誰もが一度は憧れるであろう新築一戸建て。
マイホームの新築は一生に一度と言っても過言ではないですから、お気に入りの家にしたいものですよね。
間取りや内装にこだわる方も多いでしょうが、ここでは家の外観に焦点を当ててお話ししていきます。
家の外観をおしゃれにすることで、より一層マイホームに愛着がわくのではないでしょうか。
家の外観をおしゃれにするポイント
お気に入りの新築にするには、動線がよくて暮らしやすい間取りにしたり、内装を自分たち家族の趣味に合うものにしたりしますよね。
うっかり間取りや内装に気が行きがちですが、外観にもこだわることをおすすめします。
外出先から帰宅したときや庭仕事をしているときなど、家の外観をまじまじと見ることがあります。
そのようなとき、マイホームの外観がおしゃれであると嬉しい気持ちになると思いませんか?
それでは、マイホームの外観をおしゃれにするにはどのようなことがポイントとなるのでしょうか。
まず、「家の形」をどうするかということです。
家の形に関しては、間取りと深い関係性があります。
そのため、家の形にこだわりすぎると、使いにくい間取りになってしまうこともあるので気を付けたい部分でもあります。
次に、「窓」です。
窓の形や位置で、外観の印象は大きく左右されます。
また、窓に関しても間取りと深く関係してきますね。
最後に、「外壁」です。
家の形も窓も外観の印象を決めるものではありますが、外壁の素材や色をどうするかでも印象はまったく異なるものになります。
家の形と間取りの深い関係性
先ほども申し上げましたように、家の形は間取りと深い関係性があります。
そのため、家の形にこだわりすぎると暮らしにくい家になってしまう可能性があります。
反対に、間取りにこだわりすぎると、おしゃれな外観とは程遠いものになってしまうことも考えられるのです。
ですから、間取りを考える際には外観についても同時に検討する必要があると言えるでしょう。
また、それぞれ土地の広さや立地などの条件が異なりますので、「この外観がいい」とは一概には言えないものです。
しかし、間取りの選択肢を増やし、外観をおしゃれな家にするコツはあります。
それは、家の形をできるだけシンプルにするということです。
シンプルにすることで、どこかでアクセントをつけたときにはそこがより引き立つということにもつながります。
せっかくの新築ですから、間取りも外観も自分や家族が気に入るものにしたいものですよね。
おしゃれな外観の新築に!窓はどう選ぶ?
おしゃれな外観の新築にするには、窓はどう選んだらいいのでしょうか。
まず、大前提として、窓には「採光」「通風」の役割があります。
そのため、窓をどこに配置するかは家の中の陽当たりや風通しを重視したいところです。
ですから、どの部屋のどこに窓を設置するか、間取りを検討する際によく考える必要があります。
このことについては、ハウスメーカーの担当者や設計士とよく相談するようにしましょう。
窓の位置が決まったら、窓の種類を決めることになります。
窓には多くの種類があり、家の外観によっては合わない窓もあるので注意するようにしましょう。
例えば、家の形や外壁がスタイリッシュなのに、一般的によく見かけるタイプの窓である「引き違い窓」を全部の窓に採用したとしたらどうでしょう。
見た目が悪くなるということはないでしょうが、せっかく家の形や外壁にこだわったとしても、ごく普通の外観の家になってしまう可能性があります。
そうならないように、「ここは引き違い窓にするけど、ここは滑り出し窓にしよう」などと、間取りと外観のバランスを考えて窓を採用するといいのではないでしょうか。
外観がおしゃれな新築にするには外壁にもこだわりを!
外壁は、その家を印象付けるとても大切なものです。
そのため、新築の外観をおしゃれにするには、外壁にこだわってみてはいかがでしょうか。
外壁を決める際には下記のことが重要になります。
・自分たち家族の好み
・費用
・メンテナンス
まず、自分たち家族の好みでどのような色や素材の外壁がいいか考えます。
(ただし、このことについては注意した方がいい点もあります。)
それと同時に、外壁にかかる費用や、後述する将来のメンテナンスについても一緒に考えるようにしましょう。
それでは、一般的にどのような外壁があるのかご紹介していきます。
●サイディング(窯業系)
セメントと繊維質や無機物を混ぜて固めたものです。
日本における約70~80%の住宅で、この窯業系のサイディングが採用されています。
他の外壁材と比較して安価で、施工費もあまりかからないことから人気があります。
また、豊富にデザインがあるのも特徴です。
●サイディング(金属系:ガルバリウム鋼板)
ステンレスの鋼板でできているものです。
メンテナンスがあまりいらないというのがメリットの一つです。
スタイリッシュな外観の家にしたいのであれば、おすすめです。
●タイル
粘土や石材などを砕いて、焼き固めたものです。
そのため、耐水性と耐火性に優れているのが特徴です。
かわいらしい家にしたいのであれば、外壁材をタイルにするのもいいかもしれません。
●ジョリパット
いわゆる塗り壁のことです。
砂と塗料を混ぜて作られています。
カラーバリエーションが豊富なのが特徴の一つです。
外壁に境目を付けずに綺麗に仕上げたい方にはおすすめの外壁材です。
このように素材もいろいろありますが、その中にも色や見た目の違いがあります。
どの外壁材を選ぶかによって家の印象は大きく異なりますので、慎重に決めたい項目の一つでもあるでしょう。
新築で重要なポイント!家の外観と外構のバランス
新築をする際、家の外観と外構のバランスも重要なポイントと言えます。
家のまわりが荒れ放題であれば、いくら家の外観をおしゃれにしても台無しです。
そのため、外観のデザインが大まかに決まったら、どのような外構にしたいかも考えておくようにしましょう。
例えば、
●こだわりの外観を引き立たせるように、暗くなると家をライトアップする
●植栽をたくさん植えることで、より洗練された印象にする
●外観に合う門柱を造って、そこにこだわりのポストを設置する
などです。
外構は家づくりの終盤で決めることがほとんどなので、どうしても優先順位が下になってしまいがちです。
しかし、外構に何も手を加えていない状態のままでは、見た目もよくありません。
ですから、外構についてもできるだけはやめに検討することをおすすめします。
外観を決める際の注意点
新築で外観を決める際にはいくつか気を付けたい点があります。
先ほども少し触れましたが、まず、メンテナンスについてです。
一戸建てを購入したら、外壁のメンテナンスや修繕がどうしても必要になってきます。
しかし、外壁材によってどの程度メンテナンスや修繕が必要になるかは異なります。
ですから、メンテナンスや修繕についてを頭の片隅に置きながら外壁材を検討するようにしたいものです。
また、近隣住宅との調和についても気を付けたいところです。
例えば、近隣の家が白やベージュなどの優しい色目の外観がほとんどなのに、自分の家だけ派手な色などという場合はどうでしょうか。
もちろん、外観を自分がおしゃれだと思う色にすることは大切なことです。
しかし、あまりにも周囲の家と調和が取れていないと、悪目立ちしてしまう可能性もあります。
そのため、外壁の色だけではなく、家のデザインに関してもあまりにも奇抜すぎるものは避けた方がいいのかもしれません。
外観にこだわってお気に入りの家に!
どのような外観にするかで家の印象は大きく異なります。
そのため、外観を考える際には、家の形や窓、外壁材や外構などを総合的に考えるようにしましょう。
ここでは触れませんでしたが、屋根の形や玄関ドアのデザインも大切なポイントでもあります。
新築を建てる際には決めることがたくさんあって大変ですが、満足のいく家にするためにも、自分たちが納得するまでこだわって決めていきたいものですね。