マイホームの購入を検討している際、新築にしようか中古の一戸建てを購入しようか迷われる方もいることでしょう。
ここでは、新築一戸建てと中古一戸建てのどちらがいいのか比較していきます。
一戸建ての購入を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
一戸建てを買うなら新築・中古どっち?
一戸建ての購入の選択肢として新築と中古がありますが、はたしてどちらがいいのでしょうか。
最初に、結論から申し上げましょう。
新築一戸建て・中古一戸建てのどちらがいいというのは、断言できません。
その理由は、新築にも中古にもメリットとデメリットがそれぞれあるからです。
そのため、各個人・家庭の考え方によって、新築がいいのか中古がいいのかが異なります。
また、「中古は新築に比べて価格がお得」などとというような思い込みも危険です。
新築一戸建て・中古一戸建てそれぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、どちらを購入するか検討が必要です。
それでは、順を追って新築一戸建てと中古一戸建てのメリットとデメリットを考えていきましょう。
新築一戸建て購入のメリット
新築一戸建ての一番のメリットは、何と言ってもすべてが新しいということに尽きるでしょう。
誰も暮らしたことのない、まっさらな家に住むことができるというのは気持ちがいいものですよね。
それは中古にはない、大きなメリットです。
また、住宅設備が最新のものであるという点もあります。
住宅設備は年々進化していますので、中古と比較すると設備がいいことが多いです。
設備がよければ、その分壊れにくくもなるので、維持費がかかりにくいということもメリットでしょう。
また、新築一戸建てを購入した際には、購入してから10年間、基礎や柱などの主要構造部分に関して保証を受けることができます。
さらには、新築一戸建ての購入は税金が優遇されるというメリットがあります。
住宅ローン控除や固定資産税の軽減などの話を聞いたことがないでしょうか?
税制面で優遇されるのは、新築一戸建てならではのメリットですね。
新築一戸建て購入のデメリット
新築一戸建ての購入には前の項のような多くのメリットがありますが、デメリットももちろんあります。
まず、購入にかかる費用が高いということです。
何もかもが新しく造られますから、コストがかかるのは当たり前ですね。
また、入居までにそれなりの時間がかかることが多いというのもデメリットと言えるでしょう。
新築の注文住宅を建てる場合は、打ち合わせから始まり、工事開始から完成まで数か月かかります。
場合によっては1年以上かかることもあるかもしれません。
さらに、家が完成するまでは家の中だけではなく、外観などもなかなかイメージしにくいというのもデメリットの一つでしょう。
中古であればすでに家は存在しているので、住んでからのイメージもしやすいですよね。
新築一戸建て購入のデメリットには、近隣住民がどんな人たちなのか分からないということもあります。
開発分譲地に建てる新築一戸建ての場合、どのお宅もだいたい同時期に入居することが多いです。
そのため、近隣住民がどのような人たちなのか分かりづらいのです。
このように、新築一戸建てを購入するにはメリット・デメリットそれぞれあります。
次の項からは、中古一戸建てのメリット・デメリットを考えていきましょう。
中古一戸建て購入のメリット
中古一戸建て購入の最大のメリットは、価格の安さです。
希望の地域で新築を建てるには土地がなかなかなく、さらに費用面で難しくても、中古であれば予算内で購入できるということも多々あります。
購入価格が安い分、リフォームにこだわって、自分たちの好きなように手を加えることができますよね。
最近ではあえて中古物件を購入して、費用をさらに安くあげるためにDIYする方も多いですよね。
また、すでに物件が存在しているので、騒音や日照問題などについて購入前に確認することができることも大きなメリットでしょう。
さらに、入居までに新築ほどの時間がかからないこと、住み心地を前入居者に聞けるということも、一戸建てという大きな買い物をするうえで安心材料となります。
もちろん、中古一戸建てもメリットばかりではなくデメリットもあります。
次の項でみていきましょう。
中古一戸建て購入のデメリット
中古一戸建て購入の一番のデメリットは、建物本体の劣化についてでしょう。
あくまでも中古の建物ですから、経年とともに劣化してしまうのは致し方ありません。
最初にも少し触れましたように、「中古は新築に比べて価格がお得」とは一概に言えないのがこの点にあります。
例え中古一戸建てを安く購入できたとしても、購入してから大部分リフォームが必要になってしまったら、結果的に高くついてしまったということにもなりかねません。
また、中古一戸建ての場合は新築一戸建てと異なり、基礎や柱などの主要構造部分に関しての10年保証を受けることができない場合が多々あります。
そのため、自分で業者に依頼して建物の点検を行ってもらう必要が出てくるのです。
さらに、中古の場合、前入居者の使い方によって劣化の程度に大きな開きがあることもあります。
このように、中古一戸建てには新築とはことなるデメリットもありますので、中古一戸建ての購入を検討されている方はこれらの点を覚えておくようにしましょう。
新築か中古か悩むなら希望条件に優先順位をつける!
ここまで、新築一戸建てと中古一戸建てそれぞれのメリットとデメリットを考えてきました。
それでも、新築と中古どちらにすべきかお悩みであれば、自分や家族がどのようなことを優先したいのか優先順位を考えてみましょう。
例えば、新しく整った周辺環境がいいということであれば、新築の分譲住宅がいいでしょう。
また、希望のエリアにどうしても家がほしいということであれば、中古の方が見つかりやすいでしょう。
近隣の方々と同時期に入居したいということであれば新築の分譲住宅、前もってどのような人が暮らしているか知っておきたいということであれば中古ですね。
(その土地によっては、もちろん前もって近隣にどのような人が暮らしているか知ることは可能です。)
もしも、誰も暮らしたことのない状態で住みたいのであれば新築、少しでも安くマイホームを手に入れたいなら中古というところでしょうか。
人それぞれ、何を優先したいかは異なります。
頭の中で考えているだけではまとまらないことも多いですから、自分や家族の希望条件をすべて書き出して、さらにそれらの優先順位も書き出してみましょう。
そうすることで、新築一戸建てがいいのか、中古一戸建てがいいのかがおのずと見えてくることでしょう。
また、インターネットで検索すると、一戸建てを購入した人が書いているブログがあります。
そのような方々が書いているブログは参考になることが多いですので、一度覗いてみるといいでしょう。
メリットとデメリットを参考にしつつ優先順位をつけよう!
新築一戸建てがいいのか中古一戸建てがいいのかお悩みであれば、ここでご紹介したそれぞれのメリットとデメリットを参考にしてみてください。
それでも迷う場合は、自分や家族がどのようなことを優先させたいのかを実際に書き出してまとめてみましょう。
また、新築一戸建てや中古一戸建てを購入した人が、その体験談をブログに書いていることがあります。
そのような体験談はとても参考になりますので、新築か中古かお悩みの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。