給湯器が故障してしまった!賃貸住宅の場合の対処方法とは?

「お風呂に入ってさっぱりしたい!」と考えている時に、給湯器が故障してしまうと焦ってしまうものではないでしょうか。

また、それが賃貸住宅の場合、自分で対処するのか、大家さんなどに対処を依頼するのかなどの疑問が湧いてきます。

今回は、賃貸で給湯器が故障してしまった場合の対処法について詳しくご紹介していきましょう。

賃貸住宅の給湯器が故障したらまずやること①

賃貸住宅で給湯器が故障した場合には、まずは大家さんや管理会社に連絡をとる必要があります。

しかし、ここで「給湯器が故障した」ということだけを伝えても、ことが上手く運ばないことも考えられます。

そのため、大家さんや管理会社に連絡を入れる前にいくつか確認しておくことがあります。

【種類】

給湯器と言っても様々な種類があります。

そのため、「給湯器が故障した」とだけ伝えても対応ができないことがあるのです。

給湯器の種類は以下のようなものがありますので、どの給湯器なのか確認しておきましょう。

・バランス釜…湯船の側面についているタイプ

・給湯のみ…お湯が蛇口・シャワーから出てくるタイプ

・追い焚き付き…自動でお湯が湯船にはれ、追い焚きの機能がついたタイプ

【症状】

給湯器の故障は、その症状も様々です。

一体どのような状態なのかを具体的に伝えられるように確認しておきましょう。

具体的に説明ができると、修理を行うときにどこが故障しているのか、どのような部品が必要なのかがすぐにわかることがあります。

また、操作用のリモコンがついている場合には、エラーメッセージが出ていることがありますので、それも確認しておくといいでしょう。

賃貸住宅の給湯器が故障したらまずやること②

先ほど、給湯器の症状を確認しておくことをお伝えしましたが、具体的にはどのような症状が出ることがあるのでしょうか。

給湯器の故障の症状の例をご紹介していきます。

・お湯を使うとき、初めはお湯が出るのに時間が経つと水になる

・温度調整をリモコンで行っても、お湯がぬるい

・自動でお湯をはるも、設定しておいた温度や水量にならない

・シャワーなどを使った時、お湯の出が悪い

・蛇口かシャワーのどちらかしか、お湯が出てこない

このようなことがあげられます。

これらを確認したら、故障してしまっている給湯器のメーカー・型番号・製造年月日を確認しておきましょう。

賃貸住宅の給湯器は、様々な種類の物が使われています。

そのため、部品も様々です。

給湯器を早く修理するためにもこれらの情報が必要になってきますので、しっかり確認をしておきましょう。

賃貸住宅の大家さんや管理会社に給湯器の故障を連絡しよう

ご紹介してきたことを確認したら、賃貸住宅の大家さんや管理会社に給湯器が故障したことを伝えます。

・どんな症状を起こしているのか

・リモコンにどんなエラーメッセージが出ているか

・メーカー

・型番号

・製造年月日

これらを伝えていきます。

連絡を受けた大家さんや管理会社は、多くの場合、この情報を業者に伝え修理の依頼を行ってくれます。

ここで注意したいのが「大家さんや管理会社に連絡をしないまま、業者に修理依頼をしない」ということになります。

こういったトラブルの場合、「早く給湯器を直したい」という思いから、つい勝手に業者へ修理依頼をしたくなってしまいますが、このようなことは避けましょう。

修理費を大家さんに払ってもらうことができなくなります。

また、勝手に依頼した業者に修理してもらったことが原因で、新たなトラブルになっても対応してもらえないことが考えられます。

まずは、大家さんや管理会社に連絡を取るようにしましょう。

故障した?給湯器が寿命を迎えている?

賃貸住宅の給湯器もいずれは寿命を迎えます。

給湯器の寿命は約10~15年程と言われています。

寿命を迎えた給湯器の症状として多いのは以下のようなものです。

・給湯器を使っていると、水が垂れてくる

・排気のにおいに変化を感じる

・使用時の音がうるさい

・お湯が熱くなったり、冷たくなったりと安定しない

このような症状で、故障している場合には、給湯器を新しいものに変える必要が出てきます。

給湯器が寿命を迎えて使えなくなってしまっている場合にも、まずは大家さんや管理会社に連絡をするようにしましょう。

これらの症状は、完全に使えなくなってしまう前に何かしらの予兆がみられることがあります。

給湯器の寿命や予兆を把握しておくことで、より迅速に対応することができるでしょう。

賃貸住宅の給湯器もメンテナンスを

賃貸住宅の給湯器ですと、なかなか「メンテナンスをしなければならない」という考えにはならないのではないでしょうか。

しかし、メンテナンスは日々給湯器を使う上で大切になってくるものです。

とはいえ、「故障させないために給湯器のメンテナンスをしよう」と言われても、何をしたらいいのかわからない方もいらっしゃることでしょう。

給湯器のメンテナンスは決して難しいものではありません。

①給湯器に汚れはないかチェックする

汚れている場合には、水拭きで汚れを落とし、乾拭きをするようにしましょう。

②給湯器周辺・排気口周辺に燃えるようなものはないかチェックする

③排気口・給気口は、不完全燃焼の原因にもなるゴミなどでふさがっていないかチェックする

④排気口にススはないかチェックする

ススは、給湯器内で不具合がある時に発生することがあります。

⑤水抜き栓フィルターにゴミはないかチェックする

ここにゴミがあると、お湯が正常に使うことができなくなる原因になりやすいです。

これらを定期的に確認することが、給湯器のメンテナンスになります。

面倒な作業はほとんどありませんので、給湯器を故障させないためにも、メンテナンスを行うことようにしましょう。

本当に故障してる?給湯器が故障しているか確認

賃貸住宅でも、そうでなくとも、お湯を使おうとした時にお湯が出てこなければ、給湯器の故障を真っ先に疑うでしょう。

もちろん、給湯器が原因でお湯が出なくなってしまっていることもあります。

しかし、原因はそれではないこともあるのです。

・給湯器のリモコンの電源が切れている

・給湯器のコンセントが繋がっていなかった

・設定しておいた温度が、低い状態になっていた

・灯油がなくなっていた

・ガスの元栓が開いていなかった

これらのことが原因で、お湯が出てこないことがあります。

また、給湯器以外に問題がある場合もあります。

例えば、お湯が出てこなくなる症状には「キッチンではお湯が使えるのに、浴室では使えない」というものがあります。

このような症状の場合、給湯器に問題があるのではなく、蛇口に問題があるのかもしれません。

大家さんや管理会社に連絡をしてみましょう。

また、給湯器に不具合がある場合には、「リセット」を行うことで解決できることがあります。

方法は簡単で、給湯器のコンセントを抜いて、約1分時間をおいてから再度コンセントを差すだけです。

修理の連絡を入れる前に、試してみるのもいいでしょう。

不具合がある時にはまずは連絡を!

賃貸住宅の給湯器が故障してしてしまった場合、突然のことで慌ててしまうことでしょう。

賃貸住宅は大家さんや管理会社の所有するものですから、借り主側は勝手なことはできません。

修理の依頼をする時には、まずは大家さんや管理会社に連絡をして、指示を仰ぎましょう。

また、日々のメンテナンスを行うことで、長く使うこともできるようになります。

メンテナンスは定期的に行うようにしましょう。