アパートの1階で女性が暮らす際の注意点!防犯対策は万全に

アパート探しをしていると、気に入った物件に限って2階が埋まっていて、1階しか空き部屋がないという状況になることがあります。

また、アパートの1階は2階よりも賃料が安いこともあり、魅力的に思う方もいるでしょう。

このような場合、女性の場合は一旦入居を踏みとどまってください。

アパートの1階で女性が暮らすと、さまざまなデメリットが発生し、また防犯対策が必要となるのです。

当記事で詳しくご説明していきましょう。

アパートの1階に入居するメリットとは?

まずは、アパートの1階に入居するメリットをご紹介していきましょう。

冒頭でもお話ししましたが、1番のメリットは2階の部屋よりも「家賃が安い」という点があげられます。

1階の家賃が2階よりも月に2,000円安かったと考えると、1年で24,000円もの差が出ることとなります。

階数にこだわりのない方は、魅力的に感じる点でしょう。

また、階下に部屋がないことで、気兼ねなく生活できるという利点があります。

通常の足音であっても、人によってはそれだけでストレスと感じ、住民トラブルに発展するケースも珍しくありません。

1階だからと言って配慮もなく音を立てて良いわけではありませんが、神経質になる必要はないでしょう。

さらに、1階に住むと買い物の際の搬入に便利だったり、引っ越しの際も料金の割引を受けられるなど、さまざまなメリットが考えられるのです。

以上のことから、女性の1人暮らしでも、アパートの1階を選ぼうと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、女性がアパートの1階に住むと、女性ならではのデメリットが発生することになります。

次項で詳しくご紹介しましょう。

女性がアパートの1階で暮らすデメリットを知ろう!

アパートの1階で女性が1人暮らしをすると、さまざまなデメリットが発生します。

以下でまとめてご紹介しましょう。

●外からの視線を感じやすい

アパートの1階は通行人の目の高さとほぼ一緒のため、カーテンの色や干している洗濯物で、女性の1人暮らしだと特定されやすい傾向があります。

それゆえ、外からの視線を感じやすく、日中レースカーテンだけでは部屋の中を覗かれる心配があります。

洗濯物を外干しすると下着泥棒にあうリスクも高まるため、部屋干しを余儀なくされるでしょう。

●不審者が侵入しやすい

窓をしっかり施錠していても、女性の1人暮らしだと悟られると、不審者がベランダの窓を割って侵入してくるケースがあります。

女性を狙った犯行は、約58%が室内への侵入によって発生しているというデータもあることから、しっかりとした防犯対策が必要となるでしょう。

また、窓だけではなく、帰宅時にタイミングを合わせて玄関から侵入することもあるため、常に気を張った生活をしなければなりません。

女性が1階に住んでも大丈夫なアパートの設備とは?

女性がアパートの1階に住むと、犯罪に巻き込まれないように、常に気を張って生活しなければなりません。

そこで、ここではアパートの1階でも女性が安心して暮らすことのできる設備をご紹介します。

アパート選びの参考に、ぜひ頭に入れておきましょう。

●オートロック

オートロック付きの物件は、居住者以外はアパートに入ることができません。

不審者が勝手に敷地内に侵入することができないため、安心できるでしょう。

●シャッター付き

窓にシャッターがついていると、窓からの不審者の侵入を防ぐことができます。

睡眠時と外出時は必ずシャッターを閉め、それ以外は不用意に窓を開けないように注意してください。

●TVモニター付きインターフォン

インターフォンにカメラが搭載されていると、来訪者をモニター画面で確認することができます。

録画機能がついているものであれば、いざという時の証拠として残せるため、頭に入れておきましょう。

●防犯カメラ

アパートの敷地内に防犯カメラが設置されていると、不審者が近づきにくいです。

抑止力に繋がるため、アパート選びの1つのポイントとして覚えておきましょう。

アパートの1階で女性が暮らすための防犯対策が知りたい!

前項でご紹介した設備がすべて揃っているアパートはなかなかありません。

そこで、アパートの1階で女性が暮らすために、自分でも行える防犯対策をご紹介しましょう。

●カーテンは無骨なものを選ぶ

デメリットでもお話ししましたが、つけているカーテンの色で女性と判断する不審者は多いです。

そのため、無骨で男らしいシンプルなデザインのカーテンを選ぶようにしましょう。

●補助錠を設置

窓の鍵として補助錠を追加しましょう。

備え付けの鍵以外に、窓の上部と下部に補助錠を設置すれば、窓ガラスを割る手間が増えるため、犯罪の抑止力になるでしょう。

●ウィンドウフィルム・警備シールを貼る

ウィンドウフィルムを窓ガラスに貼ることで、外から部屋の中が見えづらくなります。

さらにその上に警備シールを貼れば、ダミーであっても効果が期待できるでしょう。

ここでは「防犯を意識している」ことをアピールすることが重要となります。

●センサーライトを設置

ベランダなどにセンサーライトを設置すると、不審者は夜間は近づきにくくなります。

両面テープで簡単に設置できるタイプもあるため、悩んでいる方はチャレンジしてみましょう。

流出に注意!女性は個人情報を守る意識を持とう

アパートの1階で女性が1人暮らしをしていると悟られないためにも、普段から個人情報が流出しなように心掛けることが重要です。

以下で日ごろから行える、個人情報を守る工夫をご紹介します。

●日常生活の中で行える工夫

アパートのポストや表札に名前を書かないように注意しましょう。

名字だけの記載でも、筆跡で女性だと感づかれることがあります。

また、個人情報が載った書類はシュレッダーにかけてから捨てる、通販の荷物はコンビニ受け取りに指定する、デリバリーはお店まで取りに行く、なども有効な方法でしょう。

●インターネットからの流出に注意する

最近ではインスタグラムやツイッターなどのSNSで、安易に写真をアップすることで自宅を特定されてしまうことがあります。

窓からの景色やアパートのまわりの様子などは、地域の人には分かってしまうものです。

知らない間に個人情報が流出することを防ぐためにも、常に危険が潜んでいることを頭に入れて、SNSを楽しみましょう。

女性のアパート探しで重要視するポイントとは?

ここまで、女性がアパートの1階で暮らすための防犯対策や、設備などについてご紹介してきました。

防犯のために設備を重要視することも大事ですが、アパート以外にも注意すべきポイントがあります。

それは「治安が良いエリア」でアパート探しをすることです。

ファミリー層が多かったり、保育園や幼稚園が近い地域は、比較的治安が良いとされています。

治安が良いエリアでは、犯罪に巻き込まれる可能性は低くなるでしょう。

引っ越し先の地理に詳しくない方は、不動産会社に相談してください。

また、「駅からアパートまでの夜道の明るさ」、「アパートの共用場所の雰囲気」も視野に入れましょう。

アパートが駅から近ければ問題ないですが、少し距離がある場合は、街灯が多いか、また道中に店があるかなども調べておきます。

事前に1度、夜道を歩いてみることをおすすめします。

さらにアパートの共用場所は、住人の人間性を判断する材料になります。

契約前にはゴミ捨て場や、ポスト周辺を入念にチェックしておきましょう。

アパートの1階で女性が暮らすなら防犯対策を万全に

アパートの1階は2階より家賃が安いことや、足音などに神経質にならなくて良いというメリットがあります。

しかし女性の1人暮らしとなると、十分な防犯意識を持つことが大切です。

アパートにオートロックや防犯カメラなどの設備があるなら良いですが、なければ自分で防犯対策をとりましょう。

また、治安の良い地域を選ぶことで、そもそもの心配を軽減することに繋がります。

まずは不動産会社に相談することをおすすめします。