1LDK賃貸マンションを東京で借りる場合の相場はどれぐらい?

1LDKの賃貸マンションを東京で借りるとすると、家賃の相場はいくらくらいなのでしょうか。

東京というとどうしても家賃が高いイメージがありますが、エリアによってその差は大きく開きます。

そこで、エリアごとに分けて東京の気になる家賃相場をみていきましょう。

東京で人気のエリアはどこ?

東京で初めて賃貸物件を借りる場合、どれぐらいの家賃相場なのか不安になるのではないでしょうか。

できれば人気のエリアで1LDK賃貸マンションを借りたいと思っても、家賃が予算より高くなってしまっては生活が成り立たなくなってしまいます。

そもそも、東京で昨今人気のエリアとはどのあたりなのでしょうか。

一般的によく耳にする人気の街は以下のようなところです。

・恵比寿
・渋谷
・新宿
・品川
・目黒
・池袋
・吉祥寺

区や市で分けると、

・渋谷区
・新宿区
・港区
・目黒区
・豊島区
・武蔵野市

などとなります。

どのエリアも、交通の便がよかったりおしゃれなエリアであることは間違いありません。

人気であるのも頷けます。

それでは、これらのエリアからいくつか抽出して、1LDK賃貸マンションの家賃相場をみていきましょう。

東京で若者に人気のエリア・渋谷区!1LDK賃貸マンションの相場は?

東京で若者に人気のエリアと言えば、渋谷区でしょう。

渋谷区には若者が集まる渋谷をはじめ、人気の街の筆頭でもある恵比寿、広尾や代官山、高級住宅街でもある松濤があります。

その渋谷区での1LDK賃貸マンションの家賃相場は、いくらぐらいになるのでしょうか。

ここでは、細かい物件条件(物件の立地など)や管理維持費、駐車場代などは含めないことを前提としてご紹介しますことをご了承ください。

また、諸条件や情勢などによって家賃の相場は変動することはご理解ください。

渋谷区の築年数が20年以内の賃貸物件の家賃相場は、約20万円です。

1LDKで月々の家賃相場が20万円なのは、かなり高額な部類に入るのではないでしょうか。

交通の面では渋谷駅だけで考えても、JRであれば山手線や湘南新宿ラインや埼京線、東京メトロであれば銀座線や半蔵門線、副都心線の乗り入れもあります。

私鉄だと、京王井の頭線や東急東横線、東急田園都市線の乗り入れもあり、どこへ行くにもかなり便利な立地と言えます。

そのため、賃貸マンションの家賃相場が高くなってしまうのは仕方のないこととも言えるのです。

通勤・通学の便がいい新宿区の1LDK賃貸マンションの家賃相場

新宿区は東京の中でも商業施設が多くあるイメージかと思いますが、新宿御苑などをはじめ、意外と緑豊かな場所でもあります。

新宿駅はJR山手線や総武線、埼京線をはじめとする複数路線の乗り入れ、地下鉄も東京メトロ丸ノ内線や副都心線、都営浅草線や新宿線、大江戸線の乗り入れがあります。

私鉄は京王線や小田急線などの乗り入れがあります。

さらには、2016年にできた高速バスのバスタ新宿もあることから、新宿エリアの一日の利用者数は日本一とされているのです。

ですから、通勤するにも通学するにも、新宿はかなりアクセスがいいと言えます。

その新宿区の築年数が20年以内の1LDK賃貸物件の相場は、約15.5万円です。

渋谷区と比較すると4.5万円も安いですが、もちろん、細かいエリアや築年数などの諸条件を勘案すると新宿区の賃貸マンションの方が家賃が高いこともあります。

東京の高級住宅街のイメージである港区の1LDK賃貸マンションの相場は?

