家を建てるのはとても大きな買い物なので、絶対に失敗したくないですよね。
しかし、新築した方たちのブログを見てみると、失敗例がたくさん出てきます。
どれほど気を付けていても、完璧な理想の家をつくるのは難しいようです。
それでは、「自分のような失敗をして欲しくない」という、ブロガーたちの思いが詰まったブログを参考にしながら、失敗しない家づくりのポイントを見ていきましょう。
ブログから学ぶ新築で失敗しないコツ!要望の伝え方
よく「3回家を建てなければ、理想の家はできない」と言われます。
それほど、理想の家をつくるのは難しいということですが、いったいどんなところで失敗してしまうのでしょうか。
ブログの中から失敗例を見ていきましょう。
新築の場合、契約前に建築会社や設計士と間取りの打ち合わせがあります。
そのときに、自分たちの要望を伝えることになるのですが、ここで重要なのは「建築会社と設計士は、できるだけ施主の要望に応えようとする」ということです。
絶対に譲れない条件として、「キッチンは広く」「ダイニングは南向きで」「玄関は東向き」などと提示すると、それに合わせた設計を提案されるでしょう。
しかし、土地の大きさや周りの環境を考えると、ダイニングや玄関の向きを少し変えるだけで、もっと住みよい間取りにできるかもしれません。
建築会社や設計士はプロですから、よりよい間取りの提案ができるはずですが、絶対条件と言われるとその条件を最優先します。
そのため、ここでの失敗しないポイントは、「建築会社や設計士が反対意見を言えるようにしておくこと」です。
「もっといいアイデアがあったら遠慮なく言ってください」「わたしたちの要望は絶対ではありません」ということを伝えておくとよいでしょう。
ブログから学ぶ新築で失敗しないコツ!間取りのチェック
次にブログから学ぶのは、間取りチェックです。
新築の設計図を見せられても、素人ではなかなか家が建ったときの様子を思い描けないかもしれません。
しかし、これはできるだけ具体的にイメージしておきたいところです。
ここで気を付けたいのが、家の中の「動線」です。
動線とは、家の中で人が自然に動くときに通る経路のことです。
家の中でどのように生活するのか思い描き、どのように動くのが自然なのか、動きやすいのかを考えましょう。
生活の仕方によって、ドアにするのか、壁にするのか変わってきます。
また、ドアの開け閉めの方向も意外と重要で、開けたときに他の部屋のドアとぶつかってしまう、クローゼットを開けたままだとドアを開けられないなどの失敗例が見られます。
図面を見たときには、ドアがどちら側に開くのかなど、細かいところまでチェックしましょう。
ブログから学ぶ新築の失敗例!コンセントについて
新築をした方のブログを見ていると、失敗例が多いのが、コンセントの位置と数です。
建築会社が提示しているコンセントは、新築時の価格に含まれるものなので、生活する上で最低限のものになります。
そのため、キッチンやリビングのコンセントが足りなくなってしまう可能性があるのです。
例えばキッチンでは、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫などの基本的な家電の他にも、食洗器やコーヒーメーカー、フードプロセッサーなどを使用するかもしれません。
また、リビングも同じように、テレビをはじめ、加湿器やファンヒーターなど季節ものの家電を使うことが多い場所です。
さらに、掃除機を使う場合にはどこにコンセントがあれば便利なのかなども考慮するべきでしょう。
実際に生活してからではなかなか修正が効かないことなので、細かくチェックしましょう。
また、小さい子供のいるAさんのブログでは、「子供がいたずらしないようにコンセントを高い位置に設置しておけばよかった」と書かれています。
このように、生活スタイルによってコンセントの位置や数は大きく変わってきます。
現在の自分の生活などを振り返りながら、しっかりと考えるようにしましょう。
ブログから学ぶ新築の失敗例!照明について
先程は、コンセントについてお話ししましたが、新築の電気配線関係での失敗例はたくさんあります。
中でも、照明についての失敗例は多く、ブログにたくさん挙がっています。
玄関の照明では、スイッチが外から帰ったときに使いにくい位置にあったり、ドアを回り込まないと点けられず不便などの意見が多く、「人感センサーにしておけばよかった」と後悔しているブロガーさんもいました。
この人感センサーについては、建築会社が知識不足で、玄関ホールに取り付けられることを知らなかったという例もありました。
また、玄関に限らず、キッチンや廊下など、「オンオフのスイッチが違う場所でも切り替えられるようにしておけばよかった」という声も多くあります。
切り替えスイッチがあれば、毎回スイッチを切りに戻らなくて済みます。
また、おしゃれな照明にこだわったら、予算はオーバーするし、使ってみたら掃除は大変で後悔しているという方もいました。
照明は位置によって見え方が変わってくるので、照明器具の設置場所や明るさにも注意が必要です。
食卓の照明位置が悪く料理がおいしく見えなかったり、玄関は来訪者の顔が陰になってしまったり、洗面所で鏡が見にくいという事態は避けたいですね。
ブログから学ぶ新築の失敗例!浴室について
次にご紹介するのは浴室に関してです。
新築するときには、癒しの空間である浴室はゆったりとした心地よいものにしたいですよね。
では、浴室で失敗してしまった方々のブログをから、失敗しないコツを学んでいきましょう。
浴室はオプションが多くあり、「あると便利かも!」と思い、温度調整のリモコンを付けたり、テレビを付けたり、ミストサウナを付けるかもしれません。
しかし、付けていても実際には使っていないという方も多いようです。
反対に「浴室乾燥機の設置費をケチってしまったら、浴室が寒くてしかたない!」と嘆いている方もいました。
浴槽の色も重要で、黒などの濃い色はインパクトがあって素敵ですが、汚れが目立ちやすいという欠点があります。
他にも、以下のようなことが失敗になったりします。
・換気がうまくできずカビが発生しやすい
・浴室が広すぎて、掃除が大変、浴室乾燥機を点けてもなかなか温まらない
・採光のために窓を大きくしたら、冬寒い、音漏れなどが気になる、防犯面で心配
新築の家には長く住むことになります。
家族の人数や生活スタイルも変化しますし、年を重ねていったとき入浴の仕方はどう変わるのかなど、先を見据えての設計を心掛けましょう。
新築で失敗しないためには
これまで、新築の失敗例を見てきましたが、最後は失敗しないためのポイントをブログから見てみましょう。
何人ものブロガーが言っていますが、「重要なのは業者選び」です。
当然のことですが、業者によって価格は大きく違います。
家は高い買い物ですから、ほんの少しの違いが数十万、数百万円の差となります。
業者選びの目安は、大まかに分けると次のようになります。
・コストを重視…工務店
・間取り、保証を重視…ハウスメーカー
・内装、デザイン重視…設計事務所
それぞれにメリットデメリットがあるので、よく見極める必要があります。
そのためには、契約前にいくつかの業者から見積もりを取りましょう。
住宅の建築費用は、見積もりを取らないと、どこにいくらくらい掛かるのかわかりません。
その費用が本当に正しいのかどうか、判断が難しいので、複数の業者の見積もりを見比べて判断材料にするのです。
信頼できる業者を見つけるためにも、条件に合うところから、相見積もりを依頼して比較するようにしましょう。
見積もりを取るときのポイントとしては、いくつか必須条件を伝え、自由にプランニングしてもらうことです。
そうすることで、それぞれの業者の特徴も出やすくなります。
また、その対応の仕方で、信頼できるかどうか判断することもできるでしょう。
新築にはブログの失敗例が役立つ!
夢の新築マイホームを建てるときに、失敗しないためにはブログを参考にしましょう。
建ててみて、住んでみて、はじめてわかることがたくさんあります。
長く住み続けるマイホームですから、できるだけ快適に過ごしたいものです。
ブロガーたちは、自分の失敗例をブログで公開してくれているので、ぜひ参考にして、夢のマイホームを実現させてください。