マンションか戸建てかはランニングコストを比較するのも手!

いつかは手に入れたいと思うマイホーム。

マンションがいいか、それとも戸建てがいいか、悩む方も多いかと思います。

どちらがいいか選ぶ方法の1つとして、「ランニングコストを比較する」ということも挙げられます。

この記事でお話ししていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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マイホームのコストは初期費用だけではない!

多くの方は、いつかはマイホームの購入を検討されるかと思います。

その際、「マンションにするべきか、それとも戸建てにするべきか」と悩まれる方も多いことでしょう。

中にはどちらにするか選ぶうえで、「どちらのほうがお得か」を考える方もいるのではないでしょうか。

そんなとき、多くの方は

・住宅購入時に支払う費用:販売価格+購入諸費用

・戸建て建築時に支払う費用:土地代+建設費+購入諸費用

といった初期費用、いわゆるイニシャルコストばかりに注目してしまうかと思います。

地域によっては、初期費用から立地などの条件をみたとき、マンションのほうがお得に感じるかもしれませんが、家にかかるお金はイニシャルコストだけではありません。

住んだあとに発生するランニングコストというものもあります(後ほどご説明します)。

このイニシャルコストとランニングコストから成るものを、ライフサイクルコストといいますが、これはどのようなものなのでしょうか。

次の項でお伝えします。

ライフサイクルコストとはどのようなコスト?

では、住宅にかかるライフサイクルコストがどのようなコストかをここでご説明します。

これは住宅がつくられてから、その役割を果たすまでにかかる費用をトータルでとらえたものといわれています。

別名「生涯費用」とも呼ばれ、「LCC」と略されることも多いです。

もし戸建てを建てる場合は、その企画・設計から、建設・運用を経て、住みはじめてからは必要に応じて修繕を行い、最後に解体されるまでに必要となる合計の費用がライフサイクルコストとなるのです。

そして、先ほどのお話の中でも触れましたが、このライフサイクルコストは、イニシャルコストとランニングコストから成り立っています。

住宅にかかるライフサイクルコストを見てみると、圧倒的にイニシャルコストよりもランニングコストのほうが大きな割合を占めています。

ライフサイクルコストのうち、だいたい20~25%程度がイニシャルコスト、残りがランニングコストです。

ちなみに、60年間にわたって支払う必要のある住宅のライフサイクルコストは、1億円以上ともいわれています。

この1億円以上のライフサイクルコストのうち、8割近くがランニングコストだとすれば、マンションと戸建てのどちらが得かを考えたとき、イニシャルコストではなくランニングコストを比較したほうがいいというのはうなづけるかと思います。

では、このランニングコストとはどのようなものなのでしょうか。

次の項でお話をしていきましょう。

マンションか戸建てかを選ぶ方法の1つ!ランニングコストとは?

住宅にかかるライフサイクルコストを見たときに、8割近く占めているのがランニングコストです。

マンションか戸建てかで迷われているなら、ランニングコストを比較するのも手といえるでしょう。

では、このランニングコストがどのようなものかというと、一般的には建物や設備、機器などを維持・管理するための費用といわれています。

ランニングコストの内訳を見てみると、大きく3種類あります。

・管理費
・水道光熱費
・修繕費

ひとつずつ見ていきましょう。

まずは「管理費」です。

これはメンテナンスの費用といえばわかるでしょうか。

マンションであればエレベーターなどの点検、戸建てであれば屋根の葺き替えや外壁の塗装などが該当します。

マンションは毎月管理費を支払うことが多く、だいたい1万~2万円を毎月支払うことになるでしょう。

そうなれば年間で24万円(月2万円の場合)、60年間住み続ければ累計1,320万円かかるといえます。

また、戸建ての屋根や外壁のメンテナンスは、採用する素材にもよりますが、多くは10年に一度メンテナンスをするのが望ましいとされています。

あくまでも参考価格ですが、10年に一度メンテナンスを行えば、屋根や外壁だけで10年ごとに150~240万円、ほかの部分もあわせれば60年間で3,000万~4,500万円程度かかるともいわれています。

管理費で比較するなら、マンションのほうがお得かもしれませんね。

マンションか戸建てかはランニングコストの1つ!水道光熱費で比較

次は「水道光熱費」です。

いうまでもありませんが、これは水道・電気・ガスの費用です。

マンションでも戸建てでも、住みはじめたら生活に欠かせないものですよね。

これらの費用もランニングコストに該当するのです。

この水道光熱費はご家庭によって金額もばらばらであると思いますが、戸建てよりもマンションのほうが安くなる可能性があるといわれています。

特に電気代の部分にいえることなのですが、構造的にマンションのほうが戸建てよりも外気に触れている表面積が小さいことが多いのです。

外気に触れる表面積が小さいと熱が外に逃げにくくなるので、電気代で最もかかるものの1つでもあるエアコンの効率が高まり、電気代の節約に活かされるようなのです。

しかし戸建ては独立した住宅ですから、どうしても外気に触れる表面積が大きくなってしまいます。

その分エアコンの消費エネルギーも大きくなってしまいやすいので、電気代にも影響します。

そのため、水道光熱費の中でも特に電気代においては、マンションのほうがお得になる可能性があることが考えられます。

しかし近年では、電気代を節約するためのグッズがさまざまありますから、こういったものを一戸建てに採用して省エネにつなげるのも良いでしょう。

ランニングコストの1つ!修繕費でも比較してみよう

最後に、「修繕費」でも比較してみましょう。

これは、建物の機能を維持することを目的とした、部分的に行う修繕や保全の費用をいいます。

マンションの場合は、管理費とは別に修繕積立金を支払うことになるでしょう。

これも管理費同様、だいたい1万~2万円を毎月支払います。

都心に多い人気のタワーマンションの場合は、管理費+修繕積立金で毎月5万円程度かかることもあるようです。

しかし、はじめはこの金額であっても住む年数が増えていくと、段階的に修繕積立金が上がることも多いです。

15年、30年といった節目に大規模修繕工事を行うため、その費用として修繕積立金の値上げもしくは一時金を負担することになるようです。

その点、戸建てを購入すれば、毎月修繕積立金を支払わずに済みますが、こちらも段階的にリフォームを行うことになるでしょう。

多くは10年ごとにリフォームが行われ、リフォームは1回につき100万~200万円かかることが多いので、1回の出費が多くなります。

とはいえ、50年60年住むことを考えれば、戸建てのほうが修繕費はお得といえるでしょう。

・マンション:修繕積立金2万円×12ヶ月×60年=1,440万円

・戸建て:リフォーム代150万円×6回(10年に1回)=900万円

以上のように、ランニングコストからマンションと戸建て、どちらのほうが将来的にお得かを比較することができますので、迷われている方は検討してみてはいかがでしょう。

マンションと戸建て!自分のライフスタイルも考えて選ぼう

ここまで、ライフサイクルコストの1つでもあるランニングコストから、マンションと戸建てではどちらがお得になるかをお話ししてきました。

お金のことを考えてマイホームを購入するのも当然ではありますが、マンションか戸建てを選ぶうえで重要なことの1つには、「ライフスタイルに合っているか」も挙げられます。

マンションであれば、上下左右から音が聞こえてくることもあれば、自分の部屋からの音が聞こえてしまうこともあります。

また、ペットを飼いたいという方であれば、マンションではかなり制限がある可能性も否定できません。

戸建てであれば、ゴミ捨て場の清掃であったり地域のコミュニティに参加したりすることもあるでしょう。

こういったように、自分のライフスタイルによっては、マンションもしくは戸建てに不向きな場合もあります。

お金の面を考えることも大切ですが、自分のライフスタイルがその物件に本当に合っているかを確かめてから購入に移るようにしましょう。

後悔のないマイホーム選びをしてください。

ランニングコストを比較するなどしてマイホームを選ぼう!

マイホームとしてマンションを購入するか、戸建てを購入するか、悩む方も多くいるかと思います。

それを選ぶ方法の1つとして、この記事ではランニングコストを比較することについてお話ししてきました。

しかしそれと同時に、自分のライフスタイルがその物件に合っているかどうかも重要です。

後悔のないマイホーム選びができるよう、この記事が参考になれば幸いです。