賃貸アパートでの1人暮らしの経験が長く、ある程度社会経験も積んでいれば、そろそろ住まいを賃貸マンションへステップアップしたいと考える方もいるでしょう。
1人暮らしであれば、1LDKほどの間取りで十分暮らすことができますよね。
今回はマンションの中でも「新築」に注目し、物件を決める際のコツや、新築マンションならではのメリットなどをご紹介していきます。
1LDKの新築マンションを探している方は、ぜひ参考にしてください。
1LDKの新築マンションに住みたい!新築の定義とは?
新生活は、新築のきれいな部屋で始めたいと思う方は少なくありません。
賃貸マンションやアパートを探す時、1LDKや2LDKなどの間取りのほかに、新築というポイントが絶対条件の方もいらっしゃるでしょう。
多くの方がこだわる新築ですが、まずはどのような定義があるのかご紹介していきます。
よく賃貸情報誌などで、マンションやアパートに「新築物件」などと記載されていますよね。
新築とは、「築1年未満でまだ誰も住んでいない物件」のことを言います。
築1年未満であっても、すでに入居履歴がある、または誰も住んでいないけれど築1年以上経過している、などの場合は新築とは呼びません。
また、新築の賃貸マンションともなると、さぞ家賃が高いのだろうと考える方が多いでしょう。
しかしそんなことはなく、地域の家賃相場よりも毎月の家賃が安く設定されている新築の賃貸マンションもあるのです。
中には、敷金・礼金をゼロにして入居率を上げようとしている賃貸マンションも存在します。
これは、マンションの設備の充実度が関係しており、快適な設備が多いか、少ないかにより、その地域の家賃相場よりも高くなることも低くなることもあり得るのです。
また、2012年以降は全国で賃貸物件などを含めた空き家の割合が増えています。
このことから、新築のマンションだからといって、家賃設定を高くできない状況になっていることも理由の1つでしょう。
新築のほかに「築浅」の1LDKマンションもおすすめ
新築に似たおすすめの賃貸マンションとして、「築浅」のマンションがあげられます。
1LDKのマンションを探すなら、新築のほかに築浅も選択範囲に入れると、物件の選択肢が増えるでしょう。
築浅に明確な定義はありませんが、「建築されてから比較的年数が浅い」という基準になるようです。
先述の、築1年未満ですでに入居履歴がある、または誰も住んでいないけれど築1年以上経過している、などの物件は、新築にはなりませんが、築浅となります。
そのため、限りなく新築に近いきれいなマンションであると言えます。
しかし中には、物件がきれいであっても築5年以上経過しているものなどもあり、不動産会社や貸主の意向によってかなり差が出ます。
はっきりとした定義がないため、賃貸情報誌に記載された築浅という言葉だけを鵜呑みにしないよう注意が必要です。
間取りと物件情報だけで入居を決めず、きちんと内覧して、築何年の物件なのか調べておきましょう。
新築の賃貸マンションのメリットとは?
1人暮らしで1LDKの賃貸マンションに住むのなら、ぜひ新築の物件を選びましょう。
新築のマンションにはさまざまなメリットが存在し、それはマンションでの生活を快適なものにしてくれるためです。
以下で新築マンションのメリットをまとめました。
●最新の設備やセキュリティ
マンションにもよりますが、新築の場合、その時点での最新の設備を取り入れていることが多いです。
オートロックや床暖房、洗浄機能付きトイレなど、賃貸アパートよりも設備は充実しているでしょう。
●部屋も外観もきれい
新築で入居すると、マンションの外観も部屋の中も新品です。
賃貸物件なのに、分譲マンションを購入したような気分を味わえます。
新たな気持ちで新生活をスタートすることができるでしょう。
●同時期に引っ越しした居住者が多い
新築なので、引っ越ししてくる居住者と同じ時期に新生活をスタートさせることができます。
もともとあるコミュニティに後から入るよりも、同時にコミュニティを作り上げる方がなじみやすいでしょう。
また、新築マンションはアパートよりも家賃設定が高くなっているため、非常識な行動をとる居住者は少ないと考えられます。
そのため、住人トラブルは起こりにくいと言えます。
デメリットもある?新築の賃貸マンション
1人暮らしで新築の賃貸マンションを選ぶと、さまざまなメリットがあることが分かりました。
では、デメリットは何かあるのでしょうか。
以下でまとめてご紹介します。
●シックハウス症候群に注意
建材に含まれる化学物質が人の体に入ることで不調が起こることがあります。
アレルギー反応が出やすい人に多く見られ、これをシックハウス症候群と呼びます。
建築基準法により、一定の建材の使用が制限されたため、今は件数はかなり減ってきてはいるようです。
部屋の換気をよく行うことで症状は軽減されますが、新築のマンションに住む際は注意が必要になります。
新築されて間もない建物は、建築に使用された化学物質が籠もっているかもしれません。
また、これはマンションだけでなく、アパートにも言えることなので頭に入れておきましょう。
●完成していない物件もある
マンションが建設中の状態でも、入居の募集をかけることは珍しくありません。
この場合、「1LDKで〇〇階、南向きの部屋」などの情報を知るだけで、内覧することができません。
人気の高い立地では、入居者がどんどん埋まってしまうため、土地に重きを置くか、部屋の内装に重きを置くか、どこを重視するのか難しいところです。
まだ完成していない新築マンションを契約する際の注意点
先ほどデメリットで述べましたが、まだ完成していない新築マンションでも賃貸契約をすることができます。
その場合、1LDKの間取りは図面を見て確認し、問題がなければ契約を結ぶこととなります。
しかし、立地が気に入り契約したいけれど、内覧できないことが引っ掛かり、契約に踏み切れない方も多いかもしれません。
その場合、まず不動産会社に相談をしてみましょう。
室内を見てから決めたいと話し、建物が完成するまでは「仮契約」の状態にしてもらうのです。
そしてマンションが完成したら、内覧を行い、問題がなければ契約を進めるといった流れになります。
この方法であれば納得して契約できるため、安心して入居できます。
しかし、人気の物件では仮契約はできないこともあり、契約者優先と言われてしまう可能性もあるでしょう。
その場合は、その時期に決断をしなけれなならないため、建設中のマンションを訪れて、検討している部屋の外から見える日当たりや、周辺環境をチェックしておくことをおすすめします。
立地状況は生活する上で重要なため、そこで問題がなければ、思い切って契約しても良いでしょう。
1LDKのマンションならリノベーション物件もおすすめ
1LDKの新築の賃貸マンションを探していても、希望エリアで思うような物件に巡り合えないこともあります。
その場合、リノベーション物件のマンションにも視野を広げてみましょう。
リノベーション物件とは、築年数が経過したマンションなどを大掛かりに改修して、部屋の価値を高めたものです。
賃貸物件でもリノベーションが行われたマンションは多く、まるで新築のような印象を受けるほどきれいに工事されています。
室内はコンクリートむき出しになるまで解体して、間取りや採光に考慮しながら、今の時代に受け入れられようなおしゃれで実用的な部屋に作り替えます。
また、古くなった配管・配線に関しては新品と交換するため、部屋ごと新しく建築するようなイメージとなります。
しかし、マンション自体は築年数が経過しているため、耐久性などの問題が気になる方もいるでしょう。
基本的にきちんと構造を管理しているため問題はないでしょうが、気になる方は契約前に不動産会社にしっかりと確認をしておいてください。
1LDKの新築マンションで快適な1人暮らしを送ろう
マンションはアパートとは構造が異なるため、同じ1LDKの間取りでも家賃が高くなることが多いです。
しかし、新築マンションにはアパートにはないメリットが多く、快適な生活が送れることでしょう。
希望エリアに好みの新築マンションが見つからない場合は、築浅物件やリノベーション物件も視野に入れましょう。
こうすることで、選べる物件の数もぐっと上がります。
気に入った新築の賃貸マンションを見つけ、ワンランク上の快適な生活を送ってください。