東京には、たくさんの高級住宅街があります。

港区も例外ではないでしょう。

港区には、赤坂や麻布、白金台や新橋、高輪も含まれます。

南青山や六本木もそうです。

東京に暮らしたことがなくても、どの街の名も耳にされたことがあるのではないでしょうか。

東京の中心部の一つとも言える港区は、やはり交通の便がいいことが魅力です。

それだけではなく、おしゃれな商業施設や大きな病院が多くあることから、日常生活を快適に過ごすことのできる環境であるとも言えるのです。

それでは、これらの街で賃貸マンションを借りるとすると、1LDKでどれぐらいの家賃になるのでしょうか。

築年数20年以内の物件相場は、約21.2万円です。

東京都内では、一番家賃相場が高いのが港区と言われています。

そのため、新築や築浅ではなくてもこれぐらいの家賃がかかることを想定する必要があると言えます。

閑静な住宅街が広がる目黒区の気になる家賃相場

東京では、目黒区も人気の高いエリアの一つです。

もしも、大都会東京でも落ち着いた生活を送りたいを考えるなら目黒区はおすすめのエリアです。

特に、春に咲き誇る目黒川の桜は観光客が途切れないほどの人気です。

昨今では、自由が丘がおしゃれな方々に人気を集めてもいます。

自由が丘にはおしゃれなお店だけではなくスイーツの有名店もあることから、女性に人気の街です。

また、自由が丘駅には東急東横線や東急大井町線の2路線の乗り入れがあります。

さらには、目黒区は東京の中でも犯罪発生件数が少なく、治安のよさも暮らしやすさに通じている点でもあるでしょう。

その目黒区の気になる賃貸マンションの相場はいくらぐらいでしょうか。

ずばり、築年数20年以内、1LDKの物件で約16万円です。

東京23区内であると、どこのエリアでも家賃相場が高くなってしまうのは仕方がないでしょう。

しかし、23区外であれば東京都内でも理想的な家賃相場の物件を見つけられるかもしれません。

次項では、東京23区外で人気のエリアをご紹介していきます。

東京23区外で人気のエリアは武蔵野市や立川市!

東京23区内の賃貸マンションの家賃相場は、どうしても高くなってしまいがちです。

しかし、23区外であれば多少家賃を抑えることも可能でしょう。

その中でも、武蔵野市には吉祥寺がありますが、吉祥寺はおしゃれなお店がたくさんあることから昨今ではかなり人気の高い街でもあります。

その武蔵野市の1LDKの家賃相場はいくらぐらいでしょう。

こちらもあくまでも参考となりますが、築年数20年以内の物件約12.4万円となります。

しかし、吉祥寺に限定すると、家賃相場は約16.2万円と目黒区とほぼ変わりない家賃となってしまいますので悩ましいところです。

東京23区外で人気のエリアは、武蔵野市以外で考えると立川市もあります。

立川市は冒頭でご紹介した人気エリアには入っていないものの、ららぽーとやIKEAなどの大型商業施設があり、実は東京でも隠れた人気のエリアなのです。

あまり都会の雑踏が得意でなければ、立川市を候補の一つにすることもおすすめです。

立川市の1LDKの家賃相場は、築年数20年以内の物件で約7.8万円です。。

家賃だけのことを考えると、かなり魅力的です。

その他には、神奈川県と隣接している町田市も人気です。

町田市は23区外と言えども活気のある、若者が多い街でもあります。

その町田市の1LDKの家賃相場は、築年数20年以内の物件で約7.6万円です。

町田市も立川市と同様、東京23区内エリアの家賃相場と比較すると大きな差がある家賃となります。

エリアによって東京の賃貸マンションの家賃相場は大きく異なる!

東京で賃貸マンションを初めて借りる場合、相場が分からず不安になることもあるかと思います。

やはり、交通の便がよく、商業施設が集まる23区内エリアは往々にして家賃が高くなってしまう傾向にあります。

しかし、23区内にこだわらなければ、23区外でも生活に便利な場所もたくさんあります。

通勤・通学時間の短縮のために交通の便がいい場所なのか、あるいは家賃が安いことを重視するのかなど、それぞれの優先順位は異なりますので、自分の重視したい点を絞って物件を探すといいのではないでしょうか。