いずれはマイホームの購入を考える方は多いかと思います。
その際、マンションにするか、一戸建てにするか、迷われている方もいるのではないでしょうか。
どちらも魅力的なポイントがたくさんありますから、悩んでしまうのも無理ないかもしれません。
そこでこの記事では、マンションと一戸建てのそれぞれのメリットデメリットをご紹介します。
メリットデメリットを知り、マイホーム選びに活かしてみてください。
マンションと一戸建て!マイホームにはどちらを選ぶべき?
賃貸物件に住んでいるご家庭は、マイホームを検討することもあるのではないでしょうか。
そんなとき、マイホームをマンションにするか、それとも一戸建てにするか悩むこともあるかと思います。
おそらくずっと住み続けることになるであろうマイホームですから、できれば購入してから後悔することは避けたいですよね。
しかし、マンションと一戸建てにはそれぞれ魅力がありますから、どちらが良いか選びにくいという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、マイホーム選びがしやすくなるよう、マンションと一戸建てのメリットデメリットについてお伝えしていきましょう。
また、マンションもしくは一戸建てを選んだ方の意見もご紹介しますので、参考にしてみてください。
マンションのメリット・デメリット
それでははじめに、マンションのメリット・デメリットについてお話をしていきます。
まずマンションのメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
・同じ立地条件の場合、一戸建てよりも物件価格が安い傾向にあること
・家事動線がスムーズな間取りであることが多いこと
・将来にわたる修繕計画などが比較的しっかりしていること
・防犯性が高い物件が多いこと
・共用部の管理や清掃は管理会社が行ってくれること
・ご近所とのコミュニケーションを積極的にとることで、他の居住者と生活面での協力をしやすいこと
このようなメリットがある一方で、デメリットともいえる部分もあります。
例えば、「音」によるトラブルです。
ちょっとした音が周囲に伝わったり、反対に聞こえてきたりするので、悪化するとトラブルになる場合もあるようです。
そのため、一戸建てよりも音に対して気を遣わなくてはいけないかもしれません。
また、毎月管理費や修繕積立金、駐車場代などを支払わなくてはならないことも、デメリットといえるでしょう。
ポイントは何?マンションを選んだ方の意見をご紹介
マンションのメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、実際マンションを選んだ方はどのようなポイントで購入に踏み切ったのでしょうか。
ここでいくつかご紹介していきます。
まずは、やはり「防犯性の高さ」です。
一戸建てでもホームセキュリティの普及が進んでいますが、マンションには二重三重のセキュリティが導入され、より防犯性に期待ができます。
さらに、管理人や警備員が24時間常駐している物件も多く、お子さまがいるご家庭も安心して生活が送れるようです。
つぎに、「立地条件」が挙げられます。
マンションの多くは最寄駅から徒歩10分以内ですので、立地条件が良いことで選ばれています。
特に首都圏では電車を利用することが多いですから、最寄駅から自宅までが徒歩数分で着くのは嬉しい限りですよね。
そして、マンションは管理面でも選ばれています。
例えば、ゴミ捨て場などの共用部は管理会社が管理しますので、いつでも清潔な状態が維持されていることがほとんどです。
こういったことなどで、マイホームとしてマンションが選ばれているようです。
一戸建てのメリット・デメリット
マンションのメリット・デメリットについてお話をしましたので、ここでは一戸建てのメリット・デメリットについてお話しします。
まず、メリットは下記のとおりです。
・家の設計を自由にでき、建てた後にも増築や建て替えが可能であること
・一戸の家としての独立性が高いため、プライバシーが守られやすいこと
・隣の家との距離があればあるだけ、音に対して神経質にならなくて済むこと
・建物が経年劣化しても、土地の資産価値は残りやすいこと
デメリットに関しては、まず防犯面が挙げられ、自分たちで何か対策をしないとマイホームの防犯性は低いことが多いです。
近年普及しているホームセキュリティを導入したり、窓や玄関にも対策をしたりしておくことが必須ともいえるでしょう。
さらに、一戸建てであれば毎月管理費などを支払わずに済みますが、何か不備が生じた場合リフォームなどをしなくてはなりません。
箇所によって金額にバラつきがありますが、リフォーム代は決して安くはありませんし、当然自己負担ですから、将来に備えて修繕費の積み立てをしておいたほうが良いかもしれません。
一戸建てを選ぶ場合はどこがポイントになる?
一戸建てにもメリット・デメリットがありますが、一戸建てを選んだ人はどのようなポイントで決めたのでしょうか。
多い意見のひとつには「住戸の広さ」が挙げられます。
一戸建ては2階建てにもできるので、居住スペースを多く確保することが可能です。
さらに、庭や駐車場を設けることもできるので、特に郊外や車中心の生活を送る人には良いですね。
また、「間取り」を自分で決められるのも一戸建てならではでしょう。
注文住宅の場合に限りますが、どんな間取りの家にするかを一から自分たちで決められるので、自分たちにとって生活しやすい家づくりも可能となります。
マイホームへのこだわりがある方は、一戸建てを注文住宅で建てたほうが良いかもしれませんね。
そして、やはり「音」もポイントとなります。
特に子どもが生まれたばかりですと、夜鳴きなどが心配になりますよね。
成長してはいはいや歩くことができるようになれば、足音などがマンションの下の階に伝わってしまうかもしれません。
赤ちゃんとはいえ、こうしたことでもトラブルになる可能性も考えられるため、防音性の高さから一戸建てを選ぶ人も少なくありません。
これらのようなポイントから一戸建てを選んでいる方もいますので、マイホームをマンションにするか、一戸建てにするかは、はじめに自分たちが何を優先すべきかを考えることが大切といえます。
メリット・デメリットを理解してマンション・一戸建てかを決めよう
ライフスタイルや家族構成によっても、マンションが合っているか、それとも一戸建てが合っているか分かれます。
先ほどまでお話ししてきた、マンションと一戸建てのメリット・デメリットを理解したうえで検討してみましょう。
例えば、夫婦共働きというスタイルをとっているならば、マンションを選ぶ方が良いかもしれません。
マンションのメリットでもあった防犯性と立地の良さが、共働き夫婦には合っているといえるからです。
日中は不在になりますから防犯面が心配になりますが、マンションのセキュリティの高さや管理人の常駐で、安心感がありますよね。
また、電車で通勤ともなれば駅からの距離も重要ですが、マンションは駅から徒歩10分以内であることが多いので、通勤のしやすさも魅力です。
しかしもし、小さいお子さまがいたり妊娠中であったりするご家庭であれば、一戸建てのほうがおすすめといえます。
先ほどのお話でも触れましたが、一戸建てであればマンションほど音に敏感にならなくて済みますから、お子さまものびのびと過ごせることができるでしょう。
このようにライフスタイルや家族構成によっても、マンションもしくは一戸建てに向いているかどうか変わります。
そのため、マンションと一戸建てのメリットデメリットをよく理解したうえで、自分たちにはどちらが合っているかを決めてみると良いでしょう。
マイホーム選びは自分たちに合っているかが大切!
マイホームをマンションにするか、一戸建てにするかは多くの方が悩むことかと思います。
そんなときは、それぞれのメリットデメリットを理解することで、決めやすくなるかもしれません。
しかし大切なのは、自分たちのライフスタイルや家族構成が、マンションもしくは一戸建てに合っているかです。
メリットデメリットを理解し、自分たちにはどちらが合っているのかよく考えたうえで、決めるようにしましょう。