ガスコンロは経年劣化していきますので、急につかなくなることも多々あります。
賃貸アパートやマンションの場合、どこに連絡したらいいか迷うことがあるかもしれません。
今回は、ガスコンロがつかない場合の状況に応じた対処法をご説明しますので、参考にしてください。
アパートのガスコンロ事情
賃貸物件のすべてに、ガスコンロが備え付けてあるわけではありません。
自分で購入して設置するケースや、前の住人が置いていった場合など、「ガスコンロ無しの物件」があるものです。
賃貸物件を探す際の、条件のところに書かれていますので、自分で後付けしたくない場合はチェックが必要ですね。
こうした事前確認や下見、説明などの際に、ガスコンロが無かったので新しく買って使い始める人も多いです。
ですが、そのアパートやマンションに住んでしばらく経つと、ガスコンロがもともとあったのか、自分で買ったのか、忘れてしまう場合も少なくありません。
その場合は、自宅に保証書などが無いか、まず探してみて、見つからなかったら管理会社かオーナーに聞いてみれば大丈夫です。
また、前の入居者が置いてあったガスコンロがある場合でも、それを必ず使わなければいけない、というわけではありません。
置いておくくらいですから、多少古くてもまだ使えるものが多く、たいていのケースではそのまま使っていますが新品の方がいいのなら、交換してももちろんOKです。
そうして使っているガスコンロは、前の住人のお下がりだとしても、自分で購入したものだとしても、つかないようになったら自分で修理するか、買い替えることになります。
アパートに備え付けのガスコンロがつかない場合①
一方で、もともと備え付けてあったガスコンロが、引っ越したばかりなのにつかない、ということもまれにあります。
もしかしたらガス漏れしているかもしれない、と怖くなることもありますよね。
契約直後の整備不良ではあきれてしまいますが、すぐに管理会社などに連絡してみましょう。
ガスの元栓はしっかりしめて、業者の到着を待ってください。
もしかすると、ガスコンロ自体の不具合か、配管ミスなのかもしれません。
管理会社には迅速な対応がのぞまれます。
ガス漏れの可能性があれば、入居者は安心してその部屋にいることはできませんし、「置いてあるもの」と考えて用意しなかった電化製品が使えないと、無駄な出費がかかってしまいます。
場合によっては、不備がある期間の家賃について何らかの割り引きや返金を検討する必要もあるかもしれません。
しかし、配管もガスコンロの設置も人のすることですから、激しく責め立てたり、周囲に言いふらすようなことは避けてください。
その後の管理会社との関係が悪化してしまうと、住みやすいアパートとは言えなくなることでしょう。
アパートに備え付けのガスコンロがつかない場合②
先ほどの項でもご説明しましたが、賃貸アパートやマンションで、ガスコンロ(備え付け)がつかないトラブルがあった場合は、まずは管理会社など貸主側に連絡してください。
直接、業者に修理してもらおうと連絡してしまう人もいますが、その賃貸物件を担当しているガス会社や業者がある場合が多いです。
そうした業者のほうが、料金も安くなったりすることもありますし、日頃からのオーナーや管理会社との取引事情があります。
そうした面も配慮できたら、社会人としてのマナーもきちんとできていると言えるでしょう。
あくまでも、備え付けのものに対しては「借りている」という意識を持つことが重要です。
ただし、ガスのにおいがするなどして、ガス漏れの可能性もあるのに、のんきな電話対応だった場合は、毅然として状況を説明し、ガス会社への連絡をお願いしてください。
当然のことですが、入居者側に落ち度が無く備え付けのガスコンロであれば、オーナー側が修理費は負担します。
アパートに自分で持ち込んだガスコンロがつかない場合
自分で購入したり、アパートの前の住人が置いていったガスコンロがつかないトラブルには、どう対処したらいいのでしょうか。
「片方つかないから、もう片方で使おう」、「ガスコンロを使わないで電子レンジでいいか」なんて考えずに、できるだけ早めに修理することをおすすめします。
ガス漏れの危険性がありますし、電子レンジで作る料理も味気ないものですよね。
まず、ガスをつけた時に、「カチカチ・・」という音がするかどうかをチェックしてください。
もし、音がするけれど火花が上がらない場合は、乾電池のチェックで直る可能性もあります。
ガスコンロ内には、乾電池が入れられるところがあり、それが寿命なのかもしれません。
もしくは、向きが違っていたりしてつかない可能性もあります。
また、電池が正しい向きで新しいものだったとしてもつかないなら、コンロの金具がずれている場合があります。
掃除などの際に外し、ずれていることに気がつかず、ガスコンロがつかなくなることも珍しくはありません。
もう一度、金具がしっかりハマっているか、濡れたりしていないか、よく確認してください。
ガスコンロがつかない場合の対処法
自分で買ったガスコンロ・前の住人のものだったガスコンロがつかない場合に考えられる原因は他にもあります。
先ほど、ガスの音をチェックするお話をしましたが、もしこの音が鳴らず、火がつかないなら、ガスの元栓が閉まっている場合もあります。
基本的なことですが、意外と見落としがちなので、ガス会社に連絡する前に確認してみてください。
また、ガスメーターが止まっていないかどうかも、心当たりがないか考えてみてください。
アパートの他のガス器具(お風呂など)を使って確認してみましょう。
他にも、ガスホースが古くなったりして機能を果たせなくなっている場合もありますが、ガス漏れの危険性があるので、すぐにホースを交換することが重要です。
このように、さまざまな原因がありますので、各部分を自分で見てみた上で、専門業者、ガス会社に連絡をとってください。
ガスコンロの種類と選び方
ガスコンロが備え付けではなかった場合や、古くなって急につかないなどのトラブルが起きた際には、新しくガスコンロを購入することになると思います。
ガスコンロには、二口ガスコンロ(コンパクトサイズと標準サイズ)、一口ガスコンロがありますので、状況に応じて選びましょう。
二口ガスコンロの場合は、2万円くらいで、一口コンロなら4千円くらいで購入できます。
一人暮らしで自炊はあまりしない場合は一口タイプでも十分ですが、二口あると、何かと重宝します。
インスタントラーメンを作る場合でも、スープ用にお湯を沸かしながら、麺をゆでることができますよね。
古い油を捨てられるので健康的です。
また、コンロを選ぶときにはサイズも考慮しましょう。
アパートの60cmのガスコンロスペースに、ぴったり60cmのガスコンロは置けません。
さらに、購入しようとしているガスコンロが、プロパンガス用か都市ガス用かの確認も、忘れないようにしてくださいね。
ガスコンロの不具合は早めに対処!
賃貸物件で、もともとあったガスコンロの場合、貸主が用意したガスコンロなら貸主に連絡し、前の住人が置いてあったものなら、自己負担になるかと思います。
また、自分で購入して設置した場合も、もちろん自己負担になります。
業者を呼ぶ前に、ここでご紹介したチェックポイントを確認し、自分で直せるか試してみてください。
また、頻繁にトラブルが起こったり、掃除しても落ちないほどの汚れや劣化が見られたら、交換することも検討しましょう。