りを禁止しているところもあるようです。
あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
他にも、小さい子供がいる場合は、できるだけ大人のみで出席したほうが良いでしょう。
走り回ったりなどしてチェックしたふせんを剥がしてしまったり、もともとあった傷も、「もしかしたら子供がつけてしまったのでは?」などと思われ、トラブルを招いてしまうことがあります。
そのようなことがないためにも、子供の預け先を準備しておくきましょう。
内覧会当日でも最終オプションの申し込みができる?
昨今のマンションでは、食洗器やウォシュレットなどは標準装備となりつつありますよね。
床の色なども、初期の時点で選ぶ必要があります。
しかし、内覧会当日まで迷っていてもOKなオプションがあります。
・床のコーティング
・水回りのコーティング
・玄関タイルのコーティング
・換気扇フィルター
・棚
・エコカラット
これらは、内覧会当日でも対応可能となるオプションです。
内覧会の時に担当の営業に伝えてみましょう。
コーティングに関してのオプションは、長い年月を暮らしていくには、汚れを少しでも避けるためにおすすめのオプションであるとブログでも言われています。
棚に関しては、特に洗面所のように限られた空間で、洗剤などの生活用品を収納しなければならない場合、実際に出来上がった物件を見てからイメージが湧くこともよくあることです。
「やっぱり、洗濯機の上に棚を増設したい」などの希望が出てきたら、内覧会で伝えてみましょう。
オプションがすべて完成したら、再度、内覧をしてチェックします。
マンションの内覧会は後の暮らしを左右する大切な作業
家は一生の大きな買い物なので、納得して買いたいものです。
そのためにも内覧会は厳しい目で隅々まで確認し、少しでも気になるところがあったら遠慮せずに、担当営業に伝えましょう。
内覧会当日を迎えるにあたって、自分なりのチェックリストを作成して臨むのも良いかもしれません。