新築一戸建てのマイホームを建てようとする際、多くの方が「和室は必要なのか?」と悩むでしょう。
実際、新築のマイホームに和室はあったほうが良いのでしょうか?
この記事では、新築のマイホームに和室をつくるべきか、つくる場合どのくらいの広さが良いのか、などについてお話をしていきます。
あわせて、4.5畳の和室を作った場合の活用方法についてもご紹介していきましょう。
新築のマイホームに和室は必要?
マイホームを新築する際に、多くの方が「和室をつくるべきか」と悩まれるかと思います。
実際に新築のマイホームには、和室はあったほうが良いのでしょうか。
マイホームに和室を採用する理由として、
・子どもが小さい間は、畳の上で一緒に寝たい
・家自体が和のテイストなので、和室も当然ほしい
・仏壇を置かなくてはいけないので、和室がほしい
・和室(畳)が好き、あると落ち着く
といったような意見があります。
上記のような、「和室がほしい」という理由があるのであれば、新築のマイホームに和室を取り入れてみるのも良いといえるでしょう。
反対に、和室がほしいというはっきりとした理由がなければ、無理して和室をつくる必要はないといえます。
ではもし、新築のマイホームに和室をつくるとなったら、どのくらいの広さがあると良いのでしょうか。
4.5畳ほどあれば十分なのでしょうか。
次の項でご説明していきます。
新築マイホームの和室は何畳あると良い?4.5畳がおすすめ?
新築のマイホームに和室をつくる場合、どのくらいの広さがあると良いのでしょうか。
多くの建築会社では、和室の最低限の広さを4.5畳と決めていることが多いようです。
そのため、新築に和室をつくるとなれば、4.5畳の広さが必要となるということがいえるでしょう。
もし、リビング続きにしない独立した和室をつくりたいという場合は、和室の広さは6畳以上がおすすめです。
これに加えて、1畳以上の収納スペースをつくっておくと、座布団や来客用のお布団を収納できるので、使い勝手の良い和室にすることができるでしょう。
中には、和室を自分たちの寝室として使いたいという方もいるかと思います。
そのときは、お布団を1組敷く程度の広さがほしければ4.5畳、2組敷きたい場合は6畳以上の広さが望ましいといわれています。
ちなみに、お布団を3組敷きたい場合の和室の広さは8畳以上あると良いようです。
和室を家族の寝室に利用する場合でも、お布団を収納できるように、収納スペースを設けておくと良いでしょう。
新築で和室をつくるなら!和紙畳がおすすめ!
最低でも4.5畳、用途によっては6畳や8畳以上の和室が良いということをお伝えしてきました。
新築のマイホームに和室をつくることを検討されているのであれば、畳部分でもおすすめしたいものがあります。
和室の畳となれば、一般的には「い草畳」を思い浮かべると思いますが、近年の和室では「和紙畳」を採用することも増えてきています。
和紙畳を採用することで、
・耐久性があり、お手入れが簡単
・変色しにくい
・ダニやカビなどが発生しにくい
・汚れに強い
などといった、メリットがあります。
新築のマイホームに和室を作るかどうか悩む人の中には、「畳のお手入れが面倒」という人もいるかと思います。
い草畳は貼り替えなどのメンテナンスが必要になるので、この点で悩まれる方もいるのではないでしょうか。
しかし、和紙畳を採用すれば、この悩みを解消できるかもしれません。
上記で挙げたように、い草畳よりも高い耐久性がありますので、実際に使用した方でも「お手入れが楽」と評価している方もいます。
い草畳よりも価格が高めというデメリットもありますが、新築に和室を取り入れるのであれば、お手入れが楽に済ませやすい和紙畳を採用してみるのも良いといえるでしょう。
4.5畳の和室をつくるとどんなことに活用できる?
ここからは、新築のマイホームに和室をつくった場合の活用方法をご紹介していきます。
4.5畳の和室であれば、小さいお子さまの遊び場として利用できます。
和室をお子さまの遊び場にすると、以下のようなメリットがあるのです。
・畳が柔らかいので、転んでもけがしにくい(フローリングと比較して)
・子どものお昼寝用のスペースにもできる
・急な来客時でも、ふすまを閉めてしまえば、散らかったおもちゃを見えなくできる
これからお子さまが生まれる予定のある方も、生まれたあとに授乳がしやすかったり、赤ちゃんと一緒にお昼寝したりすることもできるので、和室があるとさまざまな面で便利といえます。
さらに、家事のスペースとしても和室は利用できます。
取り込んだ洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりするスペースにすることもできるので、リビングなどに洗濯物が散らばらずに済むことでしょう。
和室に収納スペースを設けていれば、アイロンやアイロン台を収納できるので、家事の効率も良くなりますね。
和室はさまざまなことに活用できる!
ほかにも、和室の活用方法はあります。
4.5畳の和室をつくった場合、客間としても利用できます。
実際に新築のマイホームに和室をつくった方の中にも、「客間として使いたかったので和室をつくった」という方もいるのです。
お客さまが来た際の応接間として使ったり、あるいは親や友人が遊びにきたときの泊まる部屋として使ったり、和室はそのときの状況に合わせて活用ができます。
場面場面に応じた使い分けは洋室では難しい場合も多いので、こういった点でも和室があると便利です。
さらに、和室をつくった理由のひとつにも挙げられたように、仏壇やお雛さまなどを飾ることでも和室は活用できます。
これらを洋室に置くと、やはり違和感を感じやすいです。
しかし和室であれば違和感なく飾れますから、特にお雛さまや五月人形といった季節ごとのお祝いグッズを毎年飾りたいという方であれば、新築のマイホームに和室をつくることをおすすめします。
4.5畳もスペースがとれない場合は畳スペースをつくってみよう!
中には、「和室のために4.5畳もスペースがとれない」という方もいるかと思います。
しかしそれでも、「畳の空間がほしい」という方もいることでしょう。
そのような方は、和室をつくるのではなく、リビングに畳スペースを設けてみてはいかがでしょうか。
これは家を新築したあとでも可能で、リビングに2~3畳ほどの置き畳を設置するのです。
それだけでも、家の中に和室のような空間が生まれます。
独立した和室ではありませんが、家の中で和を感じられるスペースができますので、和室のためのスペースがとれないという方にはおすすめといえます。
2~3畳ほどあれば、畳の上でゴロゴロしたり、小さいお子さまとお昼寝したりもできますから、畳スペースでもさまざまなことに役立ちます。
近年では、リビングの横に畳スペースを設けている間取りも多いですから、マイホームに和室をつくるか悩んでいる方も、和室ではなく畳スペースを検討してみても良いかもしれませんね。
さまざまなことに活用できる!和室をマイホームに取り入れよう
マイホームを新築する際、和室をつくるべきか悩むこともあるかと思います。
はっきりとした理由がない場合は無理してつくる必要はありませんが、和室があることでさまざまなことに活用が可能です。
お子さまの遊び場としても、客間としても利用できますので、ぜひ新築のマイホームに和室を取り入れることを検討してみてください。