お部屋のコーディネートを楽しむためや便利な暮らしにするために、アパートなどの賃貸物件の壁に「フックを取り付けたい」と考える方もいることでしょう。
しかし、取り付ける金具によっては壁に大きな穴をあけてしまうことになりかねません。
そうなれば、退去する際に原状回復を求められることもあるでしょう。
今回は、フックの種類や特徴と、WAKAIから販売されているディアウォールについてもお話しします。
壁に取り付けたフックに何を掛けたい?
アパートの壁にフックにかんするお話しの前に、フックを利用してどんなもの掛けるのかを考えてみましょう。
●掛け時計
時間は携帯電話で見たり、置時計で確認をしたりしている方もいらっしゃるかもしれません。
掛け時計はおしゃれなものも多く「インテリアとして部屋に飾りつつ時間を見たい」という方もいるでしょう。
掛け時計によっては、フックで引っ掛けて取り付けるものもあります。
●鍵
家を出る前に玄関付近の壁に鍵が掛かっていたら、サッと取ることができるので「フックを取り付けたい」と考える方も多いようです。
●植物
棚に置くようにして植物を飾るのではなく、植物を吊るすようにして飾るのにフックを取り付けたい方もいるでしょう。
●カレンダー
カレンダーのタイプによっては、据え置きするのではなく壁に掛けて使用するものもあり、フックを利用される方もいるでしょう。
これ以外にも、大きなフックを利用して自転車や大きな美術品を飾るために「フックを取り付けたい」と考える方もいるといいます。
フックを壁に付けたい!どんなフックがあるの?
フックをアパートの壁に取り付けて、先にお話ししたようなものを掛けたい方もいらっしゃると思いますが、フックにはどんな種類があるのでしょうか。
ここでは、アパートでも取り付けられているフックをいくつかご紹介します。
●ピンタイプ
細いピンがフックに付いていたり、フックにピンを刺したりして壁に取り付けるものです。
なかには、3本のピンが3方向にクロスしていて、1本に比べてよりしっかりと取り付けができるものなどもあります。
●ホッチキスタイプ
名前の通り、ホッチキスの針を使うのがこのタイプです。
180度開くホッチキスを使用し、壁に向かって打ち付けることでフックを取り付けることができます。
●シールタイプ
強力なシールの粘着でフックを貼り付けるもので、貼り付けたあとは強い力を加えない限り外れません。
●吸盤タイプ
吸盤タイプは、鏡などのツルツルした面に最適です。
粘着やピンを使わないので、アパートなどを傷付けずにフックを取り付けることができます。
賃貸ではNG?おすすめできないフックの取り付け金具
フックを取り付けするのに、「アンカー」という金具を使用することもあります。
アンカーとはツメが付いたビスのような形をしており、ネジ締めをするにつれてツメが折れ曲がり壁を裏側から支えてくれる仕組みとなっています。
石膏ボードは石膏できているので、ピンや画びょうなどでフックの取り付けを行うと、ボロボロと崩れてしまいます。
また、石膏ボードにピンや画びょうを刺すことができたとしても、すぐに抜けてしまいます。
そのため重たいものを掛けたいときや、しっかりとフックを固定したいときはアンカーが役立つといえますが、取り付け後は簡単に外れないのでアパートなどの賃貸物件にはおすすめできません。
例え外すことができたとしても、ビスによっては大きな穴があいてしまうことがあるので、そうなると退去する際に原状回復を求められることもあります。
アパートの壁にフックを付ける際の注意!
いくつかのフックをご紹介しましたが、フックを取り付ける際は注意が必要です。
ピンタイプやホッチキスタイプなどは、細い金属を壁に打ち付けて取り付けするので、小さな穴が壁にあいてしまいます。
アパートなどの賃貸物件の場合は、退去するとなれば原状回復しなければならないということをご存知の方も多いのではないでしょうか。
一般的に、生活していれば付いてしまうような傷にかんしては、原状回復の範囲からは除外されていて、画びょうやピンでできた小さな穴もその一部だといわれています。
そのため、ピンタイプやホッチキスタイプなどのフックは取り付けても問題ないように思えます。
しかし、何度も差し直したことによってあいてしまったことにより、壁紙がボロボロになっている場合は原状回復をする必要があるといえるでしょう。
また、ピンタイプによってはピンの太さが太いものもあり、そういったものを使用してあいてしまった大きな穴にかんしても原状回復を求められるケースもあります。
シールタイプや吸盤タイプのフックもアパートの壁に使うときは注意する!
ピンタイプやホッチキスタイプだけでなく、シールタイプや吸盤タイプのフックも使用する際は注意が必要です。
先に、シールタイプに使用されている粘着は強く、貼り付けたあとは強く力を加えない限り外れないとお話ししました。
フックを使用しているときはよいといえますが、フックを外したいときには壁紙が剥がれてしまう恐れがあり、そうなると原状回復が必要になる可能性があります。
その場合は、壁紙が剥がれた一部分のみを修繕するのではなく、その壁紙を一枚交換する場合もあります。
また、吸盤タイプのフックは、凹凸のある部分に取り付けることが難しいです。
その際は、シール状のフィルムを貼ると取り付けることができますが、このフィルムもシールタイプのフックと同様で剥がす際は壁紙を剥がしてしまわないように注意が必要です。
アパートなどの賃貸物件の壁にフックを取り付ける際は、あとで取り外すことを踏まえておきましょう。
アパートを傷付けないでフックを取り付けるには?
アパートなどの賃貸物件の壁にフックを取り付けるとなると、できる限り壁を傷付けないように配慮する必要があることが分かりました。
また、アンカーなどのビスを使用すると、ビスのサイズによっては大きな穴が残ってしまったり取り外しが難しかったりするのであまりおすすめできません。
フックをアパートの壁に取り付けるのであれば、ディアウォールを使ってみるのはいかがでしょうか。
ディアウォールとは木材などの柱の両端に取り付けるアイテムで、天井と床を突っ張るようにして使用します。
その柱にフックを取り付ければ、壁を傷付けることなくアイテムを掛けることができます。
●WAKAI ディアウォール
天井側のディアウォールの内側にはバネが内蔵されているため、しっかりと天井と床を突っ張り、固定することができます。
脚立や工具は必要なく、どなたでも簡単に取り付けをすることが可能で、天井と床にあたる面には滑り止めが付いているので安心です。
丸みを帯びた可愛いレギュラータイプと、すっきりとした印象のシンプルタイプの2種類の形があり、色もホワイト・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラックの4つあります。
ディアウォールに差し込む柱のサイズも、2×4・1×4・2×6・1×6の4サイズの展開となっています。
ディアウォールに使用する柱となる木材が長いと持ち運ぶのに不便ですが、WAKAIには中間ジョイントという木材を連結させるアイテムもあります。
中間ジョイントは木材を包んでくれる設計なので、お好みの長さに切った木材をしっかり固定してくれます。
アパートでフックを取り付けるならディアウォールを使おう!
今回は、フックに何を取り付けたいのかというお話や、フックの種類と使用するうえで注意したいこともお伝えしました。
アパートなどの賃貸物件は、画びょうやピンによる穴は「生活していれば付いてしまう傷」として扱われますが、状態によっては原状回復が必要になることもあります。
フックを取り付ける手段として、ディアウォールを使用してみてはいかがでしょうか。