新築の壁紙はどう決める?コーディネートする際のポイント

マイホームを新築した方の中には壁紙で後悔したという方も多くいます。

住んでから壁紙で後悔するのは誰もが嫌かと思いますが、うまくコーディネートするにはどうしたら良いのでしょうか。

この記事では、新築の壁紙をうまくコーディネートするためのポイントについてお話をしていきます。

これから家を新築する方はぜひ参考にしてみてください。

新築の壁紙で後悔する人も…どんなことに失敗と感じるの?

家を注文住宅で新築する際、家の間取りとともに各部屋の内装も考えることになります。

このときお部屋の面積の大部分を占めている「壁紙」が重要なポイントといわれています。

マイホームともなれば、「こんな家にしたい」といったイメージができている方もいるかと思いますが、そのイメージをより近づけるためには、壁紙の選び方が大切になるのです。

その選び方も慎重に行わないと、家が完成し住みはじめてから後悔することもあり得るのです。

実際に壁紙に後悔した人の意見を見てみると、

「開放感のある部屋にしたくて白い壁紙でコーディネートしたら、白が強すぎて落ち着かない空間になってしまった」

「失敗したくなくて無難な色やデザインの壁紙にしたら、物足りなさを感じてしまった」

「小さなサンプル画像だけを見て決めたので、全体に貼ったらイメージと違ってしまった」

というようなものが挙げられていました。

こういった失敗を家が完成した後で感じないためにも、壁紙の選び方には注意すると良いでしょう。

新築の壁紙に後悔しないために!コーディネートのポイントとは?

新築したマイホームで壁紙に失敗する人もいることから、壁紙選びには注意したほうが良さそうです。

ここでは、新築の壁紙に後悔しないために、壁紙をコーディネートするときのポイントについてお伝えします。

大きく4つのポイントが挙げられます。

・どんな家にしたいか、イメージを決めておくこと

・床との色のバランスを意識すること

・サンプルを念入りにチェックすること

・全体の色彩効果をチェックすること

これら意識するだけで、住みはじめてからもあまり後悔することのない壁紙選びができるでしょう。

次の項からは、上記の4つのポイントひとつずつを詳しくご紹介していきましょう。

新築の壁紙選びに悩んだ際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新築の壁紙をコーディネート!まずはイメージを決めよう

ここからは、壁紙をうまくコーディネートするための4つのポイントをより詳しくご説明していきます。

まずは、「どんな家にしたいか、イメージを決めておくこと」についてです。

人それぞれライフスタイルが違えば、どんなお部屋にしたいかも違いますよね。

そのため、壁紙を決める前には、どんなお部屋にしたいかをイメージしてみましょう。

また、中にはお部屋のインテリアにこだわる方もいるかもしれませんね。

インテリアと一言でいっても、さまざまな種類があります。

代表的なものですと、「モダン」や「ナチュラル」などが挙げられるでしょう。

近年人気のあるインテリアとしては、「北欧風」や「アメリカ西海岸風」などが挙げられます。

壁紙は部屋の大部分を占めることになりますから、選んだ壁紙の色やデザインによっては希望するインテリアにならないこともあります。

しかしプラスに考えれば、イメージに合った壁紙を選ぶことができれば、より自分の理想に近い空間をつくることができるというわけです。

自分の理想のお部屋をつくるためにも、お部屋のイメージを固めてから新築の壁紙を選んでみましょう。

2つめのポイント!壁紙と床材の色のバランスを意識しよう

お部屋のイメージを固めたらどんな壁紙が良いかを選んでいくことになりますが、このとき床やドアなどにも目を向けることが重要です。

ここでは、新築の壁紙をコーディネートするための2つめのポイントでもある、「床との色のバランスを意識すること」についてご説明します。

理想のインテリアをつくるには、壁紙の選び方はもちろんのこと、床の選び方も重要なのです。

壁紙をうまく選べたとしても、床とのバランスがとれていないと、理想のインテリアに遠ざかることも十分にあり得るからです。

多くの新築住宅では木目調のフローリングが取り入れられているので、これを例にご説明すると、木目調のフローリングといっても色のバリエーションが豊富ですよね。

茶色ひとつでも濃い色や薄い色、赤っぽいものと、さまざまなバリエーションがあります。

なかには白に近いグレーといった色もありますね。

そのため、どの床の色が理想のお部屋に近く、そして壁紙とのバランスがとれているかが、壁紙を選ぶうえでのポイントともいえるのです。

相性の良い組み合わせの例をご紹介すると、

・無彩色~濃いめの茶色の床材×グレー系の壁紙

・黄・赤系の茶色の床材×ベージュ系の壁紙

・薄い茶色・茶色の床材×白系の壁紙

が挙げられます。

床とのバランスを意識して、壁紙を選んでみましょう。

コーディネートする際の3つめのポイント!サンプルをチェック

新築の壁紙をうまくコーディネートするための3つめのポイントは、「サンプルを念入りにチェックすること」です。

これはとても重要なポイントともいえ、はじめにお話しした失敗したと感じる方の意見の中にも、サンプルが取り上げられていましたよね。

そのため、サンプルを念入りにチェックすることで失敗しにくく、イメージに近いお部屋にすることができるでしょう。

ではなぜ、サンプルで確認したのにイメージとは違う壁紙になってしまうのでしょうか。

その理由として挙げられるのは、カタログで見たときのサンプル画像よりも実際の仕上がりのほうが明るく、そして淡く見えることがあるからのようです。

したがって、可能であれば大きめのサンプルで確認すると良いでしょう。

気になる色やデザインの壁紙をピックアップし、設計士などに依頼してみてください。

多くの場合、A4サイズくらいのサンプルを目にすることができます。

大きめのサンプルをもらうことができたら、下記の4つはよく確認しておきましょう。

・壁紙の色
・光沢
・手触り
・厚み

床が決まっている場合は、床との色合いが合っているかも確認してみてくださいね。

壁紙や床などの色彩効果をチェック!

4つめの新築の壁紙をコーディネートする際のポイントは、「全体の色彩効果をチェックすること」です。

お部屋の色彩効果は、床から壁、壁から天井と、上のほうから明るい色を取り入れることで、天井が高く、そして広く感じられるので、開放感のあるような印象のお部屋になりやすいです。

反対に、天井から色調を暗くすると、モダンな雰囲気のある落ち着いた空間に仕上がるともいわれています。

もし開放感を希望するなら壁紙は天井よりも明度が低くなるものを、また落ち着きのある空間にしたい場合の壁紙は天井より明度が高い色を選びましょう。

床だけでなく、天井の色とのバランスも意識しないと、自分が希望するお部屋にならなくなることもあり得ますから、壁紙を選ぶ際はお部屋全体の色彩効果をチェックすることも大切です。

壁紙ひとつ選ぶだけでも大変な作業となりそうですが、新築マイホームで理想どおりの生活を送るためにも、ここでお話ししたことを意識して、壁紙をコーディネートしてみましょう。

後悔しないために!ポイントを参考に壁紙を選ぼう

家を新築するともなれば、家の内装も同時に考えることになります。

このとき、まず壁紙をどうコーディネートするかがポイントといえるでしょう。

この記事で新築の壁紙をコーディネートするポイントをご紹介しましたので、これから家を新築する方はぜひ参考にしてみてください。

サンプルをチェックしたり全体のバランスを考えたりして、住んでから後悔しない壁紙選びをしてみましょう。