東京ではじめての一人暮らしをすることになったら、さっそく物件探しをしなくてはなりませんね。
新たなスタート、新生活ということで、新築のお部屋を探しているという人も多いでしょう。
そこでこの記事では、新築賃貸物件のメリット・デメリットから、東京で物件探しをする際のポイントなどをご紹介していきます。
これから上京する予定のある人は、ぜひチェックしてみてください。
「新築」と「築浅」の違いってなに?
そもそも、「新築」と「築浅」の違いをご存知でしょうか?
新築物件には定義がありますから把握しておきましょう。
新築とは、建築後一年未満であり、なおかつ一度も入居者のいたことがない物件を指します。
建築されてから一年以上経過していたり、築年数が一年未満だったとしても、入居者がいたことがある場合には築浅物件ということになります。
したがって、建築後すぐに入居して数ヶ月で退去となった場合も、その物件は「築浅」に分類されるというわけです。
ですから、入居者の有無は関係なく、「ただ築年数の新しい賃貸物件に住みたい」という場合なら、新築表記にこだわらないほうが選択肢は増えるでしょう。
新築表記はとても魅力的ですが、たとえ築浅の物件であっても条件に当てはまっている可能性があるということを覚えておいてください。
しかし、「築何年までが築浅か」という明確な決まりはありませんので、不動産会社によってその認識はまちまちになります。
だいたいは、築三年未満の物件が築浅とされているようです。
東京などの都市部でも、新築・築浅の賃貸物件は人気があります。
次項では、新築の賃貸物件を取り上げ、どのようなメリットがあるのかご紹介しましょう。
新築賃貸物件のメリット!
ここでは、新築賃貸物件のメリットをいくつか挙げてみます。
●とにかく部屋がきれい
新築物件の最大のメリットは、部屋がまだ一度も使われていないということだと思います。
どのスペースもまだピカピカで、浴室やトイレの使用感がないこともポイントです。
もちろん室内だけでなく、外観や共有廊下なども美しいはずです。
真新しい賃貸物件での生活は、きっとあなたのモチベーションアップへとつながるでしょう。
●設備が新しい
新築の場合、最新の設備・セキュリティであることが予想できます。
これは特に、女性にとってうれしいメリットなのではないでしょうか。
「東京での一人暮らしがこわい…」という人なら、設備面の充実さから部屋を選んでみましょう。
オートロック、オール電化、浴室換気乾燥機、IHクッキングヒーター、インターネット無料など、魅力的な住環境が整っているかもしれません。
●ほかの住人も同時期に入居している
すでに住人同士のコミュニティ形成がなされていると、そこへ入っていくのには勇気がいります。
しかし新築なら、もともとある人間関係でのいざこざまでを心配する必要はないでしょう。
新築賃貸物件のデメリットとは?
それでは続いて、新築賃貸物件のデメリットを見てみましょう。
●家賃が割高になることも
東京都内の新築物件は人気が高いですから、家賃がその分高めに設定されていることがあります。
また、設備が充実していると、家賃も必然的に高くなっていきます。
しかしながら、全ての新築物件の家賃が割高に設定されているというわけではないようです。
入居率向上のために、礼金なしにしていたり、フリーレント(家賃が一定期間無料になること)を取り入れているところも存在します。
「実はお得な物件だった」ということもありますから、お部屋探しの際は見落とさないようにしていきたいですね。
●内見できないことがある
まだ工事中で未完成状態のお部屋だと、実際に内見することができない可能性があります。
そういったときには、外観の見た目や図面でイメージするしかないでしょう。
しかし、一度も内見しないまま契約してしまうと、入居後になって「なんだか想像と違う…」「設備に欠陥があった…」ということにもなりかねません。
そういったトラブルを未然に防ぐためには、やはり内見できる物件を探すべきでしょう。
東京で新築賃貸物件を探すなら!まずはネット検索
ここからは、東京での物件探しについてお話ししていきます。
すでに都内で住みたいエリアが決まっている人なら、インターネットを活用してみましょう。
賃貸物件探しのできるサイトでは、区や市、町の名前を指定して探すことができます。
それだけでなく、駅名や沿線で検索することも可能です。
また、目的駅と理想の移動時間、賃料、間取りを入力することで、その条件に合った物件を探してくれるサイトも存在します。
そういった機能を利用すれば、あまり土地勘がなかったとしても手軽に物件探しができるでしょう。
新築の賃貸物件に住みたい場合は、そこからさらに条件を絞っていくことになります。
築年数の項目で「一年未満」を選択したり、「新築」というキーワードで探してみてください。
その際、物件があまりヒットしなかったなら、直接不動産会社に問い合わせてみるのがおすすめです。
新築でも家賃は抑えたい!そんなときは東京のどこに住むべき?
いつの時代も、「とにかく一度、憧れの東京で暮らしてみたい!」という若者は多いですよね。
特に希望エリアがないのであれば、都心から少し離れた賃貸物件を探してみましょう。
そうすると、人気の新築物件であっても比較的安い賃料が設定されている可能性が高まります。
東京都内でも家賃相場が比較的安く設定されていることがあるのは、
・練馬区(主要駅:練馬駅、小竹向原駅、地下鉄赤塚駅など)
・葛飾区(主要駅:京成高砂駅、新小岩駅、亀有駅など)
・江戸川区(主要駅:葛西駅、平井駅、船堀駅など)
・足立区(主要駅:北千住駅、西新井駅、綾瀬駅など)
・板橋区(主要駅:地下鉄成増駅、大山駅、板橋本町駅など)
このような地域となります。
また、基本的に駅から近い物件は家賃が高めになりますが、駅からの距離が遠かったとしても、徒歩圏内にバス停があると便利です。
都内だと本数も多いので、バス移動を検討してみてもいいでしょう。
東京へ引越し!一日で物件探しをすることになったら
もし遠方から東京への引越しが決まり、一日で物件探しをすることになったらどうでしょう。
そんなときは、事前に候補物件や不動産会社を決めておいてください。
物件探しの日取りが決定しているなら、事前に電話で予約をとっておくのがおすすめです。
そうすれば、来店までに条件に合いそうな賃貸物件を探しておいてくれたり、担当者が当日不在になってしまうことも防げます。
電話予約をするときには、自分の条件をはっきりを伝えてください。
例えば、「新築で〇〇区希望、最寄り駅までは徒歩〇〇分以内、家賃は〇〇円以内」といったように、これだけは譲れないという条件を明確にしておきます。
一日で物件探しをするのは大変なことですから、なるべく早い時間帯から行動できるようにしましょう。
筆者も以前、地方から上京した際は、一日で物件探しをした経験があります。
条件がぴったり合う部屋を見つけるのはなかなか難しいので、少しの妥協は必要だと感じました。
重要なのは、引越ししてからの生活や住み心地ですから、そういった面をシミュレーションしながら物件選びをしてみてください。
きれいな新築物件は人気!物件探しはお早めに
新生活のはじまりを、きれいなお部屋で迎えられたら最高ですよね。
ただし、新築物件には決められた定義があり、メリットだけでなくちょっとしたデメリットの可能性を含んでいることも覚えておきましょう。
都内での物件探しは、完璧を追い求めすぎるとのちのち後悔してしまうこともあります。
理想のお部屋が見つかるよう、なるべく早い時期から探していくのがおすすめです。