一般的に1LDKで一人暮らしであれば、ゆとりある生活が送れるでしょう。
家具にもある程度こだわることができるので、自分の好きなアイテムに囲まれて過ごすことができそうです。
ただ、何も考えずに家具を配置してしまうと後々後悔してしまうかもしれません。
この記事では、1LDKで一人暮らしをする際に知っておきたいLDKの「家具の配置」について色々とご紹介しましょう。
1LDKとは?
家具の配置についてご説明するにあたり、まずは1LDKの間取りについて少し触れます。
1LDKとは、8帖以上のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)に、一つの居室がついた間取りのことです。
一口に1LDKといっても、LDKの広さ・形・キッチンのタイプなどに違いがあります。
一般的に、LDKは食事をしたりテレビを見たりなど日中の生活スペースとして使用し、もう1つの居室は寝室とする場合が多く、一人暮らしであれば十分のスペースが確保できるでしょう。
1LDKのLDKは8帖以上と広く、インテリアにもこだわることが可能です。
ただ、家具を配置する際にはいくつか注意しなければなりません。
事前にどのような空間を作り上げるのか計画を立ててから、家具を配置していきましょう。
次の項からは、家具の配置について詳しくご説明してきます。
購入前に!配置したい家具と部屋をしっかり測ろう!
家具を配置する際には、事前準備が必要です。
1LDKで一人暮らしであれば、LDKの広さにゆとりがあるため、好みの家具を取り入れることができそうです。
ただ新しく購入する場合、自分好みの家具であっても、すぐに購入することはおすすめできません。
家具の「サイズ」や配置後の「動線」などを無視して選んでしまうと、使いにくいLDKになってしまうかもしれないからです。
現在使用している家具を配置したい場合も、同様に以下のサイズを測りましょう。
●家具をきちんと測る
測る場所は、家具の幅(W)×奥行(D)×H(高さ)ですが、これらの一番長いところを計測してください。
ソファの背もたれ部分などは、後ろに沿っている場合も多いので注意しましょう。
●部屋をきちんと測る
分譲マンションなどであれば、「設計図書」などを目にすることもあるかもしれませんが、賃貸物件の場合は直接測ることになります。
その場合、間取り図や配置したい家具の寸法を書いたもの、メジャー、筆記用具を用意して実際に置けるかどうか確認していきましょう。
次の項では、部屋を測る際に確認すべき箇所についてお伝えしましょう。
部屋を測定する際にチェックする箇所!
置きたい家具をしっかりと測ったら、部屋にも目を向けていきましょう。
部屋を測るときにチェックする箇所をお伝えします。
・窓
・コンセント
・照明のスイッチ
・ドア
窓は、枠を含んだ窓全体のサイズを測り、窓枠の下から床までの長さも確認しておきます。
そして、家具を配置したときに塞がれないようにするため、コンセントや照明の位置、ドアの開閉部なども忘れずにチェックしてください。
これと同時に、テレビや通信回線のプラグの位置なども確認しておくといいでしょう。
これらを踏まえて、置きたい家具が置きたい場所に配置できるかを確認してください。
サイズ的には置けるとしても、窓やコンセントなどを塞いでしまわないようにしましょう。
次の項からは、1LDKのLDKをより快適に過ごすための家具の配置についてご紹介します。
1LDKのLDKをより快適に過ごすための家具の配置!
1LDKで一人暮らしであれば、LDKはゆとりをもって使うことができそうですよね。
では、より快適に過ごすための家具の配置についてお話しします。
●動線に気を付ける
実際に家具を配置した際、スムーズに動くことができるかどうかは大切なポイントです。
例えば、ソファとテーブルの間隔が狭いようであればある程度余裕を持たせたり、LDKの狭いスペースには家具を置かないなどの工夫も必要です。
●視線の抜け
くつろぎの空間であるリビングスペースで、「なぜか落ち着かない」といった時には「視線の抜け」を確保することが大切です。
テレビを置くテレビ台が高い位置にあったり、全体的に背の高い家具ばかりを配置していると奥行のない圧迫感を感じる空間になってしまいます。
「視線の抜け」とは、視線の向こう側にスペースを作ることですので、例えばテレビの奥に窓があるだけでも効果的です。
そして、窓の向こう側に植物の緑などが見えれば、さらに開放感を感じることができます。
配置する家具を低めにすることでも空間に視線の抜けを作ることができるので、参考にしてください。
●スペースの確保
家具が部屋の広さの3分の1を占めた場合、狭い印象になってしまうことが多いようです。
空いたスペースを確保しつつ、家具を配置することを忘れないようにしましょう。
見える床面積が大きいほど広く感じるようなので、家具をなるべく壁際に配置するといった工夫をすることでもスペースを確保できます。
1LDKのLDK!タイプ別に家具の配置を考えよう!
お伝えしてきたことを参考にしながら、LDKのタイプ別に家具の配置を考えていきましょう。
1LDKの間取りでは、いろいろなタイプのLDKがあります。
キッチンがどのようなタイプかによっても家具の配置が変わってくるでしょう。
例えば、キッチンが対面キッチンであれば、キッチンスペースが広くなるでしょう。
その分、ダイニングスペースとリビングスペースが壁付けキッチンに比べて狭くなります。
そんな時は、カウンターキッチンにダイニングテーブルを寄せて配置することにより、リビングスペースを確保します。
ダイニングテーブルを配置せずに、リビングスペースを贅沢に使ってもいいですね。
ソファとセンターテーブルで食事をすることでゆとりあるスペースを作るのも一つの方法です。
中には「一人暮らしなのでダイニングスペースは必要ない」といった方もいるようなので、そのような方におすすめのタイプといえるでしょう。
一方、お伝えしたように、壁付けキッチンの場合はダイニングスペースを確保しやすく、リビングスペースにもゆとりをもってソファやテーブルを配置できるでしょう。
いずれも、前述したような動線や視線の抜けを意識しながら家具を配置してください。
長細い形のLDK!家具の配置方法は?
1LDKのLDKの部屋の形もさまざまです。
ここでは、長細い形のLDKの場合の家具の配置方法についてお伝えします。
縦に細長いLDKの場合、壁のスペースがたくさん確保できるため、家具の大きさなどを考慮に入れればいろいろな種類のものを配置できそうです。
キッチンが壁に設置してあるタイプであれば、ダイニングセットを余裕を持って配置でき、さらにソファやローテーブルを置くこともできるでしょう。
ソファはリビングスペースの長い方の壁に沿わせて配置し、向い側の壁に沿わせてテレビを置きましょう。
その中間にローテーブルを設置することで、ゆとりある快適な空間を作り出すことができます。
壁と壁の間隔が狭いため、ソファの奥行があまりないものをおすすめします。
また、仕事や趣味のスペースを確保したい場合、二人暮らしであれば生活スペースであるLDKに仕事や趣味スペースを作ることは少々難しいことかもしれません。
しかし、一人暮らしの場合、LDKに広さがあればLDKに仕事や趣味のスペースを気軽に作ることができます。
ソファの隣の壁に沿わせてデスクを設置して、仕事や趣味に打ち込めるスペースを作りましょう。
デスクの横に、背の低い本棚を配置してもいいですね。
広さのある長細いLDKであれば、いろいろな種類の家具を置いたとしても、家具を壁に沿わせるなど配置の工夫をすることである程度スペースも確保できそうです。
配置前に家具と部屋をしっかり確認!動線や視線の抜けも意識して快適空間に!
配置したい家具が、窓やコンセントなどを塞ぐことなく部屋にきちんと収まるかを事前にしっかり確認しましょう。
配置後の動線や視線の抜けも考慮できると、快適な空間になります。
また、キッチンのタイプや部屋の形によっても家具の配置方法が変わってくるので参考にしてください。