念願のマイホームを建築することになれば、こだわる部分はとことんこだわっていきたいですよね。
おしゃれな一戸建てに憧れていた方であれば、どんな外観や内装にするかあれこれ悩むかと思います。
しかし中には、こだわりすぎたゆえに失敗したという方もいます。
ここでは内装を中心に、家をおしゃれに見せるためのポイントをお伝えしていきましょう。
家を新築!そのときは内装も考えることが重要
家を新築することになったら、どんな家にしようかあれこれ思いを巡らせることでしょう。
「カフェ風な家にしたい」や「和モダンな落ち着いた部屋にしたい」など、人それぞれどんな家にしたいかは異なりますが、多くの方は「おしゃれな家にしたい」と思っているのではないでしょうか。
一生住むことになる家ですから、妥協したくないというのは当然かもしれません。
しかし、このとき家の構造や間取りと一緒に、どんな内装にするかもしっかり考えておかないと、実際に住んでみてから「失敗した…」ということもあり得るのです。
内装で失敗した理由として多く挙がるものとしては、「コンセントの位置」などがあります。
実際に家が建つまでは、どんな内装であるかは図面を見て想像することしかできません。
おしゃれにすることで頭がいっぱいになることもありますが、実用性もしっかり考慮したうえで内装を考えましょう。
内装を考えるときのポイント①
それではここで、内装を考えるときのポイントをお伝えしていきます。
家が建ったあとで「失敗した…」なんてことにならないよう、ポイントをおさえて決めましょう。
まず一つ目のポイントは、「ちぐはぐにしない」ことです。
よくおしゃれに見せようと、扉などの高さをあえて変えてみたり、ニッチの間隔を微妙に変えてみたりする方もいます。
しかし人というのは、つり合いが崩れることで違和感を感じやすくなる生き物です。
そのため、おしゃれに見せるためにあえて行ったことが、かえって違和感を感じさせてしまう内装になることもあるのです。
ですから、扉などのサイズを決める際は、高さなどの寸法をきちんとそろえるようにして、すっきりとした美しい内装に仕上げるようにしましょう。
二つ目のポイントとしては、「イメージをはっきりさせる」ことです。
特にコンセントは、使う家電製品がどのくらいあるかを把握していないと、いくつ必要かを判断することができませんよね。
あまり深く考えずにコンセントの位置や個数などを決めてしまいがちですが、このようにイメージをはっきりさせないと、住んだあとで失敗したことに気づくのです。
コンセントだけでなく、家具や壁紙なども同様です。
もしイメージをはっきりさせることができないという方は、設計士さんなどに一度相談してみましょう。
これまでの経験を基に、ためになるアドバイスをしてくれますから、悩んでしまった場合はプロの手を借りてみてください。
内装を考えるときのポイント②
引き続き、内装を考えるときのポイントをお伝えします。
三つ目のポイントは、「家具を選ぶのをあとに回さない」ということです。
おそらく、多くの方が内装のデザインが仕上がってから家具選びをすることが多いかと思います。
しかし、家具選びというのはあと回しにするものではなく、内装のデザインと一緒に決めるべきものなのです。
なぜなら、家具自体が内装のデザインの一部とされるからです。
おしゃれな家にしたい場合、家具にもこだわりを持つ方も多いでしょう。
しかし、欲しいと思っていた家具が、内装のデザインに合わないなんてことになれば残念ですよね。
デザインだけでなく、サイズが合わない場合もあり得ます。
そうならないよう、内装を考えている段階で、目星の家具を取り入れた内装のデザインを決めておくと安心です。
カラーが重要!新築した家をおしゃれに見せるポイント①
内装を考えるときのポイントをお伝えしましたので、ここからは新築した家をおしゃれに見せるためのポイントもお伝えしていきます。
家の内装をおしゃれに見せるには、「配色」を意識することです。
先ほどもお伝えしましたが、ちぐはぐになっていると統一感がなく、違和感のある空間になってしまいますよね。
それは配色も同じです。
家具などの全体的なバランスが整っていても、色がアンバランスですと、これでも違和感を感じてしまいます。
1部屋の配色は3カラーでおさめることがおすすめで、そのバランスは「7:2.5:0.5」で合わせると調和しやすいとされています。
壁紙などのベースカラーを70%、ソファなどのメインカラーを25%、クッションなどのアクセントカラーを5%におさえて、内装の配色を整えましょう。
そうすると、シンプルに見えつつもおしゃれな内装に見せることができますよ。
カラーが重要!新築した家をおしゃれに見せるポイント②
内装の配色は3カラーでおさめることがおすすめとお伝えしましたが、その色の組み合わせも重要です。
どの色を組み合わせるかによって、部屋の印象を大きく左右させるからです。
配色次第でおしゃれな雰囲気にもなれば、落ち着きのない雰囲気にもなってしまいます。
ですから、配色のパターンもおさえておくことが、おしゃれな家に見せることにつながるのです。
同系色でそろえると統一感がでます。
たとえば、壁紙などのベースカラーを薄いグレーにし、ソファなどのメインカラーは青、クッションなどのアクセントカラーは水色にするのです。
寒色を組みあわせることで、クールで落ち着いた印象のお部屋にすることができるでしょう。
もし明るい印象にしたい場合は、暖色の同系色でそろえてみてください。
色を意識するだけでも、家をおしゃれに見せることができますので、家具選びの際は色も意識してみてくださいね。
おしゃれな家にすると固定資産税に影響することも…
ここで最後に注意していただきたいことがあるのでお伝えします。
それは、新築住宅の固定資産税についてです。
家を購入すれば、その家に対する税金(固定資産税)を支払うことになります。
この固定資産税は家ごとに税額も変わり、総務省が定めた「固定資産評価基準」に基づいて家屋の調査が行われます。
家屋調査によって出た評価が、固定資産税の税額に反映されるようになっているのです。
この固定資産評価基準の項目には、木造住宅の場合、
・屋根
・基礎
・外壁
・柱、壁体
・内壁
・天井
・床
・建設設備
などといった項目に分けられ、各項目に標準評点数がつけられています。
さらに、「施工量の多さ」や「施工程度の良さ」なども、家屋調査で評価される地域もあります。
ですから、おしゃれな内装にこだわりすぎてしまうと、施工次第では固定資産税の税額が高額になってしまう可能性もありますので、ご注意ください。
配色を意識して内装をおしゃれに見せよう!
この記事では、内装を中心に、新築住宅をおしゃれに見せるためのポイントについてお伝えしてきました。
ついつい間取りに目を行きがちですが、内装をしっかりと決めておくことが重要です。
また、おしゃれに見せるためのポイントとしては、配色を意識することも大切です。
お伝えしたように、同系色の3カラーで内装をととのえて、家の中をおしゃれに見せましょう。