これから赤ちゃんが生まれる予定のあるご家庭で、今1LDKに住んでいる場合、このまま子育てできるかどうか不安に感じている方もいることでしょう。
夫婦2人では問題なくても、子どもが1人増えれば狭く感じ、子育てしにくいのではと悩まれるかもしれません。
そこでこの記事では、1LDKの間取りは子育てしやすいかどうかをお話ししていきましょう。
また、子育てがしやすくなるための家具選びやレイアウトのポイントについてもお話ししていきます。
1LDKの間取りは子育てしやすい?
これから出産を控えているご家庭の中には、1LDKの間取りで子育てができるのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
夫婦2人では狭くはない1LDKでも、子どもが1人増えれば狭く感じ、子育てしにくいのではと不安に感じることもあるでしょう。
では、1LDKは子育てしやすい間取りといえるのでしょうか。
実際に1LDKで子育てを経験した方の意見を見てみると、「意外と楽」「不自由していない」といったものをよく見かけます。
基本的に生活をする部屋はLDKであることが多く、赤ちゃんを見つつ家事ができるので、子育てもしやすい間取りのようです。
ですから、1LDKが決して子育てしにくい間取りとはいえません。
しかし、子育てをしやすくするには、家具選びやレイアウトなどに工夫することが重要といえます。
これについては後ほどご紹介しますので、次の項では1LDKで子育てをするメリットについてみていきましょう。
1LDKで子育てをするメリット!
1LDKで子育てをするメリットは、大きく3つ挙げられます。
●赤ちゃんの様子を見守りやすいこと
1LDKであれば、家にいるときの多くの時間はLDKで過ごすでしょう。
そのため、特に対面式キッチンのLDKであれば、料理などをしている間も赤ちゃんがどうしているか見守ることができます。
家事をしているときも、赤ちゃんが見える範囲にいれば安心ですね。
●旦那さんが子育てに関わりやすくなること
先ほどもお伝えしたように、1LDKでは多くの時間をLDKで過ごすことが多いですから、旦那さんも子育てに関わる機会が増えるでしょう。
旦那さんが子どもの面倒をみてくれれば、その間に家事などをすることができるので、奥さんに心と時間に余裕ができることでしょう。
ストレスをなるべく溜めることなく子育てをしたいですね。
●貯金に回しやすくなること
家族が住む間取りの中では、1LDKはコンパクトな間取りといえます。
そのため、家賃もファミリー向けの間取りの中では安く済むことが多いです。
子どもが就学するまでは、そこまでお金はかからないので、家賃を抑えた分を貯金に回すことができます。
以上のようなメリットが挙げられるので、1LDKでの子育てもおすすめといえるでしょう。
そして子育てしやすくするには、家具のレイアウトも重要なポイントといえますが、賃貸物件の場合注意しなければいけない点があります。
賃貸物件で子育てする際の注意点!
今のお住まいが1LDKの賃貸物件の場合、注意しなければいけない点がありますので、ここでご説明します。
まず、1LDKはどちらかといえば、1人暮らしや2人暮らし向けの間取りといわれています。
そのため、住んでいる方も1人や2人であることも多く、その中には赤ちゃんの泣き声や足音などに耐性がない人もいることでしょう。
そうなれば、赤ちゃんの泣き声や音に注意を受けることがあることも否定できません。
特に、木造や鉄骨造のアパートであれば遮音性が低い造りであるため、赤ちゃんの声や音が周囲に伝わりやすくなってしまいますので注意が必要です。
物件によっては「子ども不可」としているものもあり、そのような物件に住んでいればそもそも子育てすることは難しいといえます。
お住まいの物件で子育てできるかも、赤ちゃんが生まれる前に確認しておきましょう。
注意点を確認し終えたら、子育てしやすくする家具選びやレイアウトのポイントについてお話をしていきます。
1LDKを子育てしやすいお部屋に!家具選びやレイアウトを工夫しよう
ではここから、1LDKを子育てしやすいお部屋にするべく、家具選びやレイアウトのポイントをご紹介していきます。
まず、家具選びのポイントですが、LDKに配置する家具は高さがあまりないものでそろえることが大切です。
家具の高さを低めにすることで、寝ていることの多い赤ちゃんの様子を離れた位置からも見守ることができます。
わざわざ近くまでいかなくても赤ちゃんの様子を見ることができれば、家事をするうえでも楽ですよね。
つぎに、リビングにはラグを敷くことが多いと思いますが、赤ちゃんのためにジョイントマットを用意しておくと良いでしょう。
ジョイントマットには防音・吸音機能があることが多いので、赤ちゃんの足音などが下の階に伝わるのを防いでくれます。
LDKに配置する家具などを選べたら、レイアウトをどうするかも重要なポイントです。
レイアウトをするうえで最も重要視しなければいけない点が、「常に赤ちゃんを見られる」レイアウトにすることです。
これを可能にするには、先ほどの低めの家具でそろえることが重要になります。
さらに、赤ちゃんにとって危険なものを近くに置かないことも大切です。
このポイントを意識して、レイアウトを考えてみてください。
次の項では、多くの時間を過ごすリビングの家具選びとレイアウトの注意点についてお話ししていきます。
新生児のためのレイアウトの注意点!収納家具はどうする?
まだ新生児の場合、1日のうちほとんどの時間は眠っています。
そのため、1LDKのリビングスペースにも赤ちゃんの寝るスペースは欠かせないといえます。
赤ちゃんの寝るスペースとして、ベビーベッドもしくは赤ちゃん用のお布団を用意することになりますが、レイアウトする際はここに注意しましょう。
まずどちらも、エアコンの風が直接当たるところ、窓の真下となるところに配置することは避けましょう。
そして、お布団の場合はソファの上に敷くことも避けてください。
少し動いたときに、赤ちゃんがソファから落ちてしまう恐れもあり危険です。
必ず床の上にお布団は敷くようにしてください。
また、生まれて間もない新生児の赤ちゃんでも、子育てに使うグッズはたくさんあります。
そうなれば、リビングには赤ちゃん用グッズの収納家具を配置しなければなりません。
こちらもできれば低めのものを選び、赤ちゃんグッズをひとつにまとめられる収納家具が理想です。
できればお布団の近くにレイアウトするのがおすすめですが、お布団ではなくベッドを配置する場合は、収納家具を用意しなくて済む場合もあります。
ベッドによっては、ベッド脇を収納スペースとして利用することができます。
そのグッズをベッド脇に収納できれば、収納家具を配置する場所もとらずに済み、使いたいときすぐに取り出すことも可能です。
赤ちゃん用品専門店で取扱いがありますので、気になる方は探してみてください。
成長とともにレイアウトも変更しよう!
月日が経つごとに、赤ちゃんもどんどん成長していきます。
5ヶ月ごろを過ぎると、「あそこに行きたい」と思うようになり、1人で行動する幅が広がってきます。
特にはいはいができるようになれば、自分であちこちに動き回ります。
その際、それまでのレイアウトでは赤ちゃんにとって危険なこともあるので、成長とともにリビングのレイアウトを変更すると良いでしょう。
はいはいができるようになった頃には、
・赤ちゃんが触れると危険な箇所(テレビやキッチンなど)に行かないように、ベビーゲートを設置する
・寝るスペースだけでなく、遊ぶスペースも確保する
・キャスターがついている家具があれば、赤ちゃんが押しても動かない場所に配置する
・本棚がある場合は、本が落ちない工夫をしておく、もしくは移動する
・ガラス製品は置かない
といったことに注意して、レイアウトを変更しましょう。
もし観葉植物が置いてある場合も、赤ちゃんが土を食べてしまわぬよう、ベビーゲートなどで進路を遮ると安心です。
1LDKでも子育てしやすくすることはできますが、家具選びやレイアウトに注意しないと、子育てしにくくなったり赤ちゃんにとって危険な場所になったりすることもあります。
これらに注意して、子育てしやすいレイアウトにしてみてくださいね。
子育てしやすいレイアウトにしてみよう!
1LDKは子育てするには狭い印象を持ちますが、レイアウトなどを工夫すれば子育てしやすい間取りにすることもできます。
特に多くの時間を過ごすリビングでは、低めの家具でそろえ、赤ちゃんの様子を常に見れるレイアウトにすることが大切です。
赤ちゃんが成長するとともにレイアウトを変更したほうが良い場合もありますので、赤ちゃんにとって安全でありながらも、子育てしやすいレイアウトにしてみてくださいね。