マンション購入!札幌市内で新築物件を探す際のポイント

札幌市はマンションの価格が高いと聞いたことがあるかもしれません。

これから、札幌市内でマンションの購入を検討している方にとっては耳が痛い話ですよね。

また、転勤などでまったく札幌市内の地理や町の様子を知らないと、市内のどこを探したらいいかわからないでしょう。

当記事では、札幌市で新築マンションを購入するにあたってのおすすめ情報や、相場価格をご紹介します。

ぜひ、マンション購入で失敗をしないためにも参考にしてみてください。

札幌はどのような街なのか

札幌市は、日本でも人口が5番目に多いとされている大都市です。

面積は東京23区の2倍弱とされており、ビルや住宅が建ち並ぶ一方で、郊外には大自然が広がり、日本各地から多くの人が集まる場所でもあります。

気候は、梅雨がなく夏は過ごしやすいと観光客がおしよせます。

その代わり、年間で積雪がある日数は132.4日と多く、冬場は寒いことで有名ですが、除雪対策などが充実しているので心配はありません。

札幌は北海道の政治や経済、文化の中心となり、歴史的建造物も多くあることで知られています。

また、食文化も札幌を語るには外せないことの一つです。

ラーメン、ジンギスカン、すし、スープカレーなど、札幌ならではの地産地消による食文化が豊富です。

このような魅力満載の札幌市で、新築マンションを購入することになると非常に胸が高まることでしょう。

しかし、一方で札幌市はマンションの価格が高いという声も耳にします。

実際に、札幌の新築マンションの相場価格とはどれくらいなのか、次章で見ていきましょう。

札幌の新築マンションの相場価格

札幌のマンションの価格高騰の理由の一つには、昨今、外国人旅行客が大幅に増えたことで、札幌市内には急激にホテル建設が活発化し、それによって起きた市場最低水準の低金利で住宅の建設が増えたことが挙げられます。

それを表すかのように、2012年から2016年で、新築マンションの相場は1,000万円ほど値上がりしているようです。

しかし、少しずつ価格の上昇も落ち着きはじめ、近年では高い人気の中央区から離れた地域に、新築マンションの建設が進められてきています。

そのため、一時期よりも相場が下落したともいわれています。

例えば、3LDKの70m²で、3,000万円前後の新築マンションも多く見られるようになってきました。

同じ大都市でも、東京を例にすると、3LDKの広さで3,000万円前後の新築マンションを探すのは容易ではありません。

そう思うと、札幌という大都市で新築マンションを探すにあたっては、高いといわれている中央区を外して近郊をあたってみると、いい条件の物件に出会えるかもしれません。

札幌で新築マンションを決める際に注意するポイント

札幌の魅力、新築マンションの相場価格についてわかってきましたが、どのエリアにしようか決める際には注意したいポイントもあります。

●地下鉄沿線エリアを選ぼう

除雪対策が充実しているとはいえ、冬場の通勤・通学では、電車やバスが遅延することもよくあります。

また、雪の中で自動車を運転するのも不安があります。

そのため、移動に少しでも時間をかけないように、雪に影響されない地下鉄沿線エリアがおすすめです。

●角部屋は寒い

冬場の角部屋は寒く、上下左右に部屋がある方が暖房がききやすいです。

●プロパンガスは注意

灯油暖房や都市ガス暖房のほうが光熱費の節約になります。

気候柄、注意したいポイントがいくつかあることがわかりました。

他にも、近年建設されている新築マンションは、一戸当たり専有面積が縮小されてきています。

3LDKで70m²台が平均的な広さになってきているため、数年前と比較すると約10m²ほど手狭になっているのです。

そのため、広めの3LDKを望むのであれば、中古マンションをあたるのも手です。

これらを考慮して、札幌市内のどのエリアで新築マンションを探すのか絞っていきましょう。

札幌で新築マンションの狙い目エリアは?

札幌市内で、新築マンションを購入するなら、人気のエリアをチェックしておきましょう。

資金に余裕があるのなら、やはり住みたいエリアナンバーワンの「JR札幌駅」の周辺を検討したいところです。

札幌駅周辺には新築マンションも多く、高いビルも建ち並ぶためタワーマンションに暮らすことも夢ではありません。

また、「円山公園」エリアも住みたいエリアです。

おしゃれなエリアという印象が強く、高級住宅街としても知られています。

個性的なセレクトショップや有名レストランも多く、空港へのバス便も乗り換えなしで出ています。

昨今、新築マンションが次々と建ち並び注目のエリアとなっています、

また、多くの企業が集まるエリアとして「大通」も狙い目エリアです。

ここからは市内各所に出やすく、劇場や図書館、情報館などの文化的施設も充実しています。

休日を豊かに過ごしたい方には、とても暮らしやすく楽しいエリアとなるでしょう。

札幌で子育てをするなら

子育て世代の方にとっては、いろいろとお金のかかる時期ですので、少しでも住宅ローンを抑えて購入したいものですよね。

そこで、価格の相場が高い中央区とはうって変わって、比較的新築マンションを購入しやすいエリアが、「麻生エリア」です。

地下鉄南北線の終点になりますが、札幌駅まで9分と主要部に出やすく便利なエリアです。

スーパーや飲食店、病院、学校なども充実し、子供の遊び場にも困りません。

3,000万円以内でも購入可能なところもあるため、少しでも金額をおさえたい方にはおすすめです。

子育て支援施設もあるエリアなので、困ったことがあればすぐに相談に出かけることもできるので安心です。

また、地下鉄南北線「南平岸駅」周辺も、新築マンションの建設が多く見られます。

4,000万円以下で駅前の新築マンションを購入することもできるようです。

自然環境もよく、下町の風情が残るエリアなので静かに暮らしたい方におすすめしたいエリアといえます。

いずれは売却する予定があるなら

前章でもご紹介したように、札幌の主要部である中央区では、外国人観光客が増えている影響で多くのホテルが建設され、土地の価値がぐっと上がりました。

よって、中央区のマンションや近郊の円山エリアのマンションはかなり高値で販売されています。

近年、人口知能による不動産価格予測サービスで発表された結果では、2025年までにマンションの資産価値が下がるといわれています。

しかし、そのような中でも2025年に向けて資産価値が上昇する希少なエリアとして、札幌市では駅周辺の中央区とその近辺が、ごく一部該当するのではないかと予測されています。

あくまでもこれは人工知能による診断ですが、このようなことを念頭に置くと、一種の賭け引きのようではありますが、中央区近辺の新築マンションを購入するというのもありかもしれません。

いずれ売却の予定がある方は、資産価値が上がると見込まれたエリアの動向をチェックしておくといいでしょう。

北海道ならではの条件を考えて新築マンションを購入しよう

札幌市内は、生活するには北海道の中でも特に便利なエリアです。

北海道は冬になると雪かきの問題があり、シニア層になって田舎から、交通の便や病院、スーパーなどが充実した札幌の主要部に移り住む傾向も多く見られます。

そのため、早い段階で条件のいいエリアでの新築マンションを購入するというのは賢明かもしれません。