一人暮らしをスタートさせるとき、できれば広々としたお部屋に住みたいと考える人も少なくないでしょう。
そこで、1LDKという選択肢が出てきますが、1LDKは1つの居室にリビング・ダイニング・キッチンが設けられている間取りです。
このように広いスペースがあるからこそ、好きにレイアウトを楽しめたりコーディネートの幅が広がったりして、お部屋を贅沢に使用できるというメリットがあります。
今回は、1LDKの特徴をはじめ、おすすめのレイアウト術などについてもご紹介していきます。
1LDKなら贅沢に一人暮らしができる!
はじめにお伝えしたとおり、1LDKは1つの居室にプラスして、リビング、ダイニング、キッチンが設けられています。
リビングダイニングのほか、1つの居室があることでとてもゆとりのある生活が望めます。
また、居室の使い方は人それぞれで、寝室として使用したり、書斎や仕事部屋として活用したりと、それぞれ自由に使うことができるのもポイントです。
お部屋を扉で仕切られることから、見られたくないものは居室に隠すことができます。
そのため、突然の来客があっても安心でしょう。
加えて1LDKは、いわゆる一人暮らし用のワンルームのような間取りと比べると、広々としたキッチンや収納スペースも多く設けられていることが多いです。
料理が好きな方や、衣類が多く収納スペースの確保を重視している方にとっては、申し分ないでしょう。
また、その広さゆえ、好きなインテリアや家具の配置に困ることも少なく、贅沢にレイアウトを楽しむことができるのも1LDKの特徴です。
一人暮らしでは贅沢すぎると感じる方も多いかと思いますが、このように多くのメリットがあるのも事実です。
一人暮らしに1LDKは贅沢すぎる!?デメリットは?
メリットがたくさんある1LDKですが、ただ広いだけがメリットとなるわけではありません。
ここでは、1LDKで一人暮らしをする際に考えられるデメリットをご紹介していきます。
●広すぎて寂しい部屋に
1LDKは、一人暮らしでは十分なスペースが魅力であり、贅沢を感じられる部分でもあります。
そのため、好きな家具やレイアウトを楽しみやすいという点はメリットと言えます。
しかし一方で、部屋が広すぎてスペースを持て余してしまうという方もいるようです。
「部屋を贅沢に広く使いたい!」という理由で1LDKを検討されている方は、本当にご自分に合っているのか一度よく考えてから検討してみましょう。
●光熱費が高い
お部屋が広い分、エアコンや暖房などの効きが悪く、電気代も嵩むことが考えられます。
ぎりぎりの家賃で借りているという方は、ちょっと光熱費が上がるだけで生活が苦しくなることも考えられます。
●掃除が大変
部屋が広いということは、それだけ掃除をする範囲も広くなるということです。
掃除が好きでマメにしているという方であれば問題ないかもしれませんが、なかなか掃除をする暇がない方にとっては苦痛に感じるかもしれません。
1LDKで贅沢な一人暮らし!どんな人に向いてる?
一人暮らしをするのに1LDKは贅沢だと思われる方も多いかもしれません。
しかし、1LDKには家具やインテリアの配置の自由度の高さや、プライベートな空間を確保しやすいなどのメリットも多くあります。
では、1LDKで一人暮らしをするにあたり、どんな人が向いているのか考えてみましょう。
①金銭面でゆとりがある人
ワンルームなどと比べると、やはり1LDKの家賃は高いです。
それに加え、光熱費も高くなりがちです。
そのため、それなりの収入があることが前提となります。
金銭的に余裕がある方でないと、のちのち家賃の支払いに追われたりと、大変なことになるかもしれません。
こうなってしまうと、1LDKに住むメリットもなくなってしまうので、ご自分の収入に見合った物件を見極めましょう。
②メリハリをつけたい人
1LDKで一人暮らしをする人の中では、自宅で仕事をこなすという人もいるかもしれません。
そのような方は、仕事部屋にこもっているときは仕事に集中し、休憩中ゆっくり休みたいときはリビングに移動してお茶を飲みながらホッ一息つく、というメリハリがつきやすく、気持ちの切り替えが行いやすくなります。
そのため、生活の中でしっかりとメリハリをつけたい、という方にも1LDKは向いていると言えるでしょう。
一人暮らしを始める前に!1LDKのサイズってどのくらい?
一口に1LDKと言っても、そのお部屋のサイズは異なります。
その中でも、比較的多い間取りについてご紹介していきます。
・LDK8畳+居室4.5畳
・LDK10畳+居室6畳
・LDK12畳+居室6畳~
このように、1LDKであってもそのお部屋の大きさは物件によって異なりますから、一人暮らしをする際は、よく確認しておくとよいでしょう。
LDK12畳の間取りでは、一人暮らしには贅沢すぎるほどスペースに余裕がありますが、仕事としてお部屋を利用するという方や、これから同棲を始めるといった予定がある場合は、こういった間取りを選択するのもありでしょう。
また、1LDKのほか似ているもので1DKがありますが、この2つの違いは何かご存知でしょうか。
実は1LDKと1DKの違いは、ダイニング・キッチンの部屋の大きさにあります。
基本的に1LDKはLDKを8畳以上のものを指し、1DKはLDKが4.5畳~8畳のものを指します。
部屋の数が違うと思われがちですが、実はダイニングキッチンの大きさの違いなので、物件を探すときは覚えておくとよいでしょう。
1LDK一人暮らしのレイアウト!LDKが狭い場合は?
ではここから、1LDKで一人暮らしをする際におすすめのレイアウト術をご紹介していきます。
まず、LDKが狭い場合、お部屋を広く見せるレイアウトのコツです。
もし、キッチンカウンターがある間取りでしたら、カウンターをテーブル代わりにしてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、ダイニングスペースを広く使うことができます。
また、選ぶ家具もなるべくコンパクトなものを選んで空間を広く使えるように工夫してみましょう。
そして、空間を広く見せるためにも、リビングとダイニングを家具で仕切るようなレイアウトはあまりおすすめしません。
できるだけ、リビングからダイニングまで視線を遮るものを置かず、目線の先に抜けを感じるようなレイアウトがおすすめです。
広く見せるといった意味では、明るめのカラーの家具やインテリアで揃えるのもおすすめです。
それに加え、1つポイントとして大き目の観葉植物を窓際などに置けば、パッと目をひく素敵なインテリアとなるでしょう。
1LDKはスペースがある分一人暮らしでは贅沢と思う方も多いですが、いくら1LDKだからといっても、大きな家具をいくつも配置するなど何も考えずにレイアウトしてしまうと、窮屈で圧迫感を感じるお部屋になってしまいます。
特にLDKが狭い場合は、目線の抜けや広く見せるカラーなどを意識して取り入れ、インテリアコーディネートを楽しみましょう。
縦長のLDKの場合のおすすめレイアウト
縦長のお部屋の場合、家具の置き方によってはお部屋が狭く見えてしまうことがあります。
せっかく1LDKで一人暮らしをするのなら、お部屋を広々と見せたいですよね。
LDKのお部屋が縦長の場合のレイアウトのコツとしては、なるべく家具などを壁際に寄せて縦のラインを強調してレイアウトするのがおすすめです。
置く家具やインテリアも、縦長のものを配置することで目線を遮ることなく、お部屋の奥まで広々と見せることができます。
そして、なるべく圧迫感を感じさせないためにも、奥行きのある家具やインテリアの配置は避けたほうがよいでしょう。
なるべく奥行きのないものを選ぶことで、お部屋全体をスッキリとさせ、まとまりのよいお部屋に仕上げることができます。
同じように、中央に置くテーブルやラグなども縦長のものを置くとよいでしょう。
1LDKという贅沢なスペースを有効的に使い、インテリアコーディネートを楽しんでみてください。
1LDKで贅沢な暮らしを楽しむ
1LDKは、広いスペースを贅沢に使用できるメリットがあります。
そのため、お好きなインテリアコーディネートを楽しむことができます。
ただ、広いからという理由だけで1LDKを借りてしまうと、「思っていたのと違った」と感じてしまう場合もあるかもしれません。
借りる前には、収入はもちろん、ご自分の生活パターンなどもよく考えてから検討するようにしましょう。