賃貸の1LDKを海外風のインテリア術でコーディネートしよう

1LDKは、賃貸のアパートやマンションに多い間取りです。

そこに住み慣れてくると、部屋の雰囲気を変えたいと思う方もいるかもしれません。

しかし、賃貸のアパートやマンションの場合は、自分の持ち物ではないため、部屋自体に手を加えるようなことはできません。

そのような場合、インテリアをコーディネートするだけでも、まるでリノベーションしたような雰囲気にすることができるためおすすめです。

インテリアをコーディネートすることで、おしゃれなテイストに近づけた部屋作りをしてみませんか?

1LDKの間取りの特徴を知ろう

1LDKというと、リビングダイニングキッチンと一つの居室があるという間取りです。

そのため、生活にメリハリをつけたい一人暮らしの方や、荷物の少ない二人暮らしの方などにはちょうどいいサイズの物件ではないでしょうか。

1LDKは、リビングダイニングキッチンの広さが8畳以上とされているので、ダイニングテーブルやソファーを置いても余裕のある間取りです。

また、1LDKは単身向けの賃貸が多いですが、どうしても分譲となるとファミリー向けの2~4LDKの間取りが多く、それに比べると、1LDKの分譲は数が少ないということが理由として挙げられます。

しかし、1LDKには家賃が安い築古物件も多く見られるため、単身だけでなく、マイホーム資金を貯蓄する夫婦などからの需要も高いです。

好みの間取りではなくても、一定期間の住まいだからと妥協して物件を決める場合もあるかもしれません。

そのような場合、冒頭で述べた通りインテリアをコーディネートし、自分好みの部屋に近づけることで毎日の生活にも潤いが出るでしょう。

1LDKのインテリアをコーディネートするうえで基本のカーテン

ここでは、インテリアをコーディネートする際に、部屋を特に印象付けるアイテムであるカーテンについてお話します。

カーテンは、部屋の中の面積に占める割合がとても大きく、存在感のあるアイテムです。

また、カーテンは1LDKの間取りの形状などによってもその選び方に違いがあります。

1LDKの間取りは、リビングダイニングキッチンと居室が横並びになっている間取りや、リビングダイニングキッチンに対して縦並びになっている場合があります。

横並びの場合は、バルコニーに対して窓が二つある作りになるので、カーテンは同色で揃えた方がきれいにまとまるでしょう。

縦並びの場合は、窓の位置も完全に離れたものとなるので、独立した部屋と捉えてカーテンも部屋に合ったものを選んで問題ありません。

また、部屋を広く見せたい時は壁の色と同系色のカーテンを選ぶといいでしょう。

そして、できるだけ壁の色より薄めの同系色がおすすめです。

はっきりとした色よりも、淡く薄さを感じられる色のほうが、引いて見た時に遠近感を感じられるはずです。

壁紙を好みの柄にしたい!おしゃれなインテリアにおすすめのコーディネート

カーテンが無地ならば、壁紙は柄物でコーディネートすると個性的でおしゃれな部屋になるでしょう。

しかし、賃貸の1LDKの場合、壁紙を剥がすことはできません。

そこで活躍するのが、賃貸の壁紙を簡単にリメイクできる「はがせる壁紙」です。

はがせる壁紙というのは、フリース(不織布)壁紙といって、紙よりも頑丈であるという特徴があります。

どのように使用するかというと、壁に直接のりを塗り装着するだけです。

剥がした時にも裏紙が残らないため、賃貸の壁に使用しても安心です。

また、シールタイプの壁紙もありますが、一度貼ってしまうと微調整ができないという特徴があるので気を付けなければなりません。

まだ慣れていない方は、失敗してもやり直しのきく、のりを使った剥がせる壁紙の方が扱いやすいでしょう。

しかし忘れてはならないのが、賃貸の場合は退去する際の原状回復です。

そのため、あくまでも元に戻せることを前提でインテリアのコーディネートを考えなければなりません。

万が一、壁や床などに大きな傷や穴を開けてしまうと原状回復の費用が増大しますので、注意して行う必要があります。

1LDKの畳の居室を洋間にコーディネートしよう

1LDKが築古の場合、居室が畳ということもあるでしょう。

畳の居室は趣も感じられますし、い草の香りにはリラックス効果があると言われるなど、畳ならではのメリットも多くあります。

しかし、昨今では洋間の方が人気が高くなっています。

ベッドを置きたいという方や、洋間にコーディネートしたいという方は、そこに床材を敷くことで部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。

そのようなインテリアアイテムとしては、例えばホームセンターなどでDIYコーナーを訪れると、フローリングに見せかけたビニール素材のマットが販売されています。

畳に直接家具を置くと、その重みで畳が凹んでしまいますが、この手のマットは厚手のため床の凹み防止にもなるのです。

また、もう少し本格的になると、イージーロックフローリングといって、本物のフローリング材を簡単に畳の上に敷き詰めることのできるキットがあります。

それを畳の上にセットすることで、本物の木の素材のフローリングの部屋に大変身します。

このようなインテリアアイテムを使用すれば、畳を傷つけることなく済みますので、退去時の原状回復のことを考えてもおすすめです。

話題の海外風インテリアコーディネートのポイントをおさえよう

「1LDKだから」「賃貸だから」と、諦める必要はありません。

雑誌や映画で見るような海外の部屋の雰囲気に近づけることは可能です。

それには、海外インテリアと日本のインテリアには違いがあるという点に着目します。

例えば、海外は部屋全体でインテリアをコーディネートしています。

というのは、カーテンの取り付け方でいうと、カーテンレールを端から端までつけて壁全体をコーディネートしているのです。

日本は、カーテンは窓を覆う目隠し的なものという認識がありますが、海外風なインテリアの考え方は空間をどう演出するかというアイテムなのです。

そして、壁の一部分をカラーウォールに変えるなどの変化も、海外のおしゃれな部屋の定番です。

これは、先ほどご紹介した、はがせる壁紙で対応できます。

このように、一部の家具だけでコーディネートをするのではなく、部屋全体を通して空間を印象付ける手法を使うことがポイントになります。

1LDKのリビングとダイニングを仕切りたいなら

1LDKに住んでいる場合、ダイニングキッチンとリビングを仕切りたいと考える方もいるものです。

そこでおすすめなインテリアのコーディネートとして、カーテンで仕切るという方法があります。

この場合は、天井の一番上から床まで、めいっぱいカーテンの長さをとるようにしてください。

そして、できれば通常のカーテンよりも、ストリングカーテンといった紐状で透け感のある素材のものを取り入れましょう。

緩やかに空間を区切ることができ、部屋全体をコーディネートしている雰囲気も感じられ、海外風の間取りに近くなります。

ほかにも、背板がついていない棚で空間を仕切るという方法もありますが、狭い部屋の場合は場所をとるため注意が必要です。

1LDKを自分好みにコーディネートしよう

賃貸物件でも、部屋のインテリアを少し変化させるだけで、まるでリフォームしたような変化を楽しめることがわかりました。

しかし、大切なのは退去する際に原状回復した状態に戻すことです。

部屋のインテリアを変える場合は、その点に注意をしながら慎重に行ってください。