自分の家を建てるのは、多くの方の夢ですよね。
しかし、新築住宅の基礎工事中には、その時ならではの悩みも発生します。
その一つが、「大工さんへの差し入れをどうするか」です。
今回は、町の工務店や住宅メーカーに依頼して家を建てる場合に焦点を当てて、基礎工事中に差し入れをすべきかどうかやそのタイミング、おすすめの差し入れなどをお伝えしていきます。
差し入れでお悩みの方は、参考になさって下さい。
住宅の新築時の悩みは基礎工事中の差し入れ?
念願のマイホームが手に入るとなったら、それは本当に嬉しいことですよね。
しかし、嬉しいはずのマイホームの新築工事では、その時期ならではの悩みを持つこともあります。
それが、大工さんへの差し入れをどうするかです。
実際に、住宅の新築時には、そのことで頭を悩ませる方が多くいます。
差し入れに関する悩みには、具体的に以下のことが挙げられます。
・差し入れをするかしないか
・差し入れをする時間やタイミング、回数
・差し入れのお菓子やお茶は何を選ぶべきか
何度も家を建てる方はそうそういません。
すると、初めて家の基礎工事をしてもらうというケースが多くなります。
そうなると、なおさら、基礎工事中に大工さんに差し入れをしたほうが良いのか、しなくても良いのか、悩んでしまいますよね。
次の章では、まず、そこから考えていきましょう。
新築住宅の基礎工事中は差し入れをするべき?
新築住宅を建ててくれる大工さんへ、「差し入れをしたほうが良いのでは」と思いつつも、仕事や育児などに追われていると、なかなか時間が取れませんよね。
しかし、何度か様子を見に行くことはあるでしょうし、挨拶することもあるでしょう。
その際に、手ぶらで行くのは気が引けますよね。
基礎工事が始まったら、やはり建築を依頼した側は、大工さんへの差し入れをするべきなのでしょうか?
結論から言えば、「新築住宅の基礎工事中には、必ず大工さんへの差し入れをしなければならない」ということはありません。
それがなかったからと言って、手抜き工事をしたり、対応が悪くなるということもないでしょう。
ですが、差し入れがあれば、大工さんも嬉しいのではないでしょうか。
いくら、「他人の家を建てることが仕事」とは言え、大工さんも人間です。
差し入れがあれば、依頼主の感謝の気持ちを感じることでしょう。
新築の基礎工事が夏の場合のおすすめの差し入れは?
では、新築の基礎工事が夏の場合には、どんな差し入れを持って行くのが良いでしょうか。
近年は、夏の暑さが尋常ではありません。
言わば、「殺人的な暑さ」です。
その中で大工さんは作業をするのですから、やはり「冷たいもの」が喜ばれます。
・コーヒー
・お茶
・水
・炭酸飲料
・栄養ドリンク
・スポーツドリンク
などを、クーラーボックスなどに入れて差し入れましょう。
熱中症を防ぐ意味では、「塩飴」や「梅干し」「漬け物」なども良いですね。
ただし、梅干しや漬け物を差し入れる際には、つまようじは必須です。
また、大きなペットボトルの飲み物を差し入れる際には、紙コップも持参しましょう。
飲み物については、大工さんによって、コーラが好きだったりコーヒーは苦手だったりしますが、様子を見ながら差し入れるようにするとさらに良い印象を持ってもらえるでしょう。
さらに、汗を拭いてリフレッシュできるように、冷たいおしぼりも一緒に持って行くと、大工さんに喜ばれますよ。
新築の基礎工事が冬の場合は何を差し入れるのが良い?
先ほどは、新築の基礎工事が夏に行なわれる場合の、おすすめの差し入れをご紹介しました。
では、冬の差し入れには、何が喜ばれるのでしょうか。
寒い時期には、夏とは反対に、温かい飲み物を差し入れましょう。
夏とは違うので、飲み物の量はそれほど多くなくて良いでしょう。
ペットボトルの紅茶やコーヒーなら、小さいもので十分ではないでしょうか。
また、夏はチョコレートを使ったお菓子は溶けてしまいますし、暑い中では食べにくいですが冬にそれらを差し入れると、意外にも喜ばれることがあります。
その他には、おせんべいやおつまみ(さきいかなど)も良いですね。
その場合には、ある程度数があり、個包装になっているものがおすすめです。
また、「腹持ちが良い」として大工さんに人気なのが、肉まんやあんまんです。
温かい食べ物なので、こちらもおすすめです。
わずかな休憩時間に、大工さんにしっかり休んでもらえるよう、季節に合わせた差し入れができると良いですね。
基礎工事中に差し入れする際の注意点は?
では、ここで基礎工事中に差し入れをする場合の注意点をお伝えします。
まず、小さな子供を連れて行く場合には、やはり目を離さないようにしましょう。
大工さんが作業をするのに邪魔になったり、子供が怪我をしたりしては大変です。
また、差し入れの時間や回数については、ケースによって様々です。
また、自分の都合もあるわけですから、「週末だけ」「週に1回」など、無理のない範囲で行なえば良いのです。
週に何度も様子を見に行けるからと言って、その度に差し入れをしていると、1人に対して1缶、コーヒーを差し入れしているだけでも、相当な金額になってしまいます。
そのため、毎回でなくても良いでしょう。
時間は、作業の休憩時間(10時、12時、15時など)が一般的です。
ただし、新築の場合、工事の内容によっては、差し入れする日に大工さんの人数が増えているということもあるので、数や量に気を付けるようにすると良いでしょう。
具体的には、
・その日の作業人数をあらかじめ聞いておく
・少し多めに持って行く
などするのがおすすめです。
また、これは大工さんとの関係次第ですが、大工さんに何が飲みたいか(食べたいか)を聞いて、それを用意しても良いでしょう。
そうすれば、大工さんの仕事へのモチベーションも高まるかもしれません。
基礎工事が終わったら、もう差し入れは必要ない?
新築で家を建てるなら、基礎工事が終わっても、定期的に現場を見に行ったほうが良いです。
なぜなら、細かい部分の修正などがスムーズに運ぶからです。
例えば、フローリングの床の場合、すべて張ってしまってからだと、直すのが大変です。
しかし、定期的に見に行くことで、工事中の写真なども撮れます。
そして、実際に歩いてみることで、床の状態も分かります。
仮にフローリングが鳴っていても、すべてを仕上げる前にそれが分かれば、すぐに直してもらうことができます。
また、その段階になると、他の業者さん(電気屋さんなど)も出入りしています。
そうした方の場合、大工さんよりも差し入れをもらう機会が少ないので、休憩時間などに差し入れを持って行けば喜ばれるでしょう。
また、もしかしたら、「実はここにもう一つコンセントを増やしたい」などの要望を聞いてもらうこともできるかもしれません。
そのため、「基礎工事が終わったから、もう差し入れはしない」というのではなく、回数は減らしても、差し入れを持って現場へ行き、大工さんや業者さんとコミュニケーションを取るのがおすすめです。
基礎工事の後も工事は続くので、しっかりやってもらえているのかを、その目で確認しておきましょう。
大工さんへの差し入れは喜ばれる!
今回は、家を新築する際の大工さんへの差し入れについてお伝えしました。
マイホームを建てる場合には、差し入れをすると喜ばれます。
基礎工事の時期によって喜ばれる差し入れに違いが出ますが、多くの場合、その気遣いに対して、喜んでいただけることでしょう。
この記事が、差し入れをすべきかどうか、また、どんなものを差し入れすれば良いのか分からずに悩んでいる方の参考になれば幸いです。