新築やリフォームをする際に、家全体のデザインにこだわりたい方が増えています。
その中でも「窓」にこだわると、家の雰囲気をガラッと変えることができます。
ここでは、いろいろな種類やデザインの窓についてご紹介していきます。
言葉だけでは難しい部分もありますので、これから新築やリフォームを控えている方は、これとあわせて窓の画像をチェックしてみてくださいね!
窓の種類やデザインにこだわってみよう
新築やリフォームをする際、どんな家にしようかとワクワク楽しみなものです。
キッチン、トイレ、お風呂…など、こだわりたい部分は人によって違いますよね。
しかし、家のいろいろな場所にある「窓」に重きを置く方は案外少ないのではないでしょうか。
今や、窓にもいろいろな種類やデザインがありますので、多くの人があまりこだわることのない窓にこだわって家を造ると、他の家とはまったく異なるおしゃれな住宅にすることができるかもしれません。
ただし、家自体の形やデザインによって窓のデザインに合う合わないが生じますので、家全体のバランスを見てどういった窓にするか決めなくてはなりません。
しかし、頭の中で考えているだけでは難しいものですから、インターネットで窓の画像をチェックしてみましょう。
もしかしたら、設計士に提案されているのとは異なる、おしゃれで理想的な窓が見つかるかもしれません。
画像をチェック!窓は種類やデザインだけじゃなく「配置」も重要
窓は種類やデザインにこだわりたいのももちろんですが、その配置も重要な要素となってきます。
例えば、玄関のすぐ横によく見る「引き違い窓」が配置されているとしましょう。
これは、一般的によく見かけるタイプの配置のため、「普通の家」という印象になります。
特に、家自体のデザインも一般的で玄関のある外壁が平面であると、さらに「普通」の印象となってしまいます。
ですから、家の顔とも言える玄関すぐ横の窓は、できるだけこだわりたい場所の一つと言えますね。
それでは、窓をどう配置したらおしゃれに見せることができるのでしょうか。
まず、コツとしては「窓の位置やサイズ、高さをそろえること」です。
実際に画像を検索していただくとわかるのですが、おしゃれな家の窓は位置やサイズ、高さが揃っていることが多いのです。
そうすると、全体的なラインが揃うことで家の見た目が整っている印象を受けるのです。
しかし、場合によっては「あえて」窓の位置を揃えたくないということもあります。
これはセンスが問われるので、窓の位置を揃えたくないという場合は、設計士と入念に打ち合わせが必要となるでしょう。
画像をチェック!窓は「種類やデザインと配置の組み合わせ」も重要
窓は種類やデザインだけではなく配置も重要ですが、窓の配置と窓の種類やデザインとの組み合わせも大切な要素となります。
例えば、外からの視線が気になる場所だけど採光のために窓がほしいというような場合、「ハイサイドライト」という横長の窓を採用することがあります。
ハイサイドライトは天井すぐ近くにある横長の窓で、外からの視線を遮りつつ、部屋全体に採光を取り入れることができます。
外からの視線が気になるのに人の目線あたりに窓を配置してしまったり、採光を取りたいのに部屋全体には行きわたらない小さい窓にしてしまうと、不満が残る家となってしまうことでしょう。
また、ハイサイドライトの反対で、天井の近くではなくて床面に近い窓のことを「ローサイドライト」といいます。
ローサイドライトは床面近くの窓なので採光はそれほどとれませんが、和室に配置することで部屋全体の雰囲気がとてもよくなります。
このように、窓の配置と種類やデザインとの組み合わせで、その部屋の窓の目的や見た目を左右することになるのです。
ハイサイドライトとローサイドライトの窓を採用している家も最近では多いため、インターネットで画像検索するとすぐに出てきます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
窓の種類やデザインを知りたい!
それでは、窓にはどのような種類やデザインがあるのでしょうか。
よく見かける窓の種類は「引き違い窓」ですが、その他にも多数の種類があります。
●滑り出し窓
取っ手を回して開閉する仕組みの窓です。
窓が大きく開くため、掃除がしやすいと最近人気の窓です。
外側に滑り出すように開きます。
●上げ下げ窓
左右に動く引き違い窓と反対で、上下に動く窓です。
●外倒し窓・内倒し窓
窓の下部分を軸に、上部分が外側に倒れる窓と内側に倒れる窓のことです。
この他にも、開き窓や突き出し窓、引き込み窓やFIX窓などたくさんあるので、画像検索してさまざまな種類の窓を見てみてくださいね。
窓のデザインに関しては、無限大とも言えます。
単純に長方形のデザインのものもあれば、正方形や丸い形の窓もあります。
また、格子状の窓であったり、はたまたステンドグラス風の窓もあります。
特に希望しなければ、長方形の引き違い窓になることが多いかもしれません。
しかし、窓にはさまざまな種類とデザインがありますので、窓にこだわってみてることをおすすめします。
画像で確認!窓の失敗例
窓の種類やデザインにこだわって家造りをしても、住んでみたらそれが失敗だったというケースもあります。
そこで、これからの家造りのためにそれらの失敗例を参考に見てみましょう。
まず、丸い窓をどうしても取り入れたくて、東側に取り付けた例を参考にしてみます。
その住宅は東側にテレビを置いてあり、朝日が丸窓から射し込んで朝はテレビが観られないというのです。
この場合は、窓の形というよりは配置した場所が失敗していますよね。
ですから、設計段階でテレビはどこに配置するのかまで考えて窓の位置を決める必要があるということが分かります。
次に、外観のデザインにこだわって、窓を多くして失敗したという例もあります。
外観はおしゃれだし、何が失敗なのか聞いただけでは分からないですよね。
しかし、窓をつけすぎてしまうと、家具を置く場所がなくなってしまうのです。
つまり、「窓が多い=壁が少ない」ということですね。
強引に窓の前に家具を配置することになると、採光や風を取り込む際に家具が邪魔になってしまうのです。
しかし、やはりどうしても窓をたくさんつけたいということであれば、窓が大きいデザインのものではなく、小さいものにするといいでしょう。
失敗例はこれに限りません。
他にもいろいろな失敗例がありますから、画像とあわせてチェックしてみることをおすすめします。
その土地の風土で窓のデザインは異なる!
昔ながらの日本の家屋は、「縁側」があることが多いですよね。
日本では、一般的には家の南北に窓を配置するのがいいと言われています。
それは、日本が高温多湿な気候であるためです。
縁側と縁側にある窓は、暑い季節の強い陽射しを防ぎつつ、風を屋内に取り込みます。
また、寒い季節には縁側が冷たい風を遮るので、屋内の温度を暖かく保ちます。
このように、昔ながらの家屋は風土に合わせて造られたすばらしいデザインなのです。
もちろん、それは日本に限りません。
例えば、陽射しが少ない北の方の国では、陽射しが少しでも屋内に入るように縦長の窓を採用していることが多いのです。
さらに、その縦長の窓の外は小さいテラスになっていて、テラスにおしゃれな柵をつけることで外観もすてきなデザインとなっています。
先述しましたように、窓はデザインだけではなく、その窓の目的に合ったものであることが重要であることがお分かりいただけたことかと思います。
これに限らず、世界には目的とデザインがうまく合いまった窓がたくさんあります。
ぜひ、画像検索してみてくださいね。
窓のデザインは画像をチェック!
ここでは窓の種類やデザイン、失敗例などについて言及してきました。
しかし、「百聞は一見に如かず」ですから、一度窓の画像を検索してみることをおすすめします。
窓の画像を探していると、見たことのないデザインでお気に入りのものを見つけることができるかもしれません。
これから新築やリフォームを予定されている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!