東京で一人暮らしをするにあたり、お金の面での一番の不安は家賃ではないでしょうか。
できれは安い物件に住んで出費を抑えたいものですね。
ここでは、一人暮らしの方に人気の間取りである「1LDK」で、東京の家賃相場を比較していきます。
ぜひ住むエリアを決める際の参考にしてみてください。
1LDKは一人暮らしに人気の間取り
一人暮らしをするにあたり、比較的家賃が安い間取りは1Rや1Kのお部屋でしょう。
コンパクトで必要最低限の設備が整っている間取りです。
しかし、それらの間取りは広さや収納スペースかかなり限られていますから、もう少し広いところに住みたいと思う人は少なくないでしょう。
一人暮らしで、1Rや1Kよりもう少し広さが欲しいと思う方におすすめの間取りが1LDKです。
1LDKは、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった8帖以上の部屋と、その他に部屋がもう一つあります。
リビングの他に部屋がもう一つあるので、生活空間と寝室をしっかりと分けて生活することができます。
もう一部屋を寝室ではなく、書斎や趣味の部屋として使う方も多いようです。
また、1LDKは1Rや1Kに比べて収納のスペースを確保できることも人気の理由です。
荷物が多い方や収納が得意でない方にもおすすめですね。
加えて、1LDKは部屋が2つある間取りと考えることもできますので、同棲やルームシェアを検討しているという方にもおすすめの間取りです。
ではここからは、そんな1LDKの東京での家賃相場を見ていきましょう。
比較的家賃の安いエリアをご紹介しますので、部屋の広さは欲しいけど家賃は抑えたいという方はぜひ参考にしてくださいね。
東京で1LDKが安いのは足立区
東京で最も1LDKの家賃相場が安いエリアは「足立区」です。
1LDKの家賃相場はおおよそ7.6万円で、物件数は4,200件くらいです。
1LDKの物件の数が圧倒的に多いことも特徴です。
また、3万円程度から借りることができますので、条件次第ではかなり家賃を抑えて1LDKに住むことができそうですね。
足立区は23区の北側に位置していて、他の間取りの家賃相場に関しても安いエリアとして有名です。
足立区というと、少々治安の悪いイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、凶悪犯罪の件数が多いのではありません。
起こる犯罪のほとんどが自転車の窃盗であり、その件数が多いことが治安の悪さとして挙げられているのです。
そのため、治安については過剰に心配する必要はないでしょう。
足立区には、西新井・北千住・梅島・竹野塚・綾瀬・青井・西新井大師西・六町・五反野などの駅があります。
その中でも、北千住は昨今とても人気が高まっています。
北千住駅は、千代田線・日比谷線・常磐線・東武伊勢崎線・TXが通っていて、電車の利便性が高いことも理由の一つです。
下町情緒がありながらも、町の生活環境は整っているのでおすすめです。
葛飾区も東京で1LDKが安いエリア
足立区に続いて、東京で1LDKが安いエリアとしておすすめするのが「葛飾区」です。
1LDKの家賃相場はおおよそ7.7万円で、物件数は2,500件くらいです。
こちらのエリアも3万円くらいから借りることができるので、とてもリーズナブルです。
電車の路線は常磐線、総武線、京成線、北総線などが通っています。
葛飾区は、足立区などと比べるとそこまで物件数は多くありませんが、家賃が安い点が魅力です。
葛飾区は23区の北東に位置し、足立区の隣にあります。
葛飾区にある駅としては、亀有・お花茶屋・金町・新小岩などが挙げられます。
中でも亀有は飲食店や個人商店が多く、比較的物価が安いので人気です。
また、亀有の近くには環状七号線が通っていて、車を使う際の利便性も悪くはないようです。
電車に関しては、JR常磐線の各駅停車しか止まりませんので注意が必要です。
江戸川区は安いだけでなく物件数も多いところが魅力
最後におすすめするエリアは「江戸川区」です。
こちらも足立区・葛飾区に続いて東京23区内で1LDKの家賃相場が安いエリアです。
1LDKの家賃相場はおおよそ8.0万円程度で、物件数は約3,800件となっています。
足立区ほどではありませんが、江戸川区も物件数が多い方にありますので、ご自分の希望に沿った物件を見つけることができるかもしれませんね。
江戸川区は23区の東側に位置していて、千葉県と隣接しています。
江戸川区には、瑞江・葛西・船堀・西葛西・篠崎などの駅があります。
おすすめエリアは葛西です。
葛西駅は東西線が通っており、東京都心に乗り換えなしで出られるところが便利です。
1LDKも安いエリアではありますが、スーパー・レストラン・病院・公園などの施設が充実しているので、ファミリー向けのエリアとしてもおすすめです。
東京で1LDKに安く住みたいなら23区以外も要検討
ご紹介した、足立区・葛飾区・江戸川区は、23区内で1LDKに安く住みたい場合におすすめのエリアです。
この3区周辺を探せば、広くて安い物件を見つけやすい傾向にあります。
しかし、さらに広く、もっと安い1LDKに住みたいという方は、東京のなかでも23区外のエリアを検討してみてはいかがでしょうか。
少々交通の利便性が悪くても、家賃を少しでも抑えたいという方におすすめです。
23区外のエリアは、東京でありながら都心とは街の雰囲気が全く異なります。
公園など緑が多く、ファミリー向けの物件も探しやすいでしょう。
また、東京にこだわらず、神奈川・埼玉・千葉の東京に隣接しているエリアもおすすめです。
神奈川だと川崎・武蔵小杉、埼玉だと浦和・和光市、千葉だと船橋・松戸などは東京ではないにも関わらず都心へのアクセスがとても良いです。
都心へのアクセスもそこそこ良くて、家賃の高くない物件が見つかるかもしれませんよ。
ご自身の生活では東京のどのエリアをよく使うか考え、東京に隣接している、またはアクセスの良い東京以外のエリアも検討してみてはいかがでしょうか。
少しでも安い物件を探すコツとは
ここまで、1LDKの家賃が安い東京のエリアをご紹介してきました。
そのようなエリアのなかでも安い物件を見つけるためには、どのような条件を探していくのが良いのでしょうか。
家賃相場よりも安い物件を探し出すためには、広さ・駅からの距離・築年数・階数の条件を下げていくことで、それに伴って家賃も安くなる傾向にあります。
家賃を安く抑えたい場合は、先述したような何かしらの条件を妥協することが必要になるでしょう。
自分にとって何が譲れない条件なのかをよく考えましょう。
また、いくら安い物件を見つけて家賃を抑えても、生活費などが多くかかってしまっては意味がないですね。
無駄な生活費がかからないよう心掛けることも、一人暮らしでは大切なことかもしれません。
インターネットで検索すれば、たくさんの節約情報や動画がありますから参考にしてみましょう。
広さがありながら安い物件をさがしてゆとりある生活を送ろう
1LDKの家賃相場が安いエリアをご紹介してきました。
家賃相場は変動していきますので、この記事を参考に、最新のデータをチェックしてくださいね。
広さがありながらも家賃が安い物件を見つけられたら、物理的にも精神的にも生活にゆとりが生まれそうですね。
ぜひ東京でゆとりのある一人暮らしを満喫しましょう。