「1LDK」の間取りは、リビングダイニング(LD)、キッチン(K)の他に、もう一つお部屋があります。
そのレイアウトパターンは幅広く、使い勝手に優れているのが魅力です。
一人暮らしの女性だと、どのような使い方ができるのか気になりませんか?
また、どういった女性におすすめすべき間取りなのか、考えていきましょう。
一人暮らしがしたい!「1LDK」の概要
それではまず、「1LDK」という間取りについて掘り下げてみましょう。
冒頭でもお話ししたように、リビングダイニングとキッチン、さらにもう一部屋設けられているのが「1LDK」という間取りになります。
そんな「1LDK」には、いくつかのタイプがあります。
【続き間タイプ】
リビングダイニングと個室が続いているタイプで、「縦に続く構造」と「横に続く構造」に分類できます。
【独立型タイプ】
リビングダイニングから離れたところに個室が設けられています。
【メゾネットタイプ】
一階にリビングダイニングやキッチン、二階に個室やバスルームがある構造です。
一般的に、キッチンを含めたリビングダイニングの広さは、8畳以上となることが多いでしょう。
そのため、一人暮らしということならば、そちらのスペースだけでも十分に暮らせるかもしれませんね。
また、「1LDK」タイプの物件が増えはじめたのは、平成12年あたりからなので、設備や内装デザインもそれほど古くはないと言います。
オートロックが設備された物件は珍しくなく、そういった点でも女性からの支持を得ています。
そして、「ワンルーム」や「1K」、「1DK」と比べても、平均専有面積は広めになります。
リビングダイニングスペースには、さまざまな家具をレイアウトすることができるでしょう。
インテリアがお好きな女性なら、ぜひとも「1LDK」の物件で暮らしてみたいですね。
「1LDK」は寝食スペースを分けたい女性におすすめ!
それではここから、「1LDK」はどのような女性におすすめなのか、という観点でお話ししていきます。
〈生活にメリハリをつけたい女性におすすめ!〉
「1LDK」には、リビングダイニングの他に一つ個室がありますが、必ず入口に扉が設置されています。
自然と空間を仕切れるつくりになっていますから、眠るスペースと活動するスペースとで使い分けることが可能です。
住居スペースを使い分けることで、生活リズムにメリハリが出やすくなるでしょう。
例えば、ベッドがリビングにあると、どうしても他のことに意識がいきがちになります。
布団に入ってもテレビをつけてダラダラと夜更かししてしまったり、目についたお菓子を食べてしまうなんてことも想像できますよね。
これでは、規則正しい生活を送ることが難しくなるかもしれません。
一人暮らしであれば、なおさらです。
そういった心配があるなら、なるべく寝食スペースは区別して生活したいものです。
また、寝室を個室に設定することで、キッチンからのニオイうつりを心配する必要がなくなります。
調理中のニオイだけでなく、食事や煙草のニオイを寝具などにつけたくないという女性にも、「1LDK」の間取りをおすすめします。
おしゃれ好きな女性にもぴったりな「1LDK」
〈洋服や荷物が多い女性におすすめ!〉
おしゃれ好きな女性であれば、洋服や衣類小物、アクセサリーやコスメなどが自然と増えていってしまいますよね。
「狭いワンルームのお部屋では荷物が溢れてしまう…」そんなときにおすすめなのが、「1LDK」の物件です。
個室のある「1LDK」なら、収納スペースを多めに確保することが可能です。
例えば、個室にコンパクトなベッドを取り入れることで、大きめなハンガーラックを設置することができるかもしれません。
メイク好きな女性であれば、憧れの化粧台を置くことだって夢ではないのです。
このように、もう一つあるお部屋の使い方次第で、快適な生活を送れます。
また、「片付けや整理整頓が苦手!」という女性にもおすすめします。
「ワンルーム」や「1K」と比べても、もともと収納スペースは多めに設定されている可能性が高いので、一人暮らしでもゆとりある住居空間をお求めであれば、「1LDK」を選びたいところです。
友人を招く機会が多い女性にも「1LDK」はおすすめ!
〈自宅に仲間を呼びたい女性におすすめ!〉
複数の友人を招いて、自宅で食事を楽しむことが多いなら、一人暮らしでも「1LDK」以上の間取りがおすすめです。
キッチンスペースは広めに設計されているので、本格的な手料理を振舞えます。
また、コンロの数も、二口以上あることが多いです。
もちろんダイニングスペースも設けられていますから、おしゃれにセッティングすれば、小さなパーティーが開けそうですね。
また、眠るスペースを個室に設定することで、突然の来客があっても安心です。
ベッドや布団を見られたくないときは、扉をサッと閉めれば簡単に隠すことができます。
個室を荷物の避難場所にするのも良いでしょう。
このような点から、「1LDK」にはプライバシー保護のメリットも挙げられます。
一人暮らしには贅沢?「1LDK」は自立している女性向け!
ここまで、「1LDK」はどのような女性におすすめなのかお伝えしてきましたが、ゆとりある間取りだからこそ家賃も割高になってしまいます。
東京などの主要都市では、ひと月の家賃が20万円以上になることもあるのです。
主要都市以外でも、条件の良い物件なら10万円前後を想定しておきましょう。
そのため、ある程度の経済力は必要になります。
理想的な家賃は、月収(手取り額)の約三割と言われていますので、まずご自分がどのくらいの物件に住めるのか把握しておくことが大切です。
その他、ひと月の生活費や交通費、交際費、貯蓄分の計算もしておきましょう。
「1LDK」は設備が整っていることから、光熱費もやや高めになるとの指摘があります。
高収入で自立している女性なら「1LDK」の物件でも問題はなさそうですが、一人暮らしをはじめて間もない学生さんや、収入が不安定な人は気をつけたほうが良さそうですね。
更新料などの支払いなどがあることも考慮しながら、理想の住まいを見つけてください。
一人暮らし以外でも対応できる「1LDK」
一人暮らしの女性目線でお話ししてきましたが、さまざまなライフスタイルにも対応できるのが「1LDK」の強みです。
最後に、世帯や暮らし方のパターンをご紹介しましょう。
〈夫婦で二人暮らし〉
個室は一つなので、二人暮らしだとやや不便に感じることがあるかもしれませんが、共有スペースを上手に使うことで快適に生活することができます。
たくさん二人でコミュニケーションが取れるので、より信頼を深めることができるでしょう。
新婚のご夫婦や、同棲カップルにもおすすめできます。
〈夫婦と赤ちゃんで三人暮らし〉
「1LDK」なら、工夫次第で子育てをすることも可能です。
赤ちゃんの様子を見守りやすい構造になっていれば、お母さんは安心して家事をこなせます。
また、部屋数が少なく距離が縮まることで、「旦那さんが積極的に子育てをしてくれた!」という意見もありました。
メリットいっぱい!自立した女性におすすめの「1LDK」
「1LDK」という間取りには、うれしいメリットがたくさんありました。
人気の高い「1LDK」で一人暮らしができたら、きっと毎日楽しく過ごせそうですね。
しかしながら、ひと月の家賃がやや割高になるということも、きちんと覚えておきましょう。
ご自分に合った物件選びで、より充実した日々を送ってください。