マンションのインターネットが遅い!原因や対処方法はある?

インターネット回線は、日々の生活に欠かすことのできないインフラとなりました。

そんなインターネット回線ですが、マンションに住んでいると「遅い」と感じることはないですか?

インターネットがさくさく使えないとストレスになりますよね。

そのような場合はどんなことが原因なのでしょうか?

インターネット回線が遅い場合の対処方法をご紹介していきます。

マンション以外でも当てはまる!インターネットが遅い原因とは?

インターネット回線が遅く、快適にパソコンやスマートフォンを使えていないと感じることがありませんか。

アプリを使ったり、動画を見たりするにもインターネットは必要ですから、遅くてなかなかつながらなかったり、ダウンロードができなかったりするとストレスが溜まってしまいますよね。

では、マンションに限らず、このインターネット回線が遅い原因はどんなところにあるのでしょうか。

〇パソコン側のスペック

インターネット回線が遅いのではなく、パソコン自体が遅い原因になっている可能性があります。

スペックの高くないものや、古い型のパソコンを使っていると、いくらインターネット回線が高速でもそれに対応することができません。

また、セキュリティーソフトが重複していたり、メモリがいっぱいになってしまっていると遅くなる原因となります。

〇ルーターやLANケーブルが速度に対応していない

使っているルーターやLANケーブルが、回線の速度に対応できていないということも原因として考えられます。

まず、ルーターですが、本体に型番が書かれたシールが貼られていていますので、その型番を検索するとどのくらいの速度に対応できているのかを調べられます。

また、ルーターが速さだけでなく、家の広さに対応できているのかもチェックしましょう。

次にLANケーブルですが、こちらも規格に合っていないと、回線の本来の速さを発揮することができません。

LANケーブル自体に規格が印字されていますので、そちらをチェックしましょう。

インターネットが遅い原因はまだまだある

マンションの場合に限らず、インターネットが遅い原因は他にもあります。

〇プロバイダ・回線が混雑している

プロバイダ・回線側に原因があることも考えられるでしょう。

プロバイダ・回線が混雑している場合、速度が遅くなってしまいます。

分かりやすい例えが「道路」と「車」の関係です。

空いている道路(プロバイダ・回線)であれば、車(利用者)はスピードを出すことができますが、混雑している場合はスピードが下がってしまうのです。

プロバイダ・回線の能力を超えたインターネット使用量があると遅くなってしまいます。

〇ウェブサイトが混雑している

プロバイダの混雑ではなく、ウェブサイト側が混雑していることも考えられます。

その場合は、ウェブサイトのサーバーの問題であったり、一時的にアクセスが集中していたりということが原因です。

ユーザーとしての対策は難しいでしょう。

〇インターネットをたくさん使う人が近くにいる

インターネットをたくさん使う人が近くにいると、インターネットが遅くなることが考えられます。

しかし、どの人がインターネットをたくさん使っているかの特定は難しいでしょう。

マンションではインターネット回線をシェアしているから遅い

インターネットが遅くなってしまう原因はさまざまなことが考えられますね。

マンションのインターネット回線においては、特に「夜に遅い」と感じる方が多いのではないでしょうか?

これは、夜になるとマンション内の人が増え、それぞれが一気にインターネットを使い始めるためです。

マンションのインターネット回線は、建物に引き込まれた光ファイバーケーブルを共有して使っています。

一軒家であれば、そのケーブルを独占できますが、マンションでは共有しなければならないので、インターネットをたくさん使う人がいれば回線が混雑してしまうのです。

また、回線のスペックに対して、使用量が多くなっていることも原因です。

以前は、インターネットにつなぐ機器は、一家に一台のパソコンだけということもありました。

しかし、近年では一人一台以上の機器を使用することも多いですよね。

スマートフォン・タブレット・ゲーム機器などをマンションの住人全員が一気に使い始めると、どうしても回線の混雑が起こり速度が遅くなってしまうのです。

マンションのインターネットが遅いときはスピード測定をしてみよう

マンションのインターネット環境が遅いと感じたら、ますはインターネットのスピード測定をしてみましょう。

スピードを測定してくれるサイトは色々ありますので、検索してみましょう。

体感で遅いと感じていても、スピードを測定してみるとそこまで遅くないという結果になることもあります。

例えば、動画サイトを見るのに必要な速度は3Mbpsくらいで十分とも言われています。

しかし、株取引やダウンロードなどをたくさんしなければいけない方はこの速度では不十分です。

また、単に動画を見るという使い方でも、4Kなどのかなり画質が良いものを見る場合にはさらに速度が必要かもしれません。

インターネットを使う用途によって必要な速度は変わってきますね。

まずは、スピードを測定してみて、インターネット環境は自分にとって不十分なのか確認しましょう。

マンションのインターネットの速度を改善する方法

ここからは、マンションのインターネットが遅かった場合の具体的な改善方法をご紹介していきます。

〇ルーターなどを接続し直してみる

意外にも、ルーターの電源を一度落としてみたり、LANケーブルの抜き差しをしてみたりすると速度が改善することもあります。

単に接触不良が原因ということも考えられます。

大規模な回線工事などをしなくても、これだけでインターネットが速くなることもありますので、一番最初にこの作業をしてみましょう。

〇ルーターやLANケーブルを新しくする

ルーターやLANケーブルを速さに対応してる新しいものに変えてみましょう。

特にルーターは、マンションの広さに対応しているものを選ぶことも重要になってきます。

〇使っている機器をメンテナンスする

OSが最新のものになっているか、メモリの容量は十分か、キャッシュは溜まりすぎていないか、ウイルスソフトは重複していないかなどを確認しましょう。

〇インターネット回線を変える

インターネット回線以外の部分の改善をしても速度が遅い場合は、回線の低速度が原因でしょう。

その場合は回線の変更を考えましょう。

賃貸の場合、勝手に回線を変えることはできませんから、必ず管理会社に確認を取ることとなります。

許可がもらえた場合は、今までとは違う回線を使うことができるので、回線の混雑を避けることができるかもしれません。

モバイルWi-Fiを使うのも一つの手

マンションのインターネットが遅い場合、回線を変える許可がもらえることが望ましいですよね。

しかし、回線を変える許可がもらえない場合はどうしたら良いのでしょうか。

その一つの解決策として、モバイルWi-Fiを使うという方法があります。

多少の費用はかかってしまいますが、マンションの遅いインターネット回線を使うことにこだわる必要はありません。

モバイルWi-Fiであれば、回線の工事がありませんから、端末が届いたときからすぐにインターネットを使えるというメリットがあります。

また、持ち運びができるのも便利な点ですね。

もう一つご紹介する方法としては、スマホのデータ通信量を増やすというものがあります。

普段スマホしか使わない、インターネットサーフィンをするくらいしか必要ないという方はこの方法で十分かもしれません。

大手3キャリアでは6,000円で20GBが使えますし、7,000円~8,000円程度で30GB~50GBくらいにデータ通信量を増やせるプランなどもあります。

テザリングを使えば他の機器も使うことができます。

ただし、ヘビーユーザーであれば通信料が足りなくなってしまい費用が割高になったりしますし、Wi-Fi環境でしかできない作業もあるので注意が必要です。

対処をして快適なインターネット生活を!

マンションでインターネット回線が遅くなってしまう原因と、その対処法をご紹介してきました。

比較的安価で簡単に解決する方法もあれば、工事が必要な場合もありますね。

私たちの生活に、インターネットは欠かせないものとなりつつあります。

ご紹介したような対策を試してみて、快適なインターネット生活を送っていきましょう。