サイディングをビス穴補修するときの基礎知識

サイディングは建物を保護するために重要な役割を果たしていますので、損傷している個所をは適切に対処しましょう。

ビス穴補修は専門家に依頼したほうが良い場合と、自分でDIY感覚で対処できる場合もあります。

実際にサイディングをビス穴補修するために、どのような資材が必要になるかを知っておけば、専門家に依頼すべきかDIYで済ませるのかを判断できるようになります。

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サイディングでビス穴補修が必要になる理由とは?

建物の屋外には、さまざまな設備機器類が取り付けられています。

普段は意識する機会が少ないかもしれませんが、決して少なくありません。

・エアコン
・アンテナ
・雨どい
・ソーラー発電・給湯
・外灯
・ルーバー(玄関アプローチの目隠し)

エアコンの設置に伴い、室外機を外壁に固定して設置する場合がありますし、テレビ受信のためにアンテナの設置や配線などをすることもあります。

また、雨どいからの排水管が外壁に固定される場合もあります。

ケーブルや配線を通すためには、建物の外壁への穴あけが必要です。

ケーブルや配線、配管などが風で揺れてしまうと、建物に当たってしまうため損傷するリスクがあります。

配線や配管が外壁にビスで止められているのは、建物と設備機器類を保護する目的があるからです。

故障や老朽化で設備機器類を新しく交換するとき、同時にビスや留め具も新しく交換されるのが一般的です。

新しく施工されるビスや留め具は、今までとは違う場所に新しく施工されるため、今までの穴が残ってしまいます。

撤去するときに、丁寧な補修がされていれば問題ありません。

ところが、サイディング表面の古い傷やビス穴は、放置されてしまうことが少なくありません。

穴や傷がサイディングを貫通していなければ、建物内部へ直接の雨漏りの心配がないと判断されてしまうからです。

サイディングは耐久性が高いのですが、ビス穴補修をしておくのが望ましいです。

サイディングのビス穴補修で必要になる資材の基礎知識

サイディングのビス穴補修に必要な資材を把握しておきましょう。

自分でもDIY感覚で作業できるのか、プロに依頼すべきなのかを判断するときに役立ちます。

資材そのものはホームセンターで購入することが可能です。

種類を判別できないときや、組み合わせや選び方がわからないときは、プロの工務店や専門業者に相談しましょう。

ビス穴補修に必要な資材

・コーキング剤もしくはシーリング剤
・パテ
・ハードワックス

コーキング剤とシーリング剤は、コーキングガンに装着して使用しますので、ヘラの他にもコーキングガンが必要です。

パテは、エポキシパテとポリエステルパテを使い分けます。

穴の空間を埋めるために使用するのがエポキシパテで、形を整えてから表面を滑らかに仕上げるのがポリエステルパテです。

パテの施工だけでも雨漏り対策には役立ちますが、補修した個所を目立たなく整えるためには、塗料も必要になります。

工務店や専門業者は、仕上げにシーラーを塗布してから、サイディング素材と相性の良い塗料を選び、傷が目立たなくなるように噴霧してくれます。

手の届く高さの範囲内にある小さく浅い穴であれば、ハードワックスやスーパーシールと呼ばれている壁補修材セットが市販されていますので、DIYで済ませたいときに簡単で便利です。

サイディングをビス穴補修したほうが良い理由とは?

サイディングに不自然な凹凸のある状態は、好ましくありません。

放置されているビス穴から浸みこんだ雨水が、サイディングの不自然な凹凸や波打つような歪みの原因になります。

窯業系サイディングは水分を吸収する性質があり、傷や穴から雨水を吸収すると膨張し、乾燥すれば収縮しますので、結果的に凹凸や歪みを発生させてしまいます。

金属系サイディングは水分を吸収しませんが、さびが発生すれば劣化します。

樹脂系サイディングは吸水性がなく、さびも腐食もしませんが、ビス穴が衛生害虫の通路になる可能性があります。

不衛生な状態になれば、壁材の内部に衛生害虫の巣が作られてしまうリスクもあります。

たとえ小さな穴や亀裂であっても、雨水が浸みこめば建物の内部で雨漏りが発生してしまいますので、建物内部を保護するためにもビス穴補修は検討する必要があります。

サイディングを貫通している穴は、パッと見ただけでは小さくて見つけにくいかもしれませんが、シロアリが侵入できる環境です。

シロアリは屋外の地面や庭に自然に生息していることが多いので、入口にできる穴があれば外壁から侵入してくる可能性もあります。

シロアリは木材だけでなく、コンクリートも壊すことができますので、セメント素材で製造されている窯業系サイディングの場合も油断は禁物です。

外壁で防水性が発揮されていても、建物の内部が防水施工になっているとは限りません。

壁材の内部に石こうボードが施工されていると、水に濡れたときにと耐久性が失われます。

石こうボードは水濡れ厳禁の資材なので、水に濡れてしまうと、たとえ乾燥しても耐久性は回復しません。

ただし、今すぐに建物の倒壊を招くようなリスクとは違いますから、怖がらなくても大丈夫です。

サイディングのビス穴は、緊急性は低いかもしれませんが、放置し続ければ建物を劣化させるリスクになるのだと、理解しておきましょう。

サイディングのビス穴補修に必要な技術

サイディングの素材は、4種類に分類できます。

・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング

それぞれの素材と相性の良い資材があり、相性の悪い資材を使用してしまうと補修どころか悪化を招くリスクになります。

窯業系サイディングと木質系サイディングは吸水性がありますので、ビス穴からの雨漏りで歪んで腐敗しますが、資材との相性には神経質にならなくても容易に補修できるメリットがあります。

窯業系サイディングと木質系サイディングは、コーキング剤やパテとの相性が良いので、DIYでの失敗が少ないのがポイントです。

金属系サイディングと樹脂系サイディングは吸水性がありませんが、相性の悪いパテや塗料を選んでしまうと、化学反応で腐食したり溶けてしまうリスクがあります。

金属系サイディングと樹脂系サイディングは、大きな化学反応が発生するとパテや塗装が反発して剥がれてしまうため、正しく資材を選ぶ知識と冷静な判断が必要なので、自信がないときはプロに依頼するのが安全です。

サイディングのビス穴補修は、下地処理をしてから、形成作業を行います。

下地処理とは、砂や埃を除去して清潔な状態に回復させてから、パテが定着できるように整える作業です。

穴の周囲を低い粘度の接着剤で整えたり、必要に応じて削ることもあります。

形成作業とは、粘度のあるエポキシパテで穴の空間を埋める作業です。

金属系サイディングには、必ず金属用のエポキシパテを選びます。

エポキシパテの形成が済んでから、ポリエステルパテで表面を滑らかに整え、アクリルウレタンを噴霧して微調整すれば、補修箇所が目立たなくなって完成です。

サイディングの素材によってビス穴補修の方法が変わる?

サイディングがどの素材であっても、ビス穴補修の方法は同じです。

違うのは、資材の選び方になります。

コーキング剤とシーリング材は、下地に密着する場合と、反発して剥がれてしまう場合があります。

必ずサイディングの素材に合う資材を選びましょう。

金属系サイディングには、金属用と指示されているタイプを選びます。

樹脂系サイディングは、樹脂用です。

窯業系サイディングと木質系サイディングは、基本的に資材の選び方で失敗することはありませんが、表面に塗装すると塗膜が剥がれてしまうタイプがあります。

見た目を美しく整えるためには、アクリルウレタン塗装が可能になるように、表面を滑らかにするときはポリエステルパテを選びます。

ビス穴補修の手順は、どの素材にも共通です。

下地処理をして、パテで形成し、塗装します。

プロの作業を見ていると、誰もが自分でもできそうだと感じられるかもしれませんが、資材の選び方だけは知識が必要です。

ビス穴補修で失敗する事例の多くは、素材同士の反発による剥がれが原因なので、DIYの場合は正しい知識で対処しましょう。

サイディングのビス穴補修を実施する適切なタイミング

建物の外壁が傷んでいるかどうかの正確な判断は、専門家に依頼すると良いでしょう。

早期発見は、補修作業そのものの軽減につながりますので、経済的なコスト節約効果につながります。

理想的なのは、工務店による定期メンテナンスの実施です。

素人には確認が困難な傷や凹凸を見逃しません。

応急処置のビス穴補修であれば、剥がれかけている状態に気づいてもらえます。

エアコン設置やアンテナ工事で、古いビス穴を補修しない取り付け業者は少なくありませんし、雨漏り対策に的を絞った応急処置だけで済ませてしまっている場合も多いです。

懇意にしている工務店がいない場合は、無料見積もりの範囲内でも構いませんので、外壁塗装やリフォームの専門業者に診断してもらうと良いでしょう。

日頃から目立っていて気になっているビス穴があるのなら、補修工事だけを工務店や専門業者に依頼する方法もあります。

DIYの場合は、怪我をしないように足元に注意しながら作業するように心掛けることが大切です。

脚立や三脚を利用してサイディングのビス穴補修をするのは良いのですが、体勢を崩して転倒してしまうと、本人が怪我をするリスクだけでなく、手に持っている道具で外壁そのものを傷つけてしまう可能性もあります。

工務店や専門業者は、作業そのものに熟練していますので、天候に左右されることなく、一年を通じていつでも対応してもらえます。

DIYの場合は、仕上げの段階でクオリティを下げないためにも、雨や風だけでなく、コーキングやパテが固まりにくくなる低温にも注意しましょう。

サイディングのビス穴補修は知識と技術がポイント

サイディングのビス穴補修では、正しい知識と、適切な技術が重要です。

正しい知識は、資材を選ぶときに必要になります。

コーキング剤とパテは、サイディングの素材に合わせましょう。

適切な技術は完成度を高めるのに役立ちますし、耐久性そのものが向上します。

サイディングのビス穴補修を正しく適切に施工すれば、建物を長持ちさせることにつながります。