準防火地域でも窓をおしゃれに!何に注意をしたらいい?

家を新たに「準防火地域」と呼ばれる地域に建てようとしている方はいらっしゃいませんか。

この地域に建物を建てる際には、窓などに少し注意が必要になってきます。

一体どのようなことに注意をしておかなくてはならないのでしょうか。

おしゃれな家を建てるためにも把握しておきましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

農地転用の申請!「農地」から「宅地」にする費用は?

現在、「畑や田んぼとなっている農地に家を建てたい」と考えている方もいらっしゃることでしょう。...

意外と悩む2LDKの部屋の使い方!新婚夫婦はどうしたら?

新婚生活を2LDKの部屋でスタートさせる方もいるでしょう。この時に意外と悩んでしまうのが...

家賃滞納があって退去することになったら分割で払えるの?

毎月の家賃を支払えずに滞納してしまっていて、「もっと安い物件に引っ越そう」と考えることもあるでし...

容積率・建蔽率とは?前面道路の幅員規定や角地緩和を解説

家を新築する際、建築基準法や都市計画法に則って住宅の大きさなどを決めなくてはなりません。...

相続登記申請で「委任状」と「印鑑証明書」が必要な場合とは

不動産を相続する場合、登記手続きが必要になります。登記手続きは誰でも行うことができますが...

賃貸連帯保証人でも負いきれない?トラブルによる解除の可否

賃貸契約における連帯保証人が決定することは、借主にとって一つの安心材料となります。しかし、賃...

登記の錯誤とは?更正登記の費用はいくら?錯誤を理解しよう

登記の錯誤とは、誤解や間違いによって行われてしまった登記のことで、「錯誤である」と認められれば無...

マイホームに関わる建ぺい率・容積率とは?計算方法を知ろう

マイホームを購入する際、家づくりに必要な知識を少しでも深めておくことは、理想的なマイホーム実現へ...

白地と青地の違いとは?農地にも区分があるのはなぜ!?

農地は農地法の適用により自由に売買ができないことは、既に広く知れ渡っている事実だと言えるでしょう...

初期費用で支払う敷金や礼金には消費税はかかるのか?

マンションやアパートあるいは事務所・店舗といった賃貸物件を借りる際には、初期費用で敷金や礼金を支...

アパートの敷金が返還されるとき領収書は書いたほうがいい?

アパートの部屋を借りるとき、難しい用語の意味がよくわからずに戸惑うことがありますよね。そこで...

注文住宅で家を建てる!階段の蹴上や踏面は何cmが良いの?

注文住宅で家を建てるとなれば、家の様々なことを自分で決めていきます。そのひとつには階段も挙げ...

購入予定の家や土地に面した道路が私道か公道か調べる理由!

道路には公道と私道があることをご存知でしょうか。これから土地を買って家を建てようという方や建...

公道と私道の見分け方やそれぞれの道路の特徴

同じ道路でも、公道と私道で意味合いが大きく異なります。隣接する道路に対して、建てられる建築物の...

ロフトを造るときの注意点!高さや床面積に制限がある!?

マイホーム購入は大抵一生に一度のことなので、設計からこだわる人が多いでしょう。そして家づくり...

スポンサーリンク

準防火地域とは?おしゃれ窓は使えるの?

新しい家を建てる際は、窓はおしゃれなものにしたいものですよね。

しかし、準防火地域と呼ばれる地域では難しい場合があります。

では、そもそも「準防火地域」とはどのような地域のことを指すのでしょうか。

それにはまず、「防火地域」と呼ばれる地域についてご説明していく必要があります。

役場・銀行・駅などといった都市機能の集まる市街地や、幹線道路に沿ったような場所にある商業地域が、防火地域として指定をされています。

この地域では、3階建て以上または100㎡以上の建物は「耐火建築物」にすることが義務付けられています。

また、3階以下の建物で延べ面積が100㎡以下であっても「耐火建築物もしくは準耐火建築物」にしなければならないといった制限があります。

ちなみに、「耐火建築物」というのは鉄筋コンクリート造の建物や、国土交通省に耐火性能を認められた木造住宅のことを指します。

そして「準耐火建築物」は、壁や梁など建物の構造物を国土交通省が定めた方法で作ったもので、窓や扉などの開口部には防火扉を採用するなど、防火対策を行った建物を指します。

「準防火地域」は、この防火地域の周辺の地域のことを指します。

建物を建てるには、4階建て以上もしくは延べ面積1500㎡以上の建物を耐火建築物とし、延べ面積500㎡以下であれば木造でも大丈夫です。

しかし、木造2階建てや平屋の場合には、外壁・軒裏は防火構造にする必要があります。

木造3階建てでは、開口部の作りと面積などに技術的な基準が設けられています。

窓に注意?準防火地域の家は高くなる?

防火地域と呼ばれる地域の周辺に広がる「準防火地域」での家作りには、窓などに防火対策が必要になることがおわかりいただけたかと思います。

「こんなおしゃれな家にしたい」と思っていても、建築基準法に沿っていなければ、思うようにはいきません。

できるだけ理想に近い家作りをするためにも、建築家などの専門家と相談しながら行うことをおすすめします。

また、家作りを行っていくうえで、気になるのが「家の建築費」ではないでしょうか。

というのも、準防火地域の建物となると、必要になってくる材料が通常の住宅に使う材料と異なってきます

そのため、家の建築費に違いが出てきてしまうのです。

多くの場合、耐火建築物は一般的な家よりも価格が高くなってしまいます。

しかし、自治体によっても異なりますが、防火地域や準防火地域とは別に「不燃化促進地域」と呼ばれる地域に耐火建築物や準耐火建築物を建てると助成してもらえる場合があります。

「不燃化促進地域」とは、災害などといった緊急時に燃えにくい建物を建てておく地域になります。

ただし、助成が受けられるのはこの地域が「不燃化促進地域と指定をされてから10年以内」などの期限を始めとする条件がありますので、これも専門家とよく相談をしてみましょう。

準耐火建築物に必要な防火対策とは?

では、準耐火建築物にはどのような防火対策が求められているのでしょうか。

4つほど、例を挙げてみましょう。

・窓サッシには、網入りガラスまたはシャッターを設置すること

・防火窓にすること

・玄関扉には防火扉を選ぶこと

・延焼してしまう恐れのある外壁や軒裏には防火構造にすること

このようなことなどがあげられます。

これらを見てもわかるように、耐火建築物よりも規制の緩い準耐火建築物とはいえ、条件があるためにおしゃれな家を諦めてしまいそうになります。

ただ、家の窓のすべてを、このような防火対策のされた窓にしなくてはならないわけではありません。

「外壁の開口部も延焼する恐れの少ない」規制のされていない部分に大きい窓やおしゃれな窓を、設置してみてもいいでしょう。

また、準防火地域の家の窓に関しては、選ぶ幅は少なくてもおしゃれなものは存在しています。

それらの窓に関して、次項から紹介していきます。

準防火地域の住宅に!おしゃれな窓①モンタージュ

準防火地域の建築物に設置できる、おしゃれな窓はどのようなものがあるか気になりますね。

その中の1つには、クレトイシ株式会社の販売する「モンタージュ」があります。

こちらは、樹脂サッシを採用しており防火設備性能評価試験に合格したものになります。

先ほども触れたように、準耐火建築物の窓ガラスには網入りのものでなくてはなりません。

網入りの窓ガラスは、網の入っていない窓ガラスに比べ透明度が低く、網があるために部屋のインテリアともなじみにくいです。

そのため、網入りの窓ガラスと聞くと、少し抵抗を感じる方も多いようです。

しかし、この窓ガラスであれば、耐熱強化ガラスになっていますので、網は入っておらず視界も良好です。

また、窓の見た目も格子窓になっていますので、「おしゃれな格子窓を付けたい」と考えている方におすすめしたい防火窓になります。

準防火地域の住宅に!おしゃれな窓②防火戸FG-H

続いて、窓のメーカーとしても有名なリクシルの窓をご紹介します。

おしゃれな窓もあるリクシルが販売している「防火戸FG-H」は「ハイブリット窓」ということを売りにしています。

現在、日本で使われている窓には大きく2つに分けることができます。

・アルミサッシの窓

これは、日本全国で、幅広く使われているものになります。

・樹脂サッシの窓

これは、日本の中でも寒冷地で使われることの多い窓になります。

これらの窓を使うことで、「防火戸FG-H」のような機能性に優れた窓になるのです。

気になるデザインですが、窓の額縁が一般的な窓に比べ、約5割細くなっています。

そのため、防火窓なのにも関わらず、スッキリとした印象です。

また、窓のガラス部分に関しても額縁が細くなった分大きくなり、準防火地域でも外の景色をより楽しむことができます。

準防火地域の住宅に!おしゃれな窓③APW330 防火窓

こちらも窓のメーカーとして有名なYKKの窓になります。

この窓は、樹脂サッシを使用しているため、防火性はもちろんのこと断熱性にも優れています。

家でこの窓を設置した場合、窓から熱の出入りが少なくなるため、結果として冷暖房が効率よく使えることになるでしょう。

また、普段の使い勝手についても考えられており、開けやすく閉めやすい「オペレーターハンドル」や、錠が引手と一体化している「戸先錠」などもついています。

防犯に関しても考えられており、ハーフロックやサブロックも標準装備になっています。

ちなみに、準防火地域の窓にはシャッターをつけることになっていますが、もともとついている窓も販売されています。

こちらのシャッター付きの窓に関しては、窓ガラスは一般的なものになっています。

シャッターは手動のものとリモコンを使った電動のものと2種類ありますので、好みの方を選んでください。

テラスにつけるような大きな引き違い窓にもシャッターのついたものがありますので、「網入りの窓ガラスでない大きくおしゃれな窓が欲しい」と考えている方におすすめです。

準防火地域でも窓をおしゃれにできる!

防火地域よりは規制の緩い準防火地域ですが、この場所におしゃれな家を建てる場合、規制などにより難しいのではと思う方もいるでしょう。

しかし、一般的な窓をつけてもシャッターを設置するといったようにすることで、おしゃれな窓をつけることは可能になります。

より理想に近い家を作るためにも、建築家などの専門家をよく相談を行いながら、家作りをしていくことをおすすめします